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2010.02.01
カンガルーの本棚④ 気持ちを伝える
自分の気持ちを伝えるための2冊の本を読みました。
平木典子さんの「子どものための自分の気持ちが<言える>技術」と「自分の気持ちをきちんと<伝える>技術」という2冊です。
自分の気持ちをまわりの方にうまく伝えることは難しいものです。
先日も何気なくテレビのチャンネルをかえますと、「黙っていても分かり合える関係・・」という言葉が飛び込んできました。一見深くて、実はお互いの理解が進まない日本社会の一面を見る思いがしました。
適切な自己表現とはどういうものなのか、またいろいろな場面で子どもが持つ感情を受けとめて、子どもの立場でどのようにその感情を表現すればよいのかをコーチするなど、示唆に富む内容です。
お子さんをお持ちの方は、「子どものための自分の気持ちが<言える>技術」を読まれるとよいかと思います。
素敵な親子関係を築くことができる、きっかけになるかもしれませんよ。
2010年2月1日
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2010.01.24
カンガルーの本棚③ 「ほめ言葉」ブック
平木典子さんの「ほめ言葉」ブックを読みました。大和出版からの発行です。
「子どもはしかって育てるより、ほめて育てましょう」とよく言われますけれども、実際に子どもをほめることは簡単ではありません。
うまくいった時や、人より優れた時には、素直にほめることができるのですが、そうでない時にもほめるとなると、なかなか難しいものです。
平木さんの本では、いろいろな場面でのほめ言葉を、かわいいイラストとともに、分かりやすく説明されています。
1.好きは好きと言ってみよう
2.「気づきました」のサインを出そう
3.ありのままのその人を受け入れよう
4.感謝の気持ちをいろいろな言葉に託そう
5.相手の<魅力>や<すごさ>を知らせてあげよう
6.こんなとき、こう励まそう
7.こんなとき、こうねぎらってあげよう
まわりの方の良いところに気づき、その方とよい関係を結ぶための言葉がぎっしりとつまっています。
子どもだけではなく、家族やご近所、職場の人との関係にお悩みの方、ご一読されることをお勧めいたします。
2010年1月24日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.01.21
カンガルーの本棚② 大人のAD/HD
AD/HDという言葉をご存知ですか。
AD/HDは注意欠陥・多動障碍の略です。
多動性・衝動性・不注意を特徴とする脳の特性です。
これまではどちらかといえば子どものAD/HDが注目されてきましたが、最近になりようやく成人に達したAD/HD、即ち大人のAD/HDが注目されるようになってきました。
田中康雄先生著、講談社発行の「大人のAD/HD」は入門書として最適の書と思います。
AD/HDの方が持つ積極性や柔軟性などのハンター(漁師)的要素を大切にしながら、気の長さや計画性などのファーマー(農民)的要素の弱さをいかにカバーしていくかなど、教えられることが多く書かれています。
何となく生きづらさを感じられている方に、ご一読されることをお勧めいたします。
2010年1月21日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.01.15
カンガルーの本棚① 雨にぬれても
福祉関係の理事会に出かける電車の中で、1冊の本を読みました。
上原隆さんの「雨にぬれても」です。上原さんの著書を読むのは3冊目になります。
上原さんは、どこにでもいるごく普通の人の生活を、ていねいに描かれています。
あとがきの中で上原さんは次のような夢を語られています。
「私は本書に書いたような文章を新聞紙面に載せたいと思っている。アメリカのコラムニストのような仕事がしたいのだ。新聞の隅っこに載っていて、朝食を食べながら読んだ人がふとコーヒーカップを宙で止めるような文章。そしてその文章が心に残り、その日一日人に対してやさしい気持ちになれるようなもの。・・・」
「日常の細部に幸せを感じるようなていねいな生き方をしなきゃ。」
忙しい忙しいと言い訳しながら、何も見ず、何も感じない毎日を過ごしてはいないかと反省しました。
2010年1月14日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏