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2010.10.21
聴診器のむこうに 完全制覇
クワガタバトルの総合優勝は、N一家。
9才、12才、15才の3兄弟です。
その活躍が、専門誌に載りました。
「第1回昆虫フィールド杯争奪戦」ヘビー級、無差別級を制覇です。
でも注意しないと、お顔がクワガタに似てきますよ。
2010年10月21日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.10.20
聴診器のむこうに なにかいるかなっ
3才の女の子は、診察室が苦手です。
泣き顔を変えようと、筒状のオモチャを手渡します。
中をのぞいてみせながら、「ほら、うさぎさんが見えるからねっ」と、教えます。
「うさぎさん、いるかなあ。」「オバケは、いるかなあ」と、遊びはじめます。
泣き顔が、次第に笑顔に変わって、作戦は大成功。
先生には、筒の向こうに、あなたの笑顔が見えましたよ。
2010年10月19日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.10.19
聴診器のむこうに キリンさんどうぞ
2才の女の子は、お皿にいろいろなものを入れて、給仕してくれます。
お野菜のオモチャをいれて、「ハイ、どうぞ」
キリンさんのお人形を、お皿に入れて、「ハイ、どうぞ」
むむむっ、「おかしらつき」ですか。
これは、何と豪勢なことですね。
残念ながら、診察中ですので、試食は止めることにしましょう。
2010年10月19日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.10.18
聴診器のむこうに 左手かまれてん
3才の男の子は、診察室に入るなり、訴えます。
「ひだりて、かまれてん」
「エッ、赤ちゃんにかまれたん?」と尋ねます。
「ひだりて、かまれてん」訴えが、続けます。
おかあさんの説明では、保育所でかまれたとのこと。
隣で寝ていたベビーカーの赤ちゃんの「無実の罪」は、晴れました。
「ひだりて、かまれてん」
部屋を出るまで、男の子の訴えは続きます。
よほど、インパクトの強い出来事だったのでしょうね。
2010年10月18日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.10.11
聴診器のむこうに ピカチュウ
「おかあさんの顔に、ピカチュウ」
5才の男の子が、大きな声をあげます。
指でピカチュウを作って、おかあさんの顔に近づけて、遊んでいます。
もう一度ピカチュウをリクエストして、「ハイ、ピカチュウ」
どんな時でも工夫して、楽しめることは、とてもいいことですよ。
2010年10月11日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.10.11
聴診器のむこうに ナナシカ
9才の男の子は、ペットアレルギー。
ワンちゃんやネコにさわると、蕁麻疹がでます。
「先生、シカは大丈夫ですか?」と、尋ねられました。
奈良公園に、遠足に行くとのこと。
「おうちにシカを飼っていなかったら、たぶん、シカは大丈夫だと思うけど・・」と答えながら、ナナの顔を思い出しました。
トナカイの角のかぶり物をナナにかぶせると、とてもよく似合います。
奈良公園のシカは、とても人に慣れていて、お菓子を持っていると、集団で食べに近づきます。
その中に、シカに変装したワンちゃんがいるかも知れないので、注意するようにお伝えしました。
2010年10月11日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.10.10
聴診器のむこうに 空だけ
新作ポケモンゲームは、表示の文字が選択できます。
7才の男の子のDS画面は、かな表示。
「なんで、漢字にしないの」
ゲームに集中する時間で、少しでも学習的なことをと、おかあさんのウケをねらいます。
「だって、かんじはまだ、空だけしか、ならってないもん」
これには完敗。
子ども目線のゴールは、まだまだ先のようです。
2010年10月10日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.10.09
聴診器のむこうに 年齢詐称
今日がお誕生日の男の子に、「何才になったの?」って、尋ねます。
「5才」と、元気な声が返ります。
もう一度カルテを見ると、どう計算をしても、今日で4才。
年齢詐称は、芸能界に入ってからにしましょうね。
2010年10月9日
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2010.10.08
聴診器のむこうに くやし涙
幼稚園の年長さんは、目のまわりが腫れています。
運動会のリレーの練習で、いつもは一番。
今日は転んでしまって、一番になれなかったとか。
それで、くやし涙を流します。
すりむいたお膝の絆創膏に、ナナちゃんの似顔絵を書きました。
今度は、ナナちゃんのように、早く走れますように。
2010年10月8日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.10.07
聴診器のむこうに おじいさんと犬
6才の男の子のおかあさんから、笑い話をお聞きしました。
歩いていると、毛がフサフサとした犬を連れたおじいさんに、出会いました。
男の子は「さわってもいい?」って、おかあさんに尋ねます。
おかあさんは、アレルギーのことを心配されて、「すぐに手を洗うのよ」と、注意されます。
「急にさわると、びっくりして噛むかも知れないから、ゆっくりとさわらせてもらうのよ」と、付け加えられます。
その上で、「さわっていいか、おじいさんに聞いてらっしゃい」と、言われます。
男の子は、おじいさんに「さわってもいい?」と、お願いしました。
おじいさんの答えは「いいよ」
そこで、男の子は、おじいさんの「長いおひげ」を、さわらせてもらったとのことです。
子ども目線のおかしさに、一同大爆笑しました。
2010年10月7日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.10.07
聴診器のむこうに ドングリの背比べ
食事の制限が続きますと、背が大きくなるかどうか、気になります。
幼稚園でどれくらいの大きさなのかと尋ねます。
「ドングリの背比べです」と、おかあさん。
「そうなの、あなたはドングリさんなの?」って、男の子に聞きます。
即座に「にんげん!」と、そっけない返事。
続けて「あっ、ドングリ!」と、診察室のドングリを指さします。
見つかりましたか。
お湯でムシを殺して、磨いて乾かした「古年もののドングリ」を、プレゼント。
両手に受けとり、うれしそう。
やっぱり、あなたは、ドングリさんですね。
2010年10月7日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.10.06
聴診器のむこうに 今日はアリス
「ブログに載せていただいて、ありがとうございます。」
診察を始めるなり、おかあさんが言われます。
「ちょうちょの服で・・」
そうそう、パピヨンというブログを書いたことがありました。
「今日は何のもようなの?」と、尋ねますと、「うさぎ、いや、アリスです」
おしゃれのセンスは、こうして磨かれていくのですね。
2010年10月6日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.10.05
聴診器のむこうに みんなが寝てから
7才前のふたごの男の子は、ポケモンに夢中です。
「先生は、仕事中にポケモンしてない?」って、尋ねます。
「いいえ、仕事中は、ポケモンでは遊ばないよ。代わりに子どもが寝てから遊んでるからね。」
「君のおとうさんも、おかあさんも、君たちが寝てから、ポケモンで遊んでいるよ。日本全国、どこのおとうさんも、おかあさんも、夜中にポケモンで遊んでいるんだから。」と、さらに丁寧に教えてあげました。
男の子たちは、口をポカンと開けたまま、聞き入ります。
後ろでは、おかあさんが「またですか」と、あきれ顔で聞いておられます。
おかあさん、あとでフォローよろしくお願いしますね。
2010年10月5日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.10.05
聴診器のむこうに ネットでTシャツ
5才のお嬢さんは、手書き図柄の素敵なTシャツ。
いくつかの図柄があり、ネットで注文すると言われます。
おなかは、ピンクのカバさん。
背中は、ハッパの赤ちゃんがお話ししています。
遅れて診察室に入ってこられたおとうさんは、和風柄のTシャツ。
こちらは、ネットではなく、普通のお品。
どこのおうちでも、子どもが一番のようですね。
2010年10月5日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.10.04
聴診器のむこうに 赤ちゃんこんにちは
遠方から、3兄弟が来られました。
7才、5才、3才の男の子。
お昼になって、待合室で、おにぎりのお弁当会です。
兄弟の横には、ベビーカー。
4人目は、待望の女の子です。
のぞき込んであやしたり、ベビーカーをゆすったり。
なかなかの、おにいさんぶりです。
2010年10月4日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.10.04
聴診器のむこうに ダンス・ダンス
4才の女の子は、診察室でダンス・ダンス。
腰に手をあて、ステップをくりかえします。
最後は、踵をあげて、ピシッとポーズ。
リクエストに答えて、何度も何度も、踊ります。
運動会の準備は、完璧です。
2010年10月4日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.10.03
聴診器のむこうに くるま大好き
2才の男の子の服には、トラックがいっぱい止まっています。
高速道路の、PA(パーキングエリア)のようです。
「自分でも、好きな服がわかるのですか?」と、お聞きしますと、「コレコレって、指をさします。」とのこと。
「好きこそものの上手なれ」
いろんな車の色や、形を、覚えていってくださいね。
2010年10月3日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.10.02
聴診器のむこうに おとうさん、おかあさん
4才と2才の姉妹は、クリニックの水槽に顔をひっつけて、話し合い。
「おさかなさん、石たべるかなあ」
いいえ、おさかなは、石は好きではありません。
「あれっ、おとうさん」と、黒いおさかなを指さします。
「おかあさんは?」って尋ねると、虹色のおさかなを指さします。
うしろでは、おかあさんがニッコリ。
今晩のおかずが、楽しみですね。
2010年10月2日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.10.02
聴診器のむこうに あしもと雪靴
3才の男の子の足元を見ると、ふかふかの雪靴。
まだ、涼しくなったばかりなので、不思議に思いました。
「お正月に、家族で境港のゲゲゲロードに行くんです。その時は雪だから、おじいちゃんが雪靴を買ってくれたんです。それがうれしくて、ず~っと、この靴を履いているんです。」
なるほど、そんな深い訳があったのですね。
お正月と言えば、まだ3か月も先。
今から雪靴をはいて、楽しみにしているなんて、いい買い物をされましたね、おじいさん。
2010年10月2日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.10.01
聴診器のむこうに ポケモン・ブラック
8才の男の子と、ポケGEARでご挨拶。
受付の岸本さんに、やり方を教えていただきました。
「小児科の先生だから、子どもさんとのコミュニケーションをとるのには、いいですよね」と、看護師さんが、フォローしてくれます。
いえいえ、そんな大それた事は考えていません。
わたしが、子どもとポケモンの話をするのは、全くの趣味の世界です。
その分、本が読めなくて困ります。
2010年10月1日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏