カンガルーの小部屋

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  • 2011.08.13

    聴診器のむこうに 日焼けサロン

    2才前のいもうとさんは、いい色に日焼けしています。

    「ハワイ旅行ですか?」と、お聞きしますと、お姉さんの幼稚園の送り迎えで日焼けとか。

    園庭でバイバイするために、いもうとさんも、しばらく幼稚園で遊んで帰ります。

    いもうとさんの日焼けサロンは、幼稚園の園庭だったのですね。

    2011年8月13日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.08.12

    聴診器のむこうに おでこの傷は

    5才前の男の子のおでこには、おおきなバンドエイド。

    「どうしたの?」と、聞きますと、自転車に乗っていて、壁にぶつかったとのこと。

    新しい自転車で、コマなしに挑戦したそうです。

    おとなになっても、壁にはしょっちゅうぶつかります。

    痛い思いをした分だけ、乗り越えた時に、成長があります。

    おでこの傷は、成長の足跡になりますよ、きっと。

    2011年8月12日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.08.04

    聴診器のむこうに スイカっ子

    「先生、気づいてはった?」と、看護師さんの声。

    2才前の女の子を、改めて見ると、スイカっ子。

    看護師さんの好物が、歩いています。

    夏らしい、コーディネートです。

    それにしても、第一発見者を看護師さんに譲るとは、わたしの注意力も落ちたものです。

    ハッちゃんに笑われないように、負けないようにがんばります。

    2011年8月4日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.08.02

    聴診器のむこうに カードゲーム

    「先生、これ、あげよ」

    3年生の男の子、がバッグから取り出したのは、手作りのカード・

    「なもなき おおかみ デス」と、書かれています。

    バッグからは、何十枚ものカードが、出てきます。

    どれもが、個性的な絵柄です。

    遊び方は分からないけれど、すごい才能に脱帽です。

    2011年8月2日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.07.31

    聴診器のむこうに おなかの脂肪も

    1才の男の子のTシャツは、大きなあおむしさんの図柄。

    ムシャムシャと、葉っぱを食べています。

    モグモグ、ゴックン。おいしそう。

    このTシャツを着たら、おなかの脂肪も、食べてもらえますか。

    あおむしさん。

    2011年7月31日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.07.26

    聴診器のむこうに アヒルぐみ

    5才の男の子は、「声ガレ」で、受診です。

    幼稚園は、アヒルぐみ。

    試しに、泣き声をまねてもらうと、上手に「ガアガアガア」

    これでは、当分、声ガレは、治りそうにもありません。

    2011年7月26日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.07.25

    聴診器のむこうに ミツバチぶんぶん

    2才の男の子は、ミツバチさんの長靴。

    前に買った長靴が大きかったので、買いなおしに出かけると、「これがいい」

    でも保育所に持っていくと、靴箱に、同じ模様の長靴が・・

    ミツバチ・ぶんぶん

    にぎやかな保育所になりそうです。

    2011年6月22日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.07.23

    聴診器のむこうに 実家へ帰ります

    「夏休みは、どこかに行くの?」

    1年生の男の子に、尋ねました。

    男の子の答えは、「実家へ帰ります」

    なになに、実家ですか。

    1年生にもなると、さぞかし、つらいことが沢山あるのですね。

    後ろからおとうさんが、「長野のわたしの両親のところなんです」と、フォローされます。

    これをお聞きして、一安心。

    虫とりに、スイカ割り、おじいちゃんたちと、楽しんでくださいね。

    2011年7月23日

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  • 2011.07.20

    聴診器のむこうに リュックカンガルー

    1才半の男の子のリュックから、カンガルーが顔をのぞかせています。

    「おかあさん、写真撮らせてね」と、おねがいしますと、

    「先生は、カンガルーが好きなんですか」と、言われます。

    好きと言うより、大好物。

    ペンネームは、カンガルー。

    医療生協の機関紙のエッセイは、「カンガルーのポケット」

    ブログのページのタイトルは、「カンガルーの小部屋」です。

    このことを、どのようにおかあさんに説明すればよいのか、迷います。

    2011年6月9日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.07.16

    聴診器のむこうに なにやら模様

    6才前の男の子は、両手に「なにやら模様」

    左右に描くとは、なかなかの腕前です。

    「幼稚園は、なにぐみ?」と、尋ねますと、

    「ゆりぐみ!」と、元気な声。

    ご飯を食べる前には、きれいな手にしましょうね。

    2011年7月16日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.07.15

    聴診器のむこうに ちいさなオブジェ

    4才の女の子は、小麦粘土の負荷試験。

    おうちから持ってきていただいた、小麦粘土で作品作りに挑戦です。

    丸に、四角に、なにやらオブジェ。

    みどりが、コアラで、あかが、うさぎ、水色は、ぞうさんです。

    解説をうけて、目を近付けると、なるほど、それらしく見えてきます。

    「それ、わたしが作ったんです」と、おかあさん。

    一転、どのような褒め言葉をつたえようかと、とまどっている自分に、気付きました。

    2011年7月15日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

     

  • 2011.07.11

    聴診器のむこうに クールビズ

    1才の男の子のTシャツは、水浴びぞうさん。

    お鼻から、涼しい噴水です。

    今年は、省エネの夏。

    小さい時から、クールビズを意識する男の子に、座布団一枚です。

    2011年7月11日

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  • 2011.07.09

    聴診器のむこうに ウルトラマンの秘密

    3才前の男の子は、診察室に入るなり「せんせい、ウルトラマン」

    手には、ウルトラマンの絵本です。

    「へえ、すごいねえ。だったら、ウルトラマンと怪獣と、どっちがつよいの」と、いじわる質問。

    男の子は、少し考えて、「かいじゅう」と、答えます。

    そうです、正解は、怪獣さんです。

    3分間逃げ回って、それから反撃すれば、怪獣さんの勝利です。

    でも、その作戦は、怪獣さんには聞こえないようにしましょうね。

    2011年7月9日
    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.07.05

    聴診器のむこうに ボクのワンワン

    4才前の男の子は、ワンワンと、いつも一緒。

    イヌアレルギーあるので、本物のワンワンは、飼えません。

    それでも、イヌ好きの男の子は、ワンワンと一緒。

    はやく、アレルギーが、治ればいいですね。

    2011年7月5日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.06.26

    聴診器のむこうに 岡山からのお客さま

    15才の男の子は、岡山からのお客さま。

    神戸から岡山に引っ越された後も、診察に来られます。

    今春からは、高校生。

    学生寮から、通われているそうです。

    診察が終わり、おかあさんから、小冊子をいただきました。

    1987年に刊行された、甘蔗珠恵子さんの「まだ、まにあうのなら」という小冊子。

    チェルノブイリ原発事故の、一年後に書かれた手紙です。

    原子力発電所に反対する署名用紙を持ってこられていましたので、喜んで署名をさせていただきました。

    お返しに、医療生協で集めている「原子力に頼らない社会をめざす」署名用紙をとりだし、お願いしました。

    原子力に頼らない考え方が、少しずつ広がっていることを、うれしく思いました。

    2011年6月26日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.06.09

    聴診器のむこうに 元気でちゅ

    3才前の女の子は、ぬいぐるみを抱いて登場。

    「この子は、ぬいぐるみの元気がないと、心配してるんです」と、おかあさんが言われます。

    わかりました。

    すぐに診察をしてみましょう。

    お熱も、咳も、なさそうです。

    胸の音も、呼吸の音も聞こえないけれど、顔色はピンクで、いいですね。

    病気の心配はないと思います。

    でも、今度連れてこられる時も、ピンクのぞうさんにしてくださいね。

    青色のぬいぐるみだと、すぐに酸素投与が必要になりそうですからね。

                          2011年6月9日

                          いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.06.07

    聴診器のむこうに 初夏の風

    「せんせい、みて、みて~」

    4才の女の子は、満面の笑顔。

    頭には、草のハチマキが巻かれています。

    「どうしたの?」と尋ねますと、

    「幼稚園で、旧の端午の節句があったんです」と、おかあさん。

    診察室に、さわやかな初夏の風が吹き抜けました。

                          2011年6月7日

                          いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.05.30

    聴診器のむこうに 黄色い医者

    「せんせい、これ、みて」

    診察室に入ってくるなり、男の子が黄色いものを、突き出します。

    顔に当たらないように注意しながら、視線を投じますと、「ドクターイエロー」

    架線や線路を調べる、新幹線のお医者さんです。

    わたしも、「ドクター」と呼ばれていますが、「ドクターイエロー」みたいに、早く走れません。

    走りながら、お仕事もできません。

    似ている所と言えば、くちばしが黄色いというところ。

    時速300kmくらいの速さで「しゃべる」こと。

    カルテに書く文字も、時速300km。

    聞き取れない、読み取れない、意味不明。

    まわりのひとには、「ドクターブルー」かも、知れませんね。

                          2011年5月30日

                          いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.05.28

    聴診器のむこうに ボクのコレクション

    「ねえ、ねえ、ボクのコレクション、みて~」

    診察室に入ってくるなり、男の子が話しかけます。

    給食のこと、誤食のこと・・

    大人どうしの、少し長めの話が終わり、お待ちどうさま。

    ボクの出番です。

    コレクションを、見せてくださいね。

    「これ、なにのカード?」と、尋ねますと、「○・△・□」

    いろいろと説明をお聞きしても、理解できません。

    わたしの記憶に残るのは、1枚あたりの単価と、総枚数。

    頭の中で、総支出額を計算します。

    おとうさんの財布が、どれだけ薄くなったのかが、気がかりです。

    大人になるということは、夢をひとつ、財布と置き換えることなのでしょうね。

                          2011年5月28日

                          いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.05.27

    聴診器のむこうに ししまいくん

    あたたかくなると、Tシャツ姿の子どもさんを見るのが、楽しみです。

    いろいろな図柄のTシャツ姿。

    今日の図柄は、「ししまいくん」

    「ねえ、写真とらせてねっ」と、お願いします。

    男の子は、ハイ、いいお顔。

    でも、緊張して、お口がとんがります。

    おもしろ顔の「ししまいくん」と、男の子。

    ふたりの「にらめっこ」に、大笑いです。

                          2011年5月27日

                          いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

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