カンガルーの小部屋

 カテゴリー 一覧

  • 2020.02.01

    聴診器のむこうに ポケ友がふえたよ

    冬2020.01.31  (14)

    7才の男の子は、両手にポケモンのフィギュアを持っています。

    「先生にみせるって、言うんです」と、おかあさん

    1匹の名前は、ディアルガ

    あとの1匹の名前は わかりません

    「ザマゼンタって、いうんだよ」と、男の子

    さっそくスマフォを開いて、調べます。

    またひとり、ポケ友が増えました。

       2020年2月1日

       いたやどクリニック 木村彰宏

     

  • 2020.01.11

    聴診器のむこうに 森の学校

    yjimage[8]

    小さい時から診察に通われている男の子は

    今は小学校の先生になられました。

    全校生徒数が28人の山の中の小学校とお聞きし、

    「知らない間に、タヌキの子が教室に座ってませんか」

    と確認します。

    「さすがに タヌキはないですけど、

    シカやサルやイノシシは来ますよ」との答え。

    わたしの心は、すっかり森の学校に通い始めてしまいます。

        2020年1月11日 

        いたやどクリニック 木村彰宏

     

  • 2020.01.04

    聴診器のむこうに 本が大好き

    冬2020.01.04  (21) 冬2020.01.04  (19)

    1年生の男の子は 診察のあと、

    部屋を出る時に浮かぬ顔

    サンタさんからもらった本を、

    わたしに見せる機会がなかったとのこと

    そういうことは、何よりも大切なことです。

    どれどれ、2冊ももらったんですね。

    かいけつゾロリと、ドラえもんの科学ワールド

    男の子は、むずかしい字を集中して読んでいきます。

    本が大好きなことを、サンタさんは知っていてくれたんですね

        2020年1月4日

        いたやどクリニック 木村彰宏

     

  • 2019.12.28

    聴診器のむこうに アマゾンに

    yjimage[1]

    3才の男の子のおうちには、

    前から欲しかったパズルのおもちゃが届きました。

    「すごいね、欲しかったもの サンタさんはわかるんだ」と驚くと

    男の子は、「サンタさん ボクのお願い聞いてから

    すぐアマゾンに頼みよるのかも」と答えます。

    地球をぐるりと回って届いたプレゼント

    大切に遊んでくださいね

       2019年12月28日

       いたやどクリニック 木村彰宏

  • 2019.12.27

    聴診器のむこうに 早起きして

    冬2019.12.25  (8) 冬2019.12.25  (9)

    9才の男の子は 手提げ袋からサンタさんのプレゼントを

    大切に取り出して並べます

    いつもよりず~っとはやく 4時半に起きてゲットしたそうです。

    おもちゃは、仮面ライダーゼロワンの変身アイテム

    先生が困った時は、変身して助けてねとお願いしたいのですが

    働き方改革の時代

    お助けのお願いも予約制ですと言われないか心配になってきました。

        2019年12月27日

        いたやどクリニック 木村彰宏

     

  • 2019.12.26

    聴診器のむこうに 2回来たよ

    61VAF-vh3jL._SX451_BO1,204,203,200_[1] 510jZDkzMJL._SX679_[1]

    クリスマスの朝、1年生の男の子に

    サンタさんが 何を持って来てくれたか尋ねます。

    男の子の答えは「カラコロピタンとスィッチ」

    「20日と、24日に 2回来たんよ」と説明してくれます。

    それは大変、間違って2回配達された恐れがあります。

    「もう使ってしまったから、返品できません」と、

    答える練習をしておきましょうね

       2019年12月26日

       いたやどクリニック 木村彰宏

  • 2019.12.24

    聴診器のむこうに 魔法のふく

     冬2019.12.04  (25) 冬2019.12.04  (26) 冬2019.12.04  (24)

    6才の男の子は、採血をしても泣かないで頑張ります。

    採血が終わって、服の胸の模様の色が変わることに気づきます。

    はじめは、黄色いマーク

    ふりむくと 赤いマークに

    手でなでると、次々に色変わります。

    魔法のふくは、男の子の頑張りを 応援していたんですね

        2019年12月24日

        いたやどクリニック 木村彰宏

     

  • 2019.12.23

    聴診器のむこうに 人生は

    冬2019.12.20  (5)

    6才の男の子は、春から1年生

    「小学校で、いっぱい楽しいことがあるといいね。

    でも、楽しいことだけじゃなくって、つらいこともあるかもね、

    少し難しいかもしれないけど、人生もおなじだからね」と伝えると

    男の子は、「うん、ボク 人生は良く知ってるよ」と、答えます。

    診察の合間に、深い会話が続きます。

       2019年12月23日

       いたやどクリニック 木村彰宏

     

  • 2019.12.19

    聴診器のむこうに サンタさんが乗ってくるのは

    冬2019.12.18  (2)

    4才の女の子に、たずねます。

    「もうすぐクリスマスだけど、サンタさんが乗ってくるソリは

    だれがひっぱってるのかな?」

    女の子は、首をかしげて、しばし沈黙

    そこで、ヒントをあげることにします。

    「ト が、つく名前だよ」

    それでも女の子は「???」

    そこで 最終ヒント

    「トウモロコシかな、トマトかな、誰がひっぱってくるのかな」

    負荷試験が終わり、最後の診察の時に

    女の子は「トナカイさん」と、正解を持って来てくれます。

    ことしのクリスマスは、トナカイさんにも

    「ごくろうさま」って、お礼を言ってあげてくださいね

        2019年12月19日

        いたやどクリニック 木村彰宏

     

  • 2019.12.18

    聴診器のむこうに 宿題をしてきたよ

    冬2019.12.16  (8)

    10月19日のブログに登場した5年生の男の子

    「エビでタイを釣る」ことわざ調べの宿題を確認します。

    「小さなもので、大きなものが得られる ってことでしょ」と

    みごと正解です。

    食物アレルギーの治療をしながら、

    お勉強もできる。

    クリニックのサービスは、日々進歩しています。

       2019年12月18日

       いたやどクリニック 木村彰宏

     

  • 2019.12.10

    聴診器のむこうに 魔法のふく

    冬2019.12.04  (25) 冬2019.12.04  (24) 冬2019.12.04  (26)

    6才の男の子は、採血をしても泣かないで頑張ります。

    採血が終わって、服の胸の模様の色が変わることに気づきます。

    はじめは、黄色いマーク

    ふりむくと 赤いマークに

    手でなでると、次々に色変わります。

    不思議な服は、男の子の頑張りを 応援しています

        2019年12月10日

        いたやどクリニック 木村彰宏

     

  • 2019.12.09

    聴診器のむこうに だいすきもの

    秋2019.11.25  (25) 秋2019.11.25  (24)

    4才の男の子の手には もしかして なまけものさん

    おかあさんに 尋ねると

    「この子が 好きなんで 買いました」

    でも、なかなか売っているお店が 探せなかったそうです。

    手足が長くて、生きてるよう

    先生も だいすきものに なりました。

           2019年12月9日

           いたやどクリニック 木村彰宏

     

  • 2019.12.06

    聴診器のむこうに もらっていいものと

    秋2019.11.22  (14) 秋2019.11.22  (13)

    1年生の男の子が、お人形を見せてくれます。

    親戚の集まりで、おじさんがくれた中国のおみやげです

    「みんなが いらないって言ったので、

    この子がもらったんです」と、おかあさんが解説してくれます。

    そこで一言、訓示をします

    「もらってあげて よかったね。

    他の人の好意を受けるのは いいことだよね

    でもね、病気は あげるといわれても もらわないようにしようね」

    小さい子にも、衛生教育をするとは、

    われながら、プロだと思いました。エヘン

       2019年12月6日

       いたやどクリニック 木村彰宏 

     

  • 2019.12.02

    聴診器のむこうに 帽子のなかは

    秋2019.11.08  (33) 秋2019.11.08  (35)

    4才の女の子が、赤白帽をかぶって 診察室に入ってきます。

    でも、少し変ですよね

    帽子のうしろが、妙にとんがっています。

    おかあさんにお願いして、帽子のなかを確かめると、

    おだんごスタイルの髪の毛が現れます。

    これでひとつ、なぜ帽子がとんがっているのかという

    謎が解けました。

    なにでも、不思議だと思ったことは、確かめてみるものですよね。

        2019年12月2日

        いたやどクリニック 木村彰宏 

     

  • 2019.10.28

    聴診器のむこうに いいにおいがする

    rantan-300x240[1] E382B8E383A3E38383E382AFE383BBE382AAE383BBE383A9E383B3E382BFE383B3[1]

    9才の男の子は、ものしりです。

    ハロウィンの大きなカボチャは、

    本家スコットランドではカブだったとか

    アメリカに渡り、収穫が多かったカボチャのランタンに

    変身したと教えてくれます

    そこで、わたしの方からうんちくをひとつ

    ハロウィンで仮装をするのは

    おばけが子どもをさらいに来るときに

    おばけを驚かせて、退散させるため

    もうひとつ、大切なことを教えてあげます

    「おばけがね、好きな子どもがいるんよ」

    「おかあさんの言うことをきかない子や、お手伝いをしない子は

    おばけが好きな においがするらしいよ」

    話しをきいていた男の子の顔が、だんだんと真剣な表情に変わります。

    うしろのおかあさんの顔は、どんどんうれしそうな顔になります。

    これって、ハロウィン効果というのでしょね。

      2019年10月28日

      いたやどクリニック 木村彰宏

     

  • 2019.10.25

    聴診器のむこうに 空気の圧で

    秋2019.10.04  (13) 秋2019.10.04  (12)

    4年生の男の子の ほほとあごには 青いあざ

    これは 事件です

    転んでできた、自損事故なのか、

    いじめがからむ、傷害事件なのか

    調査が必要な状況です。

    まずは、おかあさんからの聞き取り調査

    「学校の空気圧の実験で、手作りポンプで

    自分の顔に陰圧をかけて あざになったんです」

    おかあさんの説明で、真相が明らかになります。

    学校の先生にも「すごいね」と言われたそうですが、

    いい学習をしましたね

       2019年10月25日

       いたやどクリニック 木村彰宏

     

  • 2019.10.23

    聴診器のむこうに リスか人間かの選択

    秋2019.10.09  (26)

    2年生の男の子は、クルミの負荷の総仕上げ

    まるまる一粒に挑戦します。

    「これを食べると、リスさんのおとなになるか、

    人間のおとなになるか 選ぶことができるからね」と教えます

    男の子は考えて、「人間がいい」というけれど

    「リスはね、テストはないし、森で遊んでるだけで楽しいよ」と

    なおも無料情報を提供します。

    それでも男の子は「人間がいい」

    それなら仕方がありません。

    くるみの他にもいろんなものを食べて、

    りっぱな人間のおとなになりましょうね

        2019年10月23日

        いたやどクリニック 木村彰宏

     

  • 2019.10.21

    聴診器のむこうに どんぐり帽子

    2歳の男の子の頭には、どんぐり帽子

    診察室を あちこちと歩き回ります。

    落ち着かなくて、かわいくて

    思わず コロコロして、

    お池におちないかと、心配になりました。

         2019年10月21

         いたやどクリニック 木村彰宏

    秋2019.10.09  (21) 秋2019.10.09  (22)

  • 2019.10.20

    聴診器のむこうに しっぽが生えて

    illust_gameplay_tailup_4283_01[1]

    5才の女の子は、保育園の運動会の帰り道。

    「どんなことを したのかな」と、尋ねると

    「しっぽとり~」

    「すごいね、保育園では しっぽが生えるんだ」と驚くと

    「洗濯バサミで、つけるの、

    いつもは、保育園の袋の中にはいってるんだ」と、教えてくれます。

    それでも 本物のしっぽが生えないか 気になりますよね

          2019年10月20日

          いたやどクリニック 木村彰宏

     

  • 2019.10.19

    聴診器のむこうに えびたいって

    5年生の男の子の、今日の課題はハーゲンダッツを食べること

    それも、自分のおこずかいで買ってくるように、指示しています。

    約束通り、おこずかいから買ってきたアイスクリームを

    半分は、男の子が食べて 半分は、おかあさんに食べてもらうように伝えます。

    男の子は、なんでおかあさんにと、不満そう

    そこで、「エビでタイを釣るって、ことわざがあるでしょ」と教えます。

    「これ、エビとちゃうし、アイスやし」と、

    男の子は納得できない顔で、おかあさんにプレゼントします。

    納得できないことでも、先人の教えに従った方がいい時があるのですよ

       2019年10月19日

       いたやどクリニック 木村彰宏

    秋2019.10.07  (21) 秋2019.10.07  (20)

     

30/71