カンガルーの小部屋

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  • 2012.01.28

    聴診器のむこうに およぎとワニと

    10才の男の子が、ひさしぶりの診察に来られました。

    おとうさんの転勤で、一緒にタイに行くそうです。

    「むこうでの生活で、なにか注意することはありますか」と、おかあさん。

    食べ物アレルギーは、全て大丈夫になったし、喘息も落ち着いています。

    そうそう、大切な助言を忘れていました。

    「タイといえば、洪水に気をつけてね。泳ぎを練習すること。ワニを避けて泳げるようになることが、大事ですね」

    タイ、およぎ、ワニ。

    今年のセンター試験にも出たそうですよ。

    2012年1月28日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

     

  • 2012.01.01

    散歩のたのしみ にぎやかな声

    新しい年を迎え、いつもより少し遅い時間のお散歩。

    公園からは、ちいさな子どもの笑い声が聞こえます。

    前を歩く家族は、おじいちゃんとおばあちゃん、それにお孫さんのようです。

    手をつないだり、はなしたり。

    いつもは静かな住宅街が、数日だけ若返ります。

    ことし一年、どの年代のひとにも、平和で暮らしやすい年でありますように。

    2012年1月1日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

     

  • 2011.12.29

    聴診器のむこうに サンタさんは被災地に

    4年生と、5年生の兄弟に「サンタさん」のプレゼントを尋ねても、顔を見合すばかりです。

    「今年は、サンタさんは、被災地の方が忙しくって、来なかったんです」

    おかあさんが、フォローされます。

    高齢者向けの肺炎球菌ワクチンも、被災地優先で品薄です。

    サンタさんの家庭訪問も、被災地優先のルールは、仕方ないですよね。

    2011年12月29日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.12.27

    聴診器のむこうに いろんな鳴き声

    2才の女の子の足元には、ねこの絵柄の靴下が。

    よく見ると、いぬにもみえるし・・

    「これって、ねこ?いぬ?」って、尋ねます。

    「くまです」と、はっきりとした口調の女の子。

    靴下のはき方で、耳の様子が変わるので、いろんな動物の鳴き声が聞こえそうです。

    2011年12月27日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.12.25

    聴診器のむこうに 勉強のあとで

    小学生の男の子の願い事は、野球盤。

    学童保育で遊んで、気に行ったそうです。

    「お勉強のあとに、野球盤?。それとも、野球盤のあとに、お勉強?」と、質問します。

    「お勉強のあとに、野球盤」と、ファイナルアンサー。

    模範回答ですよ、それは。

    サンタさんは、きっと願い事を、きいてくれますからね。

    2011年12月25日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.12.22

    聴診器のむこうに サンタさんのしわけ

    サンタさんへの、お願いごとを聞きました。

    2才の男の子の、リクエストは「変身グッズ」。

    1才前の女の子も、リクエストは「変身グッズ」

    4人兄弟のおにいさんが、兄弟みんなのリクエストを、取りまとめているようすです。

    おにいさんは、なかなかの知恵者です。

    さて、サンタさんの「しわけ」は、どのようにでるのでしょうか。

    2011年12月22日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.12.18

    聴診器のむこうに ねむい目で

    おかあさんのリュックから、ねむい目がのぞきます。

    もしかして、あなたは「ツタージャ」さん。

    「ブログねたに使うので、写真撮ってもいいですか」とお願いします。

    おかあさんから、「どうぞ、どうぞ」と、快いお返事。

    2才の男の子は、なにがおきたのかと不思議です。

    2011年12月18日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

     

     

  • 2011.12.13

    聴診器のむこうに ガンバライダー

    5才の男の子の手には、ガンバライダー

    ファイルブックの中にはぎっしりと、カードが詰まっています。

    「ガンバライト」のカードです。

    「ガンバライト」のゲームをする人のことを、「ガンバライダー」と呼ぶそうです。

    男の子は、お風呂の中で、戦いのナレーションをします。

    「○○選手、登場です」

    残念ながらわたしは、「ガンバライト」では、ありません。

    「ガンバラナイゾー」ですので、よろしくね。

    2011年12月13日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.12.13

    聴診器のむこうに かわいい3枚

    「先生、どれでも3枚選んで、あげるよ」

    9才の男の子が、自家製のカードをひろげます。

    50枚を超える手作りカードは、どれも個性的。

    わたしは、「サンンドドラゴン」と「モコギリー」と「キノ太くん」を、選びます。

    つよそう系よりも、かわいい系。

    診察を忘れて、遊んでしまいそうになります。

    2011年12月13日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.12.09

    聴診器のむこうに 頑張れアヒルちゃん

    6が月の赤ちゃんの足元には、2匹のアヒルちゃん。

    足の甲よりも大きくて、十二分な存在感。

    ご機嫌な時には、足を大きく曲げて、くわえて遊びます。

    見てよし、触ってよし、食べてよし。

    アヒルちゃん、頑張ってますよね。

    2011年12月9日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.12.07

    聴診器のむこうに アレルギー超大作

    3年生の女の子の夏休みの作品は、「食物アレルギーについて」

    10数ページにおよぶ、超大作です。

    絵入りで、分かりやすく「食物アレルギー」が解説されています。

    クリニックの外来に、飾っておきたいほどの出来栄えです。

    兵庫食物アレルギー研究会で次の出版物を発刊する時は、女の子にも共同執筆をお願いしましょうか。

    2011年12月7日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

     

     

  • 2011.12.01

    聴診器のむこうに トランスフォーマー

    10才の男の子の手には、スポーツカーのミニチュアモデル。

    おとうさんに、買ってもらったと、うれしそう。

    見せてもらうと、トランスフォーマー。

    車から、ロボットに変わります。

    「すごいね、変身するね」と言いますと、

    「変形です」

    トランスフォーマーって、変形なんですね。

    2011年12月1日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

     

  • 2011.11.30

    聴診器のむこうに ちいさなためらい

    2才の女の子がはいている、毛糸のオーバーパンツには、アンパンマンが笑っています。

    「アンパンマンが、好きなの」と、問いかけますと、「ウン」

    「だったら、おとうさんと、アンパンマンと、どっちが好きかなあ」と、質問します。

    「う~ん。おとう・・、アンパンマン」と、迷いながらも、意を決した答え。

    誰ですか、ちいさな女の子を悩ませる、究極の質問をするのは。

    「ナナちゃんと、ハッちゃんの、どっちが好き」って、質問されても困るでしょ。

    2011年11月30日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.11.27

    聴診器のむこうに 絶好調

    7才の男の子が診察室に入ってきます。

    「先生、カメラの用意、しなくっちゃ」

    看護師さんのお声が、かかります。

    男の子の背中には、「絶好調」の文字。

    今日開かれる、いたやどクリニックの文化祭の出番は、「原発賛成vs原発反対」の討論会。

    男の子の「絶好調」パワーをお借りして、まけないぞ~。

    2011年11月27日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.11.26

    聴診器のむこうに うれしいのですが・・

    10月28日のブログにお載せした、夏休みの自由研究。

    4年生の男の子が、実物作品を持って来てくれました。

    心エコーや、呼吸機能検査、車椅子体験など、写真と調べ物との構成で、うまくまとめてあります。

    気になるのは、表紙の絵。

    クリニックが、ヘリポート付きの大病院に変身です。

    うれしいのですが、ハッキリ言って、誇大表示。

    クリニックにあるのは、自転車とバイクのポートです。

    そうそう、往診車のポートもありますよ。

    それからもうひとつ、カンガルー先生は、人が空を飛ぶことが信じられません。

    ヘリコプターだけでなく、飛行機も苦手です。

    これからクリニックの絵を描く時には、自転車と往診車付きにしてくださいね。

    2011年11月26日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.11.23

    聴診器のむこうに ウルトラ応援団

    毎週火曜日の午後は、ワクチン外来。

    インフルエンザのシーズンを前に、がまん我慢。

    4歳半の男の子の胸には、ウルトラマン。

    それも、20人と勢ぞろい。

    これだけのウルトラマンに応援されれば、涙を見せる訳にはいきません。

    宇宙に167日間、滞在した古川聡さん。

    ウルトラセブンにあこがれて、宇宙飛行士をめざされたとか。

    「がんばれ、未来の宇宙少年」

    2011年11月23日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.11.22

    聴診器のむこうに 特効薬

    「先生の効果、すごいです」

    4才前の男の子のお母さんが、こう言われます。

    そういえば、1週間前に受診された時に、「指すい」の相談をお受けしましたっけ。

    「ねえねえ、指ばっかり吸ってると、指が溶けて、なくなっちゃうよ」と、男の子にお話ししたことを思い出します。

    それから1週間、男の子は寝る前の「指すい」を我慢しているとのことです。

    お医者さんの一言は、特効薬。

    毛布のピラピラを触って眠る事だけは、続けてもいいですからね。

    2011年11月22日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.11.16

    聴診器のむこうに くまさんが9にん

    1年生の男の子の胸には、「くまさん」が9にん。

    Racer
    / Indian / Marine / Cowboy など、名前がついています。

    いつも思うのですが、かわいいTシャツは、子どもサイズか、女性もの。

    男性のものは、見つかりません。

    平均的な日本男性は、かわゆい系には興味がないのかと、不思議です。

    ハッちゃん、あなたは、どう思いますか。

    2011年11月16日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.11.15

    聴診器のむこうに ネコがいます

    外来診察で、ペットが話題に。

    女の子のおうちには、ネコがいると言います。

    「先生のとこにも、ネコがいるからね」と、朝に撮った写真を見せてあげます。

    「先生、これ、ネコとちがうよ」と、女の子。

    いいえ、この子は白ネコです。

    少しお鼻が長いけど、何でも食べる白ネコです。

    鳴き声をお聞かせできないのが、残念ですけれど。

    2011年11月15日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.11.07

    聴診器のむこうに ケンハ

    小学校は、秋の音楽会のシーズンです。

    一年生の男の子に、音楽会の楽器パートを尋ねます。

    答えは、短く「ケンハ」

    「『ケンハ』って、なに?」と尋ねますと、

    答えは、「けんばんハーモニカ」

    なるほど、何事も略すのが、いまの流儀です。

    「スマホ」「ミスド」「マクド」は、おなじみのことば。

    では、おしゃれに「いたくり」なんて、どうでしょう。

    「いたくり」の「にか」の「きむあき」せんせいが、お待ちしていますからね。

    2011年11月7日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

     

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