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2016.04.30
聴診器のむこうに もしかして外国の方ですか
5才の女の子のおひざには、みずいろ恐竜さん
おかあさんが おなかを押すと、
なにか お話をします。
何を話してるのか 何度聞いても、聞き取れません。
「英語で、なにか 言ってるようですよ」と、おかあさん。
もしかして みずいろ恐竜さん
あなたは 外国の方ですか。
ぬいぐるみの世界にも、国際化の波が押し寄せてきました。
2016年4月30日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2016.04.28
聴診器のむこうに ポイント制
1歳過ぎの男の子のおとうさんの顔は、日焼けでまっか
「どうされたんですか」とお聞きすると、
「さかな釣りです」とのお答え。
診察が終わり、おかあさんは薬局へ。
おとうさんは、男の子を座らせて、ご飯を食べさせはじめます。
「おかあさんじゃないとイヤ」というお子さんが多い中、
あまりにもスムーズな食べさせっぶり。
「毎朝、食べさせるのが役割です。かわいいです」と、おとうさん。
一同 感心していると、「さかな釣りに行かせてもらうためです」と
話は盛り上がり、過去最高の釣果の写真を見せていただきます。
イクメン・ポイントをためての、大物ゲット。
素敵な時間をいただきました。
2016年4月28日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2016.04.17
聴診器のむこうに もっと食べたいよ~
2才まえの男の子は、たまごの負荷試験も、最終コーナー
ゆで卵、マヨネーズ、玉子スープ、温泉卵と食べ進み、
ケーキ屋さんのプリンを食べれば、卒業です。
まずは、1/4個、
次に、もう1/4個を食べて、
残りは、おかあさんのお口の中に。
男の子は、スプーンをからの容器に突っ込んで、
もっと欲しいとおねだりします。
容器についた おいしいものを食べるのは、
ナナちゃんの得意技。
いつか、教えに行かせましょうね。
2016年4月17日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2016.04.09
聴診器のむこうに ヘビが来るよ
診察室に入ってきた男の子は、口笛を吹きます。
「夜、暗くなってから口笛吹くと、ヘビが来るよ」と、教えます。
信じない顔をする男の子に、今一度、教育的指導を行います。
「口笛吹いてると、夜寝ている間に、おなかの上にヘビが乗っかってくるよ、
からだが ヘビーになるよ」
看護師さんはふきだし、今日も診察室に寒い空気が流れます。
2016年4月9日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2016.04.03
聴診器のむこうに 塗り絵で待っててね
春休みに入り、混雑が続く小児科外来
午後の診察前に、3人姉妹
長椅子に腰かけて、お仕事中
何をしているのかと、手元をのぞきます。
3人そろって、塗り絵の仕上げの真っ最中す。
もうすぐ 外来診療が始まります。
もう少し、待っててくださいね。
2016年4月3日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2016.03.16
聴診器のむこうに 東北の地へ
クリニックの皮膚科外来を、20年近く担当していただいていた岡先生
今日が診察の最終日。
新設の東北医科歯科大学の教授として、仙台に向かわれます。
長年、ありがとうございました。
アレルギー外来に来られた男の子は、
弘前大学医学部に合格。
この春からは、東北の医者の卵です。
神戸からは、新幹線を使っても、5~8時間の旅。
神戸に帰ってこられるときには、遊びに来てくださいね。
2016年3月16日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2016.03.06
聴診器のむこうに 誰に似てるですって
今日 お誕生日の女の子が、おかあさんをつつきます。
「自分で ききなさいよ」と、おかあさんに促されても、
女の子は、恥ずかしそうに笑うだけ。
「先生、誰かに似ているって 言われません」
おかあさんが、女の子の代わりに尋ねます。
そう言われても、思い当たることはないし・・
「テレビで 関根勤が出てると、いたやどの先生!って、言うんです」と、
おかあさんの説明が続きます。
カンガルーとラビット関根。
共通項があるとすれば、落ち着きのなさと軽さかな。
女の子の観察力に感心し、
お誕生日のプレゼントにと、シールをあげることにしました。
2016年3月6日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2016.02.21
聴診器のむこうに やるきスイッチ
5才の男の子の服には、「やる気スイッチ」
「ねえねえ、スイッチ押してもいい」
カメラを片手に、スイッチを押してみても、何の変化も見られません。
スイッチを探して、お鼻のてっぺんを押してみます。
本物の「やる気スイッチ」は、どこにあるのかな。
その子によって、違うのかな。
謎が深まる一日です。
2016年2月21日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2016.02.02
聴診器のむこうに きむらドラゴン
もうすぐ7才の男の子は、待ち時間にドラゴンカードを作成中。
さっそく「きむらドラゴン」をリクエスト、
「得意技は何?」って尋ねても、遠慮するので教えてあげます。
その1
「ふかふかしけん」:子どもに、いろいろな物を食べさせて様子をうかがいます。
その2
「さ~いけっつ」:子どもの血を、吸い取ります
その3
「しゃべりすぎかも」:あいてに答える暇を与えないくらいに、言葉の嵐
その4
「さむいかぜ」:得意の「おじゃじギャグ」で、一瞬にしてまわりを凍らせます。
調子がいいと、「カンガルードラゴン」に、進化します。
さあ、無敵の「きむらドラゴン」カードで、楽しく遊んでくださいね。
2016年2月2日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2016.02.01
聴診器のむこうに ボクのあおむし君
もうすぐ6歳の男の子の胸には、あおむし君
1年前に、道端で見つけたあおむし君を連れて帰り、
大切に育てて、ちょうちょに育てた経歴の持ち主です。
その日から、あおむし君は 男の子の大事なお友だち。
今日も一緒に、診察です。
2016年2月1日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2016.01.30
聴診器のむこうに 阪急電車でGO
2才の男の子の背中には、阪急電車
窓枠や、フロントガラスの光まで、刺繍糸で仕上げられ、
いまにも走り出しそうな リュックです。
世界でこの一両だけのプレミアム電車。
おかあさんの、手作りです。
看護師さんと見とれている間に、外来診療が止まります。
2016年1月30日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2016.01.23
聴診器のむこうに テレビに出たよ
男の子のお母さんを見るなり、看護婦さんが尋ねます。
「震災の日、テレビに出てませんでしたか」
1月17日の夜、家族で震災の集まりに出かけた時に、
テレビのインタビューを受けたそうです。
「あのね、妹がね、ローソク 食べようとしたんだよ」と、
男の子が教えてくれます。
会場で渡してもらったローソクを、
妹さんが、お菓子と間違えて口に入れようとしたそうです。
「それでも、テレビに出たんだ」と言いますと、
男の子はうれしそう。
1月17日、震災の日、
そして、テレビ初出演の日。
1月17日の集まりに出かけたことを、大切にしていってくださいね。
2016年1月23日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2016.01.22
聴診器のむこうに おばあちゃんからのうさももちゃん
女の子のおひざには、大きなうさちゃん。
いま流行の「うさももちゃん」
ネットで調べると、お洋服の値段は、子供服並み
もちろん出資者は、おばあちゃん。
「お手ができるかな?」って、尋ねると、
しつけも十分で、手を伸ばしてきます。
ず~っと抱っこしていて、かわいくて仕方がない様子です。
いいおねえちゃんに めぐりあえて、
よかったね、うさももちゃん
2016年1月22日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2016.01.19
クリニックだより 今日は負荷日和
1月18日は、食物の負荷日和
卵は、ゆで卵、玉子焼き、温泉卵、マヨネーズ
乳は、牛乳、ヨーグルト、チーズ、
うどんに、凍り豆腐、豚肉、バナナ、エビ、ソバ、ピーナッツ
終わってみれば、一日で、25名に負荷試験。
何でも食べられることを願って、頑張りましょう。
2016年1月19日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2016.01.14
聴診器のむこうに 耳はついてます
10か月の男の子のフードコートから、なにやら怪しげな雰囲気が・・
胸には、黒いマーク
頭には、とんがった耳が付いてます。
「羽はついてないの」って、尋ねると、
「ついてません、これ、バッドマンです」と、おかあさん。
さっそく背中にまわり、確かめると、羽はなし。
また一つ、賢くなりました。
2016年1月14日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2016.01.05
聴診器のむこうに おなかの中に
5歳の男の子は、「歯 ぬけたよ」と、教えてくれます。
「ピザと一緒に、食べてしまった」とのこと。
抜けた歯がトッピングされたピザの味は、どうだったかな。
先生は、とても興味があります。
今度は、ピザに負けないような、
とっても丈夫な歯が生えてくるといいですね。
2016年1月5日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2015.12.04
聴診器のむこうに わたしの王子さま
「この帽子、わたしが作ったんです」
1才の男の子のおかあさんが、少し控えめに話されます。
あらためて見せてもらうと、頭の大きさにピッタリの黄色の帽子
「星の王子さま」のような雰囲気が漂います。
楽しい夢を、いっぱい見ながら、
元気で大きくなってくださいね。
2015年12月4日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2015.11.25
聴診器のむこうに ぼくも一人で
3才の男の子は、診察室に入るなり、診察の準備。
先日の男の子に続き、ひとりで診察第二号です。
3才になると、いい子ホルモンがいっぱい出てきます。
でも、うれしさも、一瞬のこと。
4才になれば、おもちゃに気持ちを引っ張られ
小学生低学年は、ゲームに夢中。
高学年になれば、足を前に投げ出して、何で来なあかんのやろ
先生は、なんでもひとりでしようとする
3才さんが 大好きです。
2015年11月25日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2015.11.11
聴診器のむこうに うれしいお便り
診察室で、小学生の男の子が質問します。
「おてがみ とどきましたか?」
そういえば、先日、わたし宛に子どもの文字のお手紙が届いていました。
お正月やクリスマスには少し早いですし、
暑中見舞いには 遅すぎます。
少し?と感じながら、診察室の机の引き出しに、大切に保管していました。
「がっこうから、おてがみ だしました」
なんでも、お手紙を書く授業で 知っている人に出したのですが、
ちゃんと届いているか、心配だったそうです。
大丈夫、ちゃんと届いてましたよ。
しっかりした字で、きれいに書いてありました。
二重丸です。
先生も、だれかに お手紙書こうかなあ
2015年11月11日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2015.11.09
聴診器のむこうに 上手に診察準備
3才の男の子は、診察室に入るなり、
自分で服をたくし上げて、診察準備。
あまりにも見事なタイミングでの準備なので、
カメラに収めようと、もう一度リクエスト。
カメラの露出が悪く、もう一度
フラッシュが上手く機能せず、もう一度と、
診察準備を繰り返してもらいます。
仕上げは、手を差し伸べて、「お手は、できるかな?」
ヘンな要望にも嫌がらず、
お付き合いいただき、ありがとうございました。
2015年11月9日
いたやどクリニック 木村彰宏