カンガルーの小部屋

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  • 2019.06.14

    聴診器のむこうに ベロだし新幹線

    夏2019.06.12  (36) 夏2019.06.12  (37) smileandsmile_20180802114859-00121[1]

    男の子の兄弟の胸には、新幹線

    線路に何かが 落ちてます。

    不思議に思って、裏返したり 引っ張ったりしても なぞは解けません。

    「それ、カメラなんです」と、おかあさんのフォローがはいります。

    そうか、ベロのように見えたのは、撮りたての写真

    インスタントカメラ「チェキ」の図柄なんですね。

    教わることが多い診察になりました。

       2019年6月14日

       いたやどクリニック 木村彰宏

     

  • 2019.06.06

    聴診器のむこうに おとこは○○

    20190606s00041000023000p_thum[1]

    クリニックの小児科は、山ちゃんの結婚話でおお盛り上がり

    勢いあまって小学生の男の子に、

    「おとこは、顔じゃないからね」と、説明します。

    男の子のおかあさんは

    「そう、おとこは財力だから」とフォローされます。

    看護師さんも「そう 財力です」と、肯定発言

    診察室は、一気に大人の会話につつまれます。

    取り残された男の子は ???

    何はともあれ、山ちゃん 優さん

    ご結婚おめでとうございます。

        2019年6月6日

        いたやどクリニック 木村彰宏

     

  • 2019.05.22

    聴診器のむこうに よこ歩き

    春2019.05.13  (25)

    4年生の男の子の 今日の課題は「カニパン」を食べること。

    牛乳を飲む代わりに、使います。

    「少しずつ、カニパン 食べると、

    牛乳も飲めるようになるからね」と説明し

    「でも、気を付けないと、まっすぐ 歩けなくなるかもね」と、

    副作用の注意もします。

    男の子は「また いつもの おやじギャグか」と、うんざり顔

    それでも、横顔の写真は 撮らせてくれます。

    その寛容さが、アレルギーを治す力になりますからね

        2019年5月22日

        いたやどクリニック 木村彰宏 

     

  • 2019.05.14

    聴診器のむこうに 痛すぎる

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    採血と告げられて、こころがブラックな4年生の男の子

    採血台の上に横になってからも、嫌だと抵抗します。

    そこで、特別なお言葉をかけてあげます

    「あのね、令和になってね、法律が変わってね

    女の子も、男の子も 平等に赤ちゃんを産むことに決まったんだって」

    男の子は採血の痛みも忘れて、

    「えっ、そんなの 痛すぎる・・」と、悲壮な顔をします。

    採血の痛みをかわすテクニックと、

    新しい性教育を 無料でしてあげました。

    今日もいいことをしたなと、満足なカンガルーです。

       2019年5月14日

           いたやどクリニック 木村彰宏

     

  • 2019.05.13

    聴診器のむこうに こころはブラック

    春2019.05.01  (10)

    4年生の男の子は、浮かない顔

    採血をすると聞かされてブルーです。

    「ブルーってなに」と、たずねるので

    「いやだとか、やりたくないとか、逃げ出したいとか

     そういう気持ち」って、教えてあげます。

    男の子は、「そんなら、ブラックやわ」と答えます。

    ブルーに ブラック、その上がスーパーブラック

    どれが一番か 考えている間に、頑張って 採血しましょうね。

       2019年5月13日

       いたやどクリニック 木村彰宏

     

  • 2019.05.03

    聴診器のむこうに お顔をガブリ

    春2019.05.01  (6) 春2019.05.01  (7) 春2019.05.01  (8)

    3年生の男の子は、ぬいぐるみを手放せません。

    持っているのは、歯をむき出しにした謎の草

    確か「スーパーマリオ」に出てくるキャラクターです。

    さっそく貸してもらって、

    男の子のお鼻と、お耳を ガブリします。

    お仕事をして 楽しめて これだから、小児科は止められません。

        2019年5月3日

        いたやどクリニック 木村彰宏

     

  • 2019.04.25

    聴診器のむこうに メガドロン

    春2019.04.23  (84) 春2019.04.23  (85) df6ee789[1]

    5才の男の子の手には、危険動物のブックレット

    マクドナルドの付録です。

    ページを広げて、どのサメが好きかと尋ねると、

    男の子の答えは「メガドロン」

    帰ってから調べてみると、体長20mの巨大ザメです。

    1,800万年前から約150万年前に生息していたとか

    しっかりと勉強して、サメ博士になってくださいね。

          2019年4月25日

          いたやどクリニック 木村彰宏

     

  • 2019.04.20

    聴診器のむこうに おかあさんと離れて

    春2019.04.08  (88) 68035427[1]

    この春から5年生の男の子

    4泊5日の自然学校に出かける学年です。

    「ひとりで寝れるかなあ、おかあさん いないんだよ」と

    心配してあげます

    「たぶん だいじょうぶ」と答えるので、

    「くまが でるかもよ」と、追い打ちをかけます。

    「くまにはねえ、3種類がいてねえ」

    「Aぐま、Bぐま、Cぐまが、いるんよ」と、教えてあげます。

    「Aぐまは、頭から、Bぐまは、おしりから、Cぐまは、おなかから

    ガブリと くるからね、自然学校に行く前に どのくまにするのか

    決めていってね」と、情報を伝えます。

    男の子は 次第にしんけん顔

    備えあれば憂いなし、いいことを教えてあげられたと満足です。

        2019年4月20日

        いたやどクリニック 木村彰宏

     

  • 2019.04.15

    聴診器のむこうに ウーマ

    春2019.04.08  (87) 春2019.04.08  (86) a04441-0[1]

    2年生の男の子の手には、分厚いブック

    表紙には「UMA・未確認生物」

    もしかしてこれは、謎の生物を集めた図鑑かな

    「このなかで、一番気に入っているのはなあに?」って尋ねると

    ページをめくって「カエル男」

    なんとも無気味なイラストです。

    カンガルー先生は、ワンちゃんのイラスト集でお口直しをしますからね。

          2019年4月14日

          いたやどクリニック 木村彰宏 

     

  • 2019.04.14

    聴診器のむこうに シーシーシシッシシー

    春2019.03.23  (40) 春2019.03.23  (41)

    2年生の男の子のユニフォームの胸に

    オレンジ色のC

    広島カープなら、赤地に白いC

    オレンジ色なら、ジャイアンツ

    どこのユニフォームかなって、悩んでいると、

    千鳥ヶ丘チームの頭文字

    この日は、男の子のデヴュー戦

    記念の日に出合えて、光栄です。

         2019年4月14日

              いたやどクリニック 木村彰宏

     

  • 2019.04.13

    聴診器のむこうに ただいま運休中

    3才の男の子は、診察室のおもちゃに夢中です。

    床には 新幹線仕様の靴がゴロリ

    「ねえねえ、走るの好きかな」って、たずねても

    おもちゃに夢中で 完全無視

    「ただいま運休中」ということですね

         2019年4月13日

         いたやどクリニック 木村彰宏

    春2019.04.05  (59) 春2019.04.05  (58)

  • 2019.04.12

    聴診器のむこうに 12年の大切さ

    春2019.03.27  (21)

    春は、新入学の季節です。

    中学、高校、大学へと進まれる話題で、外来はにぎやかな笑い声にあふれます。

    「先生 これ受け取ってください」

    手渡されたのは、かわいい花束

    「12年間 ありがとうございます」

    0才の時から、今年中学一年生になる男の子とは

    そうか、12年のお付き合いになるんだなと、感無量です。

    がんばってこられたおかあさんに ご苦労さま

    そして、もうしばらくは おつきあいをよろしくお願いしますね

          2019年4月12日

          いたやどクリニック 木村彰宏 

     

  • 2019.04.03

    聴診器のむこうに 君の名は

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    5才の男の子の名前は「しゅうと」くん

    「もしかして、サッカー大好きかな?」って尋ねると不正解

    実は、おとうさんがバスケの選手

    それで、男の子の名前は「しゅうと」くん

    確かに バスケにもシュートがつきものですものね

          2019年4月3日

          いたやどクリニック 木村彰宏

     

  • 2019.02.25

    聴診器のむこうに おかあさんゆずりの

    冬2019.01.25  (15) 冬2019.01.25  (14) 冬2019.01.25  (16)

    1年生の女の子は、お気に入りのメーメーさんと一緒

    もう一つの手には、モコふわの新人さん

    お名前は うさくまちゃん

    うさぎの着ぐるみを脱ぐと、クマちゃんに変身します

    「私の実家にしまってあったのを、持ってきたんです」と、おかあさん

    とういうことは、もとは、おかあさんの、うさくまちゃん

    親子二代でかわいがってもらえるなんて、

    ぬいぐるみ冥利につきますよね。

           2019年2月25日

           いたやどクリニック 木村彰宏 

     

  • 2019.01.26

    聴診器のむこうに 電車になって

    冬2019.01.25  (11) 冬2019.01.25  (12)

    2才の男の子の手には 阪急電車のおもちゃが

    「大きくなったら、電車になろうね」というと、

    「線路の上を走って、おかあさんを乗せてね」と、

    おかあさんのナイスフォロー

    線路は続くよ どこまでも・・

    忙しい 体力勝負の人生がはじまりますね

          2019年1月26日

          いたやどクリニック 木村彰宏

     

  • 2019.01.24

    聴診器のむこうに 一攫千金

    冬2019.01.23  (10)

    5才の男の子は、大きなおむすびを手に、登場します。

    「食べる前に、コロコロって、転がしてごらん。

    ネズミさんが出てきてね、宝物をくれるかもよ」って、

    指導します。

    一攫千金こそ、人生の醍醐味です。

    ちいさい時から、練習しましょうね

         2019年1月24日

         いたやどクリニック 木村彰宏

     

  • 2019.01.16

    聴診器のむこうに くまったなあ

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    高校2年生の女の子が、修学旅行前の健診に来られます。

    呼吸機能を調べると、少し低めの結果

    北海道で、スキーをするというので心配です。

    「冷たい空気のところで、運動すると、息が苦しくなるかも」と助言します。

    「もし、くまに追いかけられたら、逃げ遅れるかもしれないね」

    「その時は、痛くないように食べてね、

    本当は、わたしより、友だちの方がおいいしですよ」と言うんだよ

    忙しい外来をぬって、親身に対応策を伝えます。

    すると、「先生、何語で伝えると良いのですか」と、難しい質問が

    しばらく間をあけて、「くまったなあ」と、答えます。

         2019年1月16日

         いたやどクリニック 木村彰宏

     

  • 2018.12.30

    聴診器のむこうに おめでとチャレンジ

    冬2018.12.17  (11)

    10才の男の子が、健康チャレンジに成功

    記念品と、表彰状を手渡します。

    男の子のチャレンジのお題は

    お手伝いと、本を読むこと

    記念品よりも もっと大切なものを手に入れましたね。

    おめでとう

          2018年12月30日

                 いたやどクリニック 木村彰宏

     

  • 2018.12.27

    聴診器のむこうに ネコちゃんカレンダー

    冬2018.12.17  (13) 冬2018.12.19  (11)

    3年生のネコ画伯が、来年のカレンダーを持って来てくれます。

    12か月分、一枚一枚にネコちゃんの絵

    「ありがと」って、お礼を言うと、

    はずかしいのか、後ろをむいて遊びだします。

    さっそく 診察室の机に置いて、使います。

    次は、うりぼうのカレンダーが、欲しくなりました。

         2018年12月27日

         いたやどクリニック 木村彰宏

     

  • 2018.12.25

    聴診器のむこうに 延着証明

    冬2018.12.25  (5) santa_tonakai_sori[1]

    2才の女の子に、サンタさんからのプレゼントを聞くと

    まだ もらっていないとのこと。

    「そうか、さっき、電車が遅れてるから、プレゼントが届くのは、

    お昼過ぎになりますって、メールがきてたよ」となぐさめます。

    女の子は、何の話なのか分かりませんという顔をしてましたが、

    大丈夫、今日中には素敵なプレゼントが届きますからね。

    楽しみに、待っていましょうね

        2018年12月25日

        いたやどクリニック 木村彰宏

     

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