カンガルーの小部屋

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  • 2025.02.26

    聴診器のむこうに ほとんど8才

    お誕生日まじかの男の子に、

    「学校では、ほとんどの子が、8才だよ」と教えてくれます。

    「ボクもほとんど、8才だね。髪の毛だけが、まだ7才かな」とお話しすると

    不思議な顔をします。

    そう、誕生日が近づくにつれて、

    だんだん7才から8才に変わっていくものなんです。

    もちろん、頭の中もだんだん8才になるから、心配しなくていいからね。

    2025年2月26日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.02.25

    聴診器のむこうに かわいいうさぎさん

    4才の女の子は、ピンク色の服を着て、

    ピョンピョン跳ねながら診察室に

    おみみを前に垂らすと、かわいいうさぎさん

    寒い日が続くので、あったか服はいいですね。

    板宿の商店街も、跳びながら帰ってくださいね。

    2025年2月25日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.02.23

    聴診器のむこうに ゴジラじゃなくて

    7才の男の子のトレーナーには、わたし好みのゴジラの絵柄

    「ぼく、ゴジラがすきなの」と尋ねると、

    「ゴジラじゃなくて、恐竜だよ」との答え

    「夜中に音がするので、窓を開けてみると、恐竜さんがいたらどうする

    頭から、がぶりかもね、そのために、おいしくなっておこうね」と続けると

    「・・・」

    おおすべりした後は、はやく診察を進めましょうか

    2025年2月23日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.02.22

    聴診器のむこうに クルミちゃんと

    13才の女の子は、クルミにアレルギーがあります。

    間違って食べないように、いつも気を付けているというので

    「クルミちゃんという名前の子にも、注意がいるよ」と指導すると

    「いるいる、近所のお姉ちゃんにクルミちゃんが、でもやさしいよ」

    お近所さまとの関係を壊さないように、次の話題に進みましょう。

    2025年2月22日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.02.06

    聴診器のむこうにボクに名前を付けてね

    寒い日の外来に、8才の男の子が来られます。

    「寒かったでしょう、天気予報ではね、今日は雪だるまさんが降るみたいよ」

    「たくさん雪だるまさんが降ってくるみたいだから、

    一人ひとりに名前をつけてあげてね」と、お願いします。

    男の子は、「なにいってんだろう」という、キョトンとしたお顔

    落ちてくる雪だるまさんに当たらないようにも、気を付けてくださいね。

    2025年2月6日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.02.05

    聴診器のむこうに のこり鬼

    福豆を買ったときにいただいた、オニさんのお面

    節分の翌日には、もう季節外れのお面になりました。

    外来で、「日にちが過ぎたけど、もらってくれる」とお願いすると、

    2人の子どもが手をあげてくれました。

    のこり鬼を手にしたあなたには、特別のいい運が来ますように

    2025年2月5日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.02.01

    あたまのよくなるカンガルー 子どもとおとなと

    1月30日 アトピー性皮膚炎の講演会に出かけました。

    講師の先生は、産業医大皮膚科の澤田雄宇先生です。

    日本人に多いとされている、IgEが高くならない内因性アトピー

    一方、小児科で診察するのは、アトピックマーチの起点となる

    IgEが高くなる外因性のアトピー

    この違いが、どの年齢から変わっていくのかと質問します。

    アトピー性皮膚炎と、ひとくくりにされる疾患にも、

    いろいろなタイプがあるのですね。

    2025年2月1日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.01.29

    聴診器のむこうに 鬼が多いから

    7才の男の子に大人の事情を説明します

    「今年はね、海苔も大豆も値上がりして大変だから

    節分の豆まきをしないおうちが、増えたんだって」

    「それで、オニさんが怖くないって喜んで、増えてるんだって」

    「オニさんがやってきたら、ボクから食べてと言って

    妹さんを守ってあげてね」とお願いします。

    男の子の顔は、だんだん真剣な表情に変わってくるので

    すこし言い過ぎたかなと、反省です。

    2025年1月29日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

     

  • 2025.01.28

    聴診器のむこうに バスケか水泳か

    11才の男の子は、進路が決まり

    余裕の表情に姿で診察に来られます。

    トレーナーの模様は「バスケがしたい」

    つっこんで尋ねると「中学では、水泳をします」

    なんだかわからなくなってきたけれど、おめでとう

    2025年1月28日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.01.25

    聴診器のむこうに その日のうちに

    5才の男の子は、ふわふわクマちゃんと一緒に診察室に入ってきます。

    今日もらったばっかりのクマちゃんだとか

    「まだ名前はついていないよね」と思いながら、

    それでも尋ねてみると、「ホッチ」

    速攻のネーミングだけど、おしゃれですよ

    2025年1月25日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.01.24

    あたまのよくなるカンガルー スイーツ片手に

    1月23日 アトピー性皮膚炎の講演会に出かけました。

    会場の東梅田は、高層ビルが立ち並び、会議室の入り口がどこにあるのか迷います

    アトピー性皮膚炎の治療のお話しの講師役は

    藤田医科大学皮膚科の杉浦一充先生です

    会が終わり懇親会の席で、

    全身療法の薬の量は、成人と思春期の青年とでは微妙に違うのではないかと

    スイーツを片手に杉浦先生に質問します。

    杉浦先生の丁寧なお答えをお聞きし、

    明日からのアトピー性皮膚炎の治療に役立てようと思いました。

    2025年1月24日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.01.23

    聴診器のむこうに 寒いのいやだ

    10才の男の子は、サバイバルシリーズの本に、はまっています。

    今回手にしているのは「南極サバイバル」

    そこで、「北極の氷が解けるらしいよ、ホッキョクグマが困ってるらしいよ、

    助けにいかなくっちゃね」と伝えると、

    「さむいの いやだ」

    南極と、北極

    どちらも寒いと思うのですがね

    2025年1月23日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.01.21

    聴診器のむこうに エビ型スマホ

    14才の男の子の胸には、パンダさん

    右手にエビフライをもって、「もしもし」しています。

    もしかして、これは、新型のスマートフォンですか。

    男の子の答えは、「そんなこと、ないでしょ」と、つれないもの

    でも、 実際に売っていたら、欲しくなりますよね。

    2025年1月21日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.01.20

    聴診器のむこうに 祝連載開始

    午前の診察が終わるころ、「連載が決まったんです」とおかあさんが来られます。

    以前に、ガンダムのイラストをプレゼントしてくれた男の子の作品が連載開始とか

    アプリ「マンガBANG!」を開いて「魔導学園の劣等竜騎士」のタイトルを探すと、

    原作:八茶橋らっく、漫画:ショウリの名が書かれています。

    男の子は、漫画の担当です。

    すこしとがった感じの絵だけど、みなさん応援よろしくお願いしますね。

    2025年1月20日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.01.18

    聴診器のむこうに うさぎケーキ

    7才の女の子の服は、ケーキの模様

    もしかして、「がらヘン」なのかと思い、女の子にお願いすると

    うさぎさんに変わります。

    ケーキがうさぎさんに化けたのか

    それとも、うさぎさんがケーキに隠れていたのか

    謎が深まる出会いです。

    2025年1月18日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

     

  • 2025.01.09

    聴診器のむこうに おくちを開けて

    15才の男の子は、診察が終わるとかわいいウシさんをとりだします。

    耳から、コードレスイヤホンを外すと、

    ウシさんのお口を開けて、しまいます。

    体が大きな男の子と、かわいいウシさんの組み合わせにびっくり

    でも、わたしは好きですよ

    2025年1月9日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.01.03

    かんがるうっ子 お祝いのヘビくん

    おせち料理につきものの、かわいい練り物

    帽子をかぶったヘビくんと、手作りのヘビくん

    手も足も出ないヘビくんに代わって、

    わたしたち人間が、世界で続く戦争に、反対の声をあげましょうね。

    2025年1月3月

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2024.12.28

    聴診器のむこうに 神キュービック

    9才の男の子は、四角い何かを両手でクルクル回しています。

    見る間に、色をそろえて完成します。

    「すごいね」と感心すると、

    あっというまに、いろいろな模様に変化させていきます。

    ただただ、びっくりのキュービックでした。

    2024年12月28日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2024.12.27

    聴診器のむこうに ぼくのアンパンマン

    2才まえの男の子に、たまごの入ったパンを負荷します。

    おかあさんから、パンの袋を受け取ると

    男の子は、「アンパンマン、アンパンマン」と、必死に抗議します。

    「大丈夫、1本だけ取って、すぐに返すからね」と話しても、泣き叫び続けます。

    ようやく納得して、アンパンマンパンを取り出して

    半分の負荷を、一口でパクリ

    負荷の待ち時間に様子を見に行くと、

    アンパンマンのぬいぐるみを手に、ご機嫌さん

    バギーからも、アンパンマン一家が顔をのぞかせています。

    お願いして、机の上に並べて、アンパンマンごっこをします。

    アンパンマンいのち

    しっかり食べて、たまごアレルギーを治しましょうね。

    2024年12月27日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2024.12.26

    聴診器のむこうに ぬいぐるみ大好き

    10才の男の子は、ぬいぐるみ集団に囲まれて大満足

    前にお会いした、年季物のライオンちゃんの他にも

    大きいライオンさんや、レッサーパンダも登場します。

    とってもかわいいけれど、聴診器が胸にあたりません。

    みなさん 少しだけ、机の上にお引越ししてもらって、

    診察をしても いいですか

    2024年12月26日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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