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2014.09.05
聴診器のむこうに タケコプター
7才の男の子は、木のブロックを組み立てて、
「タケコプター」
それがあれば、いいですね。
登校も、出勤も、あっという間です。
でも、注意事項がたくさんありますよ。
「夏は、熱中症にならないよう、冬は雪に気をつけて、
秋は、台風で飛ばされない事」
注意を守っても、先生の体重では飛べません。
それを聞いた男の子は、追加のタケコプターを作ります。
なんて親切なことでしょう。
明日から、これを使って、出勤です。
2014年9月5日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2014.09.01
聴診器のむこうに こじかもいます
おねえさんの付き添いで、来院された女の子は、
「しょうにかに どうぞ」という案内に、
不思議そうな顔をします。
「小児科」は、「こじか」と読むと思っていたとか。
それは、間違いではないですよ。
いたやどクリニックには、
「こじか」のような看護師さんや
「カンガルー」のようなお医者さんがいます。
怖がらないで、診察室に入ってきてくださいね。
2014年9月1日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2014.08.31
聴診器のむこうに うみへ
3才になったばかりの男の子の肌は、日焼けて真黒です。
「沖縄に行ったんです」と、おかあさんのフォローが入ります。
ここで、男の子に直接質問することにします。
「ねえ ねえ、どこの 海へいったの?」
男の子は「うみへ・・?」
しばらく考えてから、「トイザラスが あるとこ」
なるほど、ハーバーランドの「umie」には、
トイザラスがありますよね。
でも、ハーバーランドと違って、沖縄の海にはなかなか行けません
「どこの 海へ行ったの?」って、今度聞かれたら、
「お き な わ」って、大きな声で答えましょうね。
2014年8月31日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2014.07.26
聴診器のむこうに キウイ食べませんか
12才の男の子の、今日の負荷試験は「キウイフルーツ」
毎日、大勢の子どもが負荷試験に来られるので、
間違わないように気をつけます。
看護師さんが、負荷中の食品を絵に描いて、
カルテの表紙に貼り付けます。
男の子のカルテには、
まるまると肥えた、キウイが一羽
どんな味がしたのか、さっそく質問してみましょう。
2014年7月26日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2014.07.22
聴診器のむこうに ハリーハリー
11才の男の子は、診察室に入るなり、
おかあさんのスマホを 取り出します。
画像を開けると、ホグワーズ城。
もしかして、これは・・・
剣の形をした、ストラップも見せてくれます。
オープンしたばかりのUSJのハリーポッタ・エリアに
先行入場できたそうです。
なんともハリーなハリーポッタ。
話に盛り上がり、診察を忘れそうになりました。
2014年7月22日
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2014.07.18
聴診器のむこうに バイキンマン応援団
3才の男の子は、バイキンマン大好き派です。
バイキンマンが、アンパンマンをやっつけると、大喜び
反対に、やっつけられる場面では、
「あ~あ、やられちゃった」
バイキンマン・Tシャツに、バイキンマン・カバン
がんばれ、バイキンマン応援団
2014年7月18日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2014.07.08
クリニックだより 虫にご用心
7月6日、神戸市休日急病診療所に出務しました。
蒸し暑くなり、発熱、嘔吐下痢の子どもが多く来所されました。
その中で、8か月の女の子は、ムカデに刺されました。
6才前の女の子は、アシナガバチに刺されました。
来所された時には、落ち着いていましたが、
刺されたところは、腫れあがっています。
ムカデは、祖父母宅に帰省中に、
アシナガバチは、駐車場で
いろいろな虫が ねらっています。
薄着の季節ですので、くれぐれもお気をつけください。
2014年7月8日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2014.07.06
聴診器のむこうに 2才のメーメーさん
2才の女の子の大好きなもの
それは メーメーさん
どこに行くのも、一緒です。
お風呂に入ると、ふわふわ毛並みが
おしゃれじゃなくなります。
それでも、女の子が大好きなのは メーメーさん。
どこに行くのも、一緒です。
2014年7月6日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2014.07.05
聴診器のむこうに 紙鉄
6才の男の子は、
紙とボールペンをリクエスト。
何に使うのかなって思っていると、
紙で作った鉄道シリーズ。
琴電に、地下鉄に、東急に
マリンライナーは、2階建て
紙とボールペンで作った、紙鉄の完成です。
2014年7月5日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2014.07.03
聴診器のむこうに 3両編成に
5才のお兄ちゃんは、白い新幹線
2才の弟くんは、黄色の新幹線。
そして、おかあさんのおなかの中には、3人目の赤ちゃん。
来年には、3両そろって、出発しんこ~う
2014年7月3日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2014.07.01
聴診器のむこうに ブサカワ怪獣
3才の男の子のせなかには、緑色の物体。
おめめと、手もついていて、
もしかして怪獣さん。
ブサカワ・キャラだけど
保育園でも、かわいがってあげてくださいね
2014年7月1日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2014.06.29
聴診器のむこうに またまた働く車
働く車は、人気者。
3才の男の子に 人気です。
今日の男の子の図柄は、建設現場の働く車。
009は、コマツ 油圧ショベル
065は、日立建機 双腕作業機アスタコ
071は、日立建機 ホイールローダ ZW220
番号をたよりに、車の名前を調べます。
時間はかかるけど、
救急車、消防自動車、パトカーのシリーズより、
なぜか 気持ちは楽ですよ。
2014年6月29日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2014.06.26
聴診器のむこうに どの車のお世話に
3才の男の子のTシャツの図柄は、働く車
救急車に、消防自動車に パトカー
どれも、子どものあこがれの的。
でも、運転する方じゃなくって、
お世話になることを考えると・・・
救急車のお世話は、まだ先にお願いしたいですし、
消防自動車のお世話は、お断り。
パトカーのお世話も、いいイメージは描けません。
働く車を運転する方か、お世話になる方か、
同じ働く車を見ても、3才の男の子と、わたしとでは、
感じ方が違うものなんですね。
2014年6月26日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2014.06.24
聴診器のむこうに ぼくイクメン
3才前の男の子の胸には、ぬいぐるみ、
おかあさんが赤ちゃんを抱っこするように、
バンダナを肩からまわして、
大事そうに、あかちゃんぬいぐるみを運びます。
いまから イクメンに励むとは、いい心がけ。
早くいいお相手が見つかると、よいですね。
2014年6月24日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2014.06.23
聴診器のむこうに こまちづくし
3才の男の子は、みてみてモード。
秋田新幹線「こまち」のTシャツをほめると
足先をブランブランさせて、アピールします。
赤と白のくつは、秋田新幹線「こまち」
今度は、くつを脱ぎだします。
現れたのは、赤と白のくつした「こまち」です。
「朝から 先生に見せようと
自分でコーディネート してたんです」と、おかあさん。
ありがとう
先生も いっぱい 楽しめましたよ。
2014年6月23日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2014.06.04
聴診器のむこうに 芸術はバクハツだあ
3才前の男の子は、小麦粘土を触る負荷テスト。
幼稚園で遊ぶ時、小麦粘土でかぶれないかのテストです。
持って来られた粘土を前に、
「なんでも、好きな物を作ってごらん」と、
誘いかけても、手は動きません。
白い粘土を手に持って、「ゆきだるま つくろお」って、
雰囲気作りしますが、
手は動きません。
30分後、様子を見に行くと、いろいろな造形品
「黄色いのは、ありくいです。青いのは、タケノコです」と、
おかあさんの説明が入ります。
そうそう、待っていたのはこれです。
芸術に、決まった形はありません。
もっと、もっと、バクハツしましょうね。
2014年6月4日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2014.05.30
聴診器のむこうに クマの診療所は大忙し
5月になり4泊5日の自然学校に行かれる5年生が相談に来られます。
山の中で、食物アナフィラキシーや喘息発作がおきると大変です。
いろいろな準備を伝えて、最後は喘息の吸入薬を
しっかりと使うようにダメだしします。
「もし、自然学校で喘息の発作がでたら、
お医者さんは近くには いないからね」
「クマの診療所ならあるけど、
治療の後の診察料は、なんだと思う?」
「もちろん、お代は、お魚一匹。
なければ おしりガブリだからね」
男の子は、わたしの話を真剣な顔で聞き取り、うなづきます。
「だから、吸入のお薬、しっかりとしておこうね」
これでもう大丈夫、
男の子を怖がらせないで、今日も指導を終了します。
2014年5月30日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2014.05.29
聴診器のむこうに まいあさ登山
9才の女の子の日課は、まいあさ登山
近くの裏山に、登ってから学校に出かけます。
「からだをしっかりと動かすと、あたまも良くなるんだよ」
と、わたしが伝えますと、
すかさず「ボケ防止にも なるのかな」とは、看護師さん。
視線が、心もち わたしのほうを向いているのは、
気にしすぎなのかなっ
2014年5月29日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2014.05.26
聴診器のむこうに 京の銘菓
京都から診察に来られたおかあさんは、
手作りの「ポンデリング」を持参されます。
妹さんは普通の「ポンデリング」の負荷試験、
お姉さんは、アレルギーが強くて、普通タイプは難しく、
そこで、おかあさんの「手づくりポンデ」の登場です。
ホワイトソルガムと米粉、それにメープルシロップで作ります。
わたしには、あんこが入った「手づくり和菓子」風
お昼に、ありがたくいただくことにしましょう。
2014年5月26日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2014.05.23
聴診器のむこうに 初めてのチョコの味
5才の男の子は、はじめてチョコに挑戦します。
なるべくシンプルなものと、
カカオ成分72%、86%、95%から、選択します。
はじめに95%のものを、半粒くちに入れ、
「お味はどうですか」って、聞くまでもなく
テーブルにうつぶせになり、見開いた眼が 全てを語ります。
はじめてのチョコの味は、ほろ苦い味がしました。
2014年5月23日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏