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2024.06.18
聴診器のむこうに みんなで手分けして
16才の女の子は、野球部のマネージャー
「部員に、お守りとか作ってあげるのかな」と尋ねると、
「いま おサルのお人形を、作ってるんです」
「だったら、特別な子には、中に手紙なんか入れたりして」と深読みすると、
「ややこしくなるから、みんなで、手紙は入れないようにって決めたんです」
青春の告白は、こうして消えていったのでした。
2024年6月18日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2024.06.17
聴診器のむこうに 手には日本語で
14才の女の子は、ESS部で活躍中
手には、しばらくの予定がびっしりと書かれています。
でも、これって日本語で書いた予定表
将来は、英語で予定を書けるようなるといいですよね
2024年6月17日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2024.06.14
聴診器のむこうに マスクがわりに
5才の男の子は、仮面をつけて登場します。
何かのキャラクターを、おとうさんに作ってもらったとか
裏に、セロテープをつけて、顔に直接貼り付けています。
診察の後も、もう一度 顔にペタリ、
もしかして、このマスクが大流行したりなんかして
特許で儲けたお金は、山分けとしましょうね。
2024年6月14日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2024.06.13
聴診器のむこうに 一緒に遊べて楽しかった
4才の男の子は、得意げにぬいぐるみを見せてくれます
名前は、「キャットナップ」、、ホラーゲームに出てくるキャラクターです。
男の子に抱っこしてもらい、お椅子に座らせて、
次は、わたしの肩に、おんぶします。
胸についている黄色いバナナのようなものは、お月さま
さっそく、地球儀とツーショット。
しっかり遊んで、また今度も一緒にあそぼうね
2024年5月13日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2024.06.11
聴診器のむこうに 正解までの道のりは
高校一年生の男の子に、部活は何に決めたのかなと尋ねます。
男の子は、「ラケット」と、ヒントを出してくれます。
さては、クイズ形式の会話かな
笑いをとろうと、「野球」と答えるとブーッ、「サッカー」もブーッ
看護師さんは「相撲」と、どんどん方向がずれていきます。
冗談はおしまいにして、正解を急がねばと「テニスでしょ」と答えると、ブッブー
男の子はあきれ顔で「卓球です」
次の診察も、あきれずに来てくださいね
2024年6月11日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2024.06.09
聴診器のむこうに オッと食べこぼし
4才の男の子の胸には、おさかなのワッペンが
ポケットから顔を出してる、赤いクジラさんは、どこかでお会いしたような
もしかして、これってお菓子の「オットット」
ポケットから食べこぼし 「オットット」なんちゃってね
家でいつも言われている言葉だから、すぐに思いつくんですよね。
2024年6月9日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2024.06.04
聴診器のむこうに 愛よりカネ
13才の男の子は、ナッツアレルギーで通院しています。
ナッツはね、洋菓子やチョコレートに入ってるから、気を付けようね
特にバレンタインの時には、チョコダメなんで、愛をくださいねって言おうねと助言します。
男の子はすぐさま「愛よりカネ」と答えます。
いきなり本質論議になり、看護師さんと一緒に大笑いしました。
2024年6月4日
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2024.06.03
聴診器のむこうに なつかしの姿
9才の男の子が、手に持ってきたのは、手足が長いお人形
どこかで見たことがあると思ったら、お顔はあの「ガーガーバード」
おなかを抑えると、例の「ガーガー」という鳴き声がします。
いつの間にか、手足が長くなってけど、なつかしのガーガーです
2024年6月3日
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2024.06.01
聴診器のむこうに すこし恥ずかしそうに
7才の女の子は、手を少し隠しながら登場します。
診察を始めると、長い爪
もしかしてこれって、ネールアートじゃありませんか
「両面テープで、くっつけたんですよ」と、おかあさん
うさちゃんのシャツも、お似合いですよ
2024年6月1日
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2024.05.31
聴診器のむこうに ボクおいしくないからね
4才の男の子が、アンパンマンに登場するおもちゃも持って現れます。
大きく口をパクパクさせて、迫ってくるので、
助けに入ったのが、机の上のスヌーピー
食べるなよ、ボクおいしくないからね
必死の訴えも届かず、顔からパクリ
小さなドラマは、悲しみの終焉を迎えます
2024年5月31日
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2024.05.29
聴診器のむこうに とんかつ見つけたよ
診察が終わり、次の患者さんをお呼びしていると、
机の上に、ぬいぐるみさん
診察室のおもちゃ箱の住民ではなさそうなので、
迷子かなと心配していると、
6才の男の子が「みつけ」と、入ってきます。
名前を聞くと「とんかつ」
迷子になって誰かに食べられないように、気を付けてくださいね。
2024年5月29日
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2024.05.28
聴診器のむこうに 兄妹でパトロール
5才のおにいさんと、4才のいもうとさんは、
着てきたシャツを指さして「見てみて」とアピールします。
おにいさんの、紺色のシャツにも
いもうとさんの、ピンクのシャツにも
ワンワンの絵が描かれていますが、
「パウパトロールやで」と教えてくれます。
兄妹ふたりで、町の安全のためにパトロール
ケガしないように、頑張ってくださいね。
2024年5月28日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2024.05.27
聴診器のむこうに 帽子を拝借
学生帽をかぶってくる小学生
いつも気になって、今日は思いきってお借りすることにします。
わたしの頭には小さいのか、ちょこんと頭に乗っけるだけですが
鏡に映る姿を、写真に収めます。
実年齢は○○さい
でも、もう一度学生帽をかぶって、学校に通いたいな
2024年4月27日
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2024.05.26
聴診器のむこうに イヌかパンダか
7才の男の子の手には、間延びしたパンダ君
男の子は、「スヌーピーだよ」と主張するのですが、
それにしても、間延び顔
ペットボトルを入れられて、歩いていると
顔がのびるのは、仕方ないことかもしれませんね。
2024年5月26日
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2024.05.24
聴診器のむこうに 推し写真
おかあさんのバッグから、写真がついたストラップがのぞきます。
「おとうさんの写真ですか」と尋ねると
「推しのタレントさんの写真です」と即答されます。
推しのタレントさんの名前をお聞きしましたが、
わたしの記憶ファイルにはありません。
昭和までの方なら、どうにか検索できるので、
次回は、長谷川和夫さんの写真でお願いしますね
2024年5月24日
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2024.05.23
聴診器のむこうに おなかに入るかな
2才の女の子は、カニパンの負荷に挑戦します。
大人の手のひらくらいの大きさのカニパンをふたつ
おなかがいっぱいになって、無理かなと思っていると完食します。
恐るべし2才の女の子
これでまたひとつ、食べられるものが増えましたね
2024年5月23日
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2024.05.14
聴診器のむこうに パープルガール
5才の女の子は、完全コーデ
マスク、シャツ、コート、スカート くつしたから、長靴まで
完全にパープルで、決めています。
「紫色が、好きなので」と、おかあさん。
あたらしいブームが、巻き起こりそうです。
2024年5月14日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2024.05.13
聴診器のむこうに 母の日に
「母の日は、なにか、おかあさんにプレゼントしましたか」
6才の女の子に、たずねます。
女の子の答えは、「肩たたき、110回したよ」
なんで、110回なんだろう。
数字への疑問は、いつまでも残ります。
2024年5月13日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2024.05.11
聴診器のむこうに 強盗犯
9才の男の子は、採血されるのが大の苦手です。
少しでも気持ちを和らげようと、
「よかったね、今日は採血上手の、ゴッドハンドの看護師さんがいるよ」というと、
「ごうとうはん」と、確認してきます。
いえいえ。強盗犯ではありません。
きっちりと同意をとってから、少し体から血をいただくだけですからね。
家に帰ったら、ゴッドハンドを、辞書で調べてみてくださいね。
2024年4月11日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2024.05.08
聴診器のむこうに あたまにスイカが
8才の女の子のあたまに、なにやら赤いものが
はは~ん、朝食べたスイカの食べ残しかな
よく見ると、髪飾り
おかあさんに尋ねると「100均で売ってますよ」とのこと
「あたまに、スイカ」
なにやらことわざにあったような、なかったような
もうすぐ夏ってことですよね。
2024年5月8日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏