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2025.08.22
聴診器のむこうに チャックを開けて
6才の女の子は、クマさん柄のTシャツ姿
服の間から、クマさんが顔を出しているポーズです。
「ねえねえ、わたしがチャックを開けてあげたの?」と尋ねると
女の子は「・・・」
だけど、気が付かないうちに、チャックを開けたげたんだと思うんですけれどね。
真相はいかに、謎が深まります。
2025年8月22日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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2025.08.21
聴診器のむこうに 海にいくのかな
もうすぐ2歳になる男の子は、スイカ姿で抱っこされています。
まあるいお尻にぴったりのスイカの絵柄
このまま海に出かけると、目隠しをして長い棒を持った子どもに
追いかけられるかもしれませんね
2025年8月21日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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2025.08.20
聴診器のむこうに 50周年ヒーロー
7才の男の子の胸には、いろんな顔が書かれています。
「何なのかな」と尋ねると
今年50周年を迎える戦隊シリーズの赤タイプを集めたものとか
男の子が生まれる前のヒーローの方が多いかも
わたしには、ひとりの名前もわからないですけれどね
2025年8月20日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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2025.08.19
聴診器のむこうに 白熊それとも黒熊
動物が大好きな11才の男の子
「もし、サンタさんがクマをあげるっていったら、飼ってみる気がある」と尋ねると
まんざらでもなさそうな表情です。
「だったら、シロクマそれともクロクマ」と確認すると、
「クロクマ」
「だってシロクマは、体温調節が難しそうだし」
未来の獣医さん、しっかり勉強してくださいね。
2025年8月19日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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2025.08.18
聴診器のむこうに 姉妹の名前は
9才の女の子は、ハムスターを飼っています。
「なんて名前をつけたの」って尋ねると
「しーちゃんと、まいちゃん」と答えが返ります。
何故なんだろうと首をひねっていると
「二人は姉妹だから、しーちゃんと、まいちゃん」と解説してくれます。
簡単なようで、奥が深い名前に感心しましたよ。
2025年8月18日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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2025.08.17
聴診器のむこうに 三太郎くん
「先生 見てみて」と、看護師さんが声をあげます。
診察室に現れたのは、同じTシャツ姿の3兄弟
頭はバッチリ、パパの手による借り上げ姿
8才 4才 1才の3兄弟の勢ぞろいに、拍手です。
2025年8月17日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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2025.08.16
聴診器のむこうに 輪っかの魔術
8才の女の子は、きれいな輪っかを
裏返したり、またもとに戻したりして遊びます。
「それ、どうしたの」と尋ねると
「折り紙でつくった」と答えます。
それはすごい、輪っかからハトが出てくると、もっと楽しいかもですね。
2025年8月16日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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2025.08.15
聴診器のむこうに 服との境目が
12才の男の子は、黒い服を着て登場します。
服から出ている腕や首は、服との境目がわからないほどに「まっくろくろすけ」
サッカーをして、4Lの水分を飲み、夏バテなんかどこか知らない国の言葉
温暖化に適応した、新人類の登場です。
2025年8月15日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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2025.08.12
聴診器のむこうに 移ろいゆくは
9才の男の子は、ブロックのおもちゃを使って、見せてくれます
「これ、潜水艇」
なるほどなるほど、机の上に置いとくと
次に来た6歳の男の子も、手に取って遊び始めます。
出来上がったのは、がっちりしたお舟
このお舟も、何日この形を保つやら
移ろいゆくは世の常と言うけれど、まあしかたないですね。
2025年月12日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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2025.08.02
聴診器のむこうに ぼくにもちょうだいね
たまごの負荷試験に使うため、カステラを持ってきてもらいます
1つ全部を食べるのは無理なので、お皿に取って切り分けます。
ニワトリさんのお人形も、食べてみたそうに近寄ってきます。
ダメダメ、まずは男の子が食べてから
残りは誰が食べるのか、ゆっくりと相談しましょうね。
2025年8月2日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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2025.08.01
聴診器のむこうに 星への旅
8才の男の子が「木製、土星、天王星、海王星までは、何光年あるのですか」と質問するので、
「歩いていくのか、走っていくのか、泳いでいくのか、跳んでいくのかで変わります
じぶんで試してみましょう」と紙に書いて答えます。
男の子は、太陽系の星を紙に書いて、
「めちゃくちゃたいへんそう」と感想を書きます。
自分で試そうと思うと、その大変さに気づきます。
夏休みの課題学習で、挑戦してみてくださいね。
2025年8月1日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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2025.07.31
聴診器のむこうに さるの手
女の子の肩に、茶色いおかしな模様
何かの手のように見えるけど、
くるりと回って背中を見せてもらうと、おさるさん
これはインパクト100%です。
街で出会うと、驚いちゃいますよね。
2025年7月31日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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2025.07.27
聴診器のむこうに もう少しでお誕生日
「あと12日で8才になるんだ」と、男の子が教えてくれます。
そこで、お誕生日までの過ごし方を伝授します。
「おはよう、いただきます、ごちそうさま、ただいま、おやすみなさいって言えたら、
ひとつにつき1ポイント、いちにちで5ポイント、12日で60ポイント
このうち、50ポイント以上貯めると、豪華なお誕生日プレゼントが待ってますからね」
以上の詳細を、キリンのノートに書いて渡します。
次の診察が、また楽しみになりました。
2025年7月27日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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2025.07.26
聴診器のむこうに 素敵なランドセル
1年生の男の子の背中には、体よりも大きなランドセル
抹茶色の渋い色合いです。
その上に、何やら恐竜の群れ
ランドセルカバーだそうですが、
ランドセルの大草原で遊ぶ恐竜くんは、楽しそうですね。
2025年7月26日
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2025.07.24
聴診器のむこうに かぶりものも許可を得て
7才の男の子は、ライオンキングのかぶり物が大好きです。
おかあさんと話をしていると、手持ちぶさたなのか、
診察室のお人形の頭に、次々とかぶせていきます。
さいごは、大切な龍のお人形の頭にも。
龍くんは、目を丸くして少し迷惑そう。
遊ぶのはいいけれど、かぶせる時にはちゃんと、
お人形さんの許可を得てからにしてくださいね。
2025年7月24日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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2025.07.22
聴診器のむこうに UFOしてる
8才の男の子の胸には、UFOキャッチャー
今まさに、ゲットしようとしている瞬間です。
むかし、UFOキャッチャーにはまった時もありましたが、
あまりにもゲット率の低さに長続きしなかったことを、思い出します。
たくさん取れたら、先生にも分けてくださいね。
2025年7月22日
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2025.07.18
聴診器のむこうに ねこの恩返し
8才の女の子は、ネコの絵が付いたウェストポーチをつけています。
「中に、ねこのおやつが入っているの」って尋ねると
「いいえ」というので
「おやつをネコにあげると、恩返しにネズミを持ってきてくれるよ」というと
「いやーっ」と、ひかれてしまいます。
だったら、もっと素敵なものをプレゼントに持ってきてと、頼めばいいのにな
はじまりは、恩返ししてもらえる、おやつをあげることからですよ。
2025年7月18日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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2025.07.15
聴診器のむこうに 見に行くのか行かないのか
7才の男の子の胸には、アロザウルス
「恐竜が現れたら、見に行くのかな」と尋ねると
「見に行けへん」との答えが返ります。
もう一度「今日限定で現れたらどうする」と続けると
しばらく考えてから「やっぱり見に行く」
そう期間限定や、ご当地限定って言葉には、弱くなってしまうよね
2025年7月15日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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2025.07.12
聴診器のむこうに それは楽しいでしょうに
外来に来られた青年は、大阪万博に行ったと言います
「どこが見どころだったの」と尋ねると
パビリオンは一つだけ見学
後は会場内を歩いていたとのこと
「楽しかったです」というので
「誰と行ったの」と質問すると 「彼女さんと・・・」
それは楽しいでしょう
別に万博でなくても、最高ですよね
2025年7月12日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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2025.07.10
聴診器のむこうに ちちはチャンピオン
7才の男の子は、かっこいい服で入場します。
キックボクシングを習っていて、その練習着とのこと
そばにおられたおかあさんに、お話をお伺いすると、
おとうさんは、 元J-NETWORK スーパーフェザー級王者の
fire 仭士(ファイヤーひろし)さん
垂水にジムを開かれて、男の子もそこでトレーニング中
「痛くない」と尋ねると、「痛いけど、なれた」との答えが返ります。
「採血しましょうね」と聞くだけで逃げ回る、先生とは大違いですね。
2025年7月10日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏

