カンガルーの小部屋

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  • 2011.11.05

    聴診器のむこうに たまごのたまご

    外来実習に来られたのは、薬学部5回生の男の子。

    もうすぐ、かえるばかりの、薬剤師のたまごさん。

    外来診察の様子を、熱心に聞いています。

    食物アレルギーの負荷試験や、食事指導など、かなり専門的な事にも興味を持たれます。

    「よく、わからない説明でしょ」ってお聞きしますと、ご自身が「たまごアレルギー」とのこと。

    小学校の時には、給食は食べられずに、お弁当を持っていったとか。

    今でも、食べると喉がヘンになり、からだがかゆくなると言われます。

    がんばれ、たまごのたまごさん。

    優しい薬剤師さんになってくださいね。

    2011年11月5日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.10.31

    聴診器のむこうに 誰よりも速く

    10月の外来は、運動会の話題で盛り上がります。

    「ねえねえ、リレー、どうだった。バトンを落とさなかった。途中で、抜かされなかった?」と、いっぱい質問します。

    「抜かれなかった」と、男の子。

    「すごいね」といいますと、おかあさんがフォローされます。

    「最後を、走っていたんですよ」

    そういう状況だったのですね。

    ラストの強みは、抜かれることがないので、安心して走れること。

    何事も、プラス思考が、大切ですよね。

    2011年10月31日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.10.28

    聴診器のむこうに 快挙です

    4年生の男の子から、うれしい報告。

    夏休みにクリニックで開いた、「一日お仕事体験」

    まとめを書いて、夏休みの自由研究に提出すると、社会科作品展に選ばれました。

    「賞をもらったのは、はじめてです」と、大喜び。

    みんなで企画をした甲斐がありました。

    2011年10月28日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.10.27

    聴診器のむこうに 夢はシェフ

    2年生の男の子の夢は、シェフになること。

    「なに料理のシェフになるの?」って、尋ねます。

    「和食!」と、ひと声。

    続けて「イタリア料理!」

    なるほど、なるほど、「和風イタリアン」の、創作料理ですか。

    おかあさんは、堅実な公務員をご希望ですが、夢は楽しい方がいいですものね。

    将来、お店を持ったら、「和風イタリアン」を、ごちそうしてくださいね。

    2011年10月27日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.10.25

    聴診器のむこうに ミルク味

    6才の女の子に、弟がやってきました。

    「わたし、なめてみてん」と、おねえさんの声がします。

    「どんな、味がしたの?」と、尋ねます。

    「ミルクの味がした」と、女の子。

    そう、赤ちゃんは、ミルクの味がします。

    イチゴを食べてからなめると、いちごミルクの味。

    紅茶を飲んでからなめると、ミルクティー。

    いろいろと組み合わせて、楽しんでくださいね。

    2011年10月25日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.10.22

    聴診器のむこうに ふつうの幼稚園

    3才の男の子に尋ねます。

    「ねえねえ、どこの幼稚園にいくの?」

    男の子は、答えます。

    「ふつうの幼稚園」

    ふつうじゃない幼稚園って、どんな幼稚園なんだろうと思いながらも、尋ねます。

    「だったら、幼稚園には、何しにいくの?」

    男の子は答えます。

    「しらん」

    話が盛り上がらないので、質問形式を変えてみます。

    「そうか、お仕事にいくんだ」

    男の子は、どうでもいいように、「うん」

    会話が弾まないのは、質問者の力量不足なのでしょうね。

    2011年10月22日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.10.18

    聴診器のむこうに 南極大陸

    8才の男の子は、俳優修業中。

    「芦田愛菜ちゃんと、共演したら、教えてね」と、尋ねます。

    「キムタクの、『南極大陸』で、共演したんですよ」と、おかあさん。

    募金をするシーンで、5円をもって、真っ先に募金をした男の子役とか。

    それをお聞きして、わたしのミーハー心がくすぐられます。

    さっそく並んで、記念写真。

    さすが、カメラ目線も、ばっちりです。

    2011年10月18日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.10.18

    聴診器のむこうに あひる色

    5才の男の子は、アヒル組。

    「運動会では、何をしたの。綱引き?玉入れ?」と、尋ねます。

    答えは、「玉入れ」と、そっけなさ。

    赤組、白組を期待して、「だったら、なに組だったの」と、尋ねます。

    答えは、「アヒル組」

    「そうじゃなくって、玉入れの時の玉は、なに色だったの」と、確認しますと、

    「???」

    「アヒル組さんなら、玉の色も、あひる色でもいいか」と、妙に納得した出会いでした。

    2011年10月18日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.10.16

    聴診器のむこうに ロップイヤー

    4才の女の子の上着には、大きなお耳がついています。

    「それ、なあに、すごいね」って、お聞きします。

    おかあさんは、お耳の先をつまんで、ながあく伸ばします。

    「ロップイヤー」

    ウィキペディアを調べますと、「ロップイヤーは、ペット用に開発されたウサギで、とても穏やかな性格の持ち主で、非攻撃的である」と、説明されています。

    帰ったら、ナナとハッちゃんのお耳を、ながあく伸ばしてみようかなっ。

    2011年10月16日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.10.07

    聴診器のむこうに 金魚すくい

    18歳のお嬢さんの手には、四角い大きなバッグ。

    「絵を習ってるのですか、よかったら、見せてくれない?」と、お願いします。

    取り出されたのは、肥ったさかなの絵。

    よく見ると、金魚すくい。

    製作期間は、一日。

    美大を受験するための、習作です。

    この実力なら、合格まちがいなし。

    落ち着いたら、クリニックに一作描いてくださいね。

    2011年10月7日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.10.06

    聴診器のむこうに 飛行機おりたら

    4才の男の子は、オランダ旅行に行きました。

    おみやげをいただいたので、看護師さんとわけました。

    「ところで、オランダって、どこにあるの」と、尋ねます。

    「飛行機おりたら・・」

    なるほど、完全おまかせモード。

    どらえもんの「どこでもドア旅行」です。

    2011年10月6日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.09.29

    聴診器のむこうに おにいさんになるために

    3才前の男の子は、不思議なファッション。

    ズボンの上に、パンツをはいています。

    「ちょっと、いい?」

    お断りをいれて、ズボンの下を確認します。

    やはり、しっかり、紙おしめ。

    妹さんが生まれ、おにいさんになるための、修行中のようです。

    2011年9月29日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

     

  • 2011.09.27

    聴診器のむこうに うーまくー

    5才の男の子のTシャツには、不思議なことばが、書かれています。

    「うまい?」

    「まうい?」

    「うーまくー。沖縄で、やんちゃって、意味なんです。」と、おかあさん。

    おとうさんの実家で、買われたとか。

    見るひとが、なんだろうと不思議な気持ちになることばです。

    2011年9月27日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.09.22

    聴診器のむこうに 今週はなに休み

    1年生の男の子に尋ねました。

    「今日は、おやすみでしょ。昨日も、おやすみでしょ。

    土曜日、日曜日、月曜日、火曜日、水曜日と、5日続けておやすみでしょ。

    これって、何のおやすみなの?」

    男の子は、「???」

    「だって、おやすみだもん」と、言いたげです。

    木曜日に学校に行けば、また、金曜日、土曜日、日曜日とおやすみが待っています。

    せっかくだから、おやすみの、いい名前を考えてあげましょうね。

    2011年9月22日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.09.04

    聴診器のむこうに アポル

    才の男の子が、塗り絵を見せてくれます。

    「これなあに」と尋ねますと、「カブトムシ」

    「じゃあ、これは、」と、隣の絵を指さしますと、「アポル」

    「えっ、なに」と、聞き返しますと、「アポル」

    おかあさんが笑って、「リンゴです」

    なるほど、リンゴは英語で、あっぷる。

    男の子の見事な発音に、ついていけない自分がいます。

    2011年9月4日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.09.03

    聴診器のむこうに 今年もトロフィー

    5年生の男の子が手にしているのは、昆虫の全国誌(昆虫フィールド)

    クワガタの部門で、フィールド杯制覇の記事が載っています。

    おうちには、飼育箱が100箱以上あるそうです。

    水やり、えさやり、毎日たいへんです。

    クワガタファミリー、めざせ10連覇!

    2011年」9月3日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.08.30

    聴診器のむこうに お花のカチューシャ

    5才の女の子の頭には、お花のカチューシャ

    「誰に選んでもらっての?」と尋ねます。

    「自分で・・」と、しっかりした答え。

    おしゃれは、一日にしてならず。

    芸能活動の準備は、万全です。

    2011年8月30日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.08.26

    聴診器のむこうに 洗い替えスティッチ

    2才の男の子の手には、耳をかじられたスティッチくん。

    洗い替え用に、同じスティッチが、2匹いるそうです。

    いたずら好きのスティッチくんも、男の子の前では、かじられ役。

    「だれか、たすけて~」という、声が聞こえそうです。

    2011年8月26日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.08.24

    聴診器のむこうに ティラノぐつ

    6才の男の子の足元には、あやしく光る4つの目。

    診察中の男の子そっちのけで、探索します。

    「ティラノザウルスです。母の趣味です」と、おかあさん。

    あまりに強いインパクトに、しばらく診察も中断します。

    2011年8月24日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.08.20

    聴診器のむこうに 朝一番の

    朝の外来前の待合室で、5才の女の子は、カタカナのお勉強。

    自分の名前を書いては、上手に読んでくれます。

    9時前にクリニックに来られるのには、ずいぶん早起きされたのでしょう。

    診察がすんだら、帰っておひるねをしましょうね。

    2011年8月20日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

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