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2010.10.04
聴診器のむこうに 赤ちゃんこんにちは
遠方から、3兄弟が来られました。
7才、5才、3才の男の子。
お昼になって、待合室で、おにぎりのお弁当会です。
兄弟の横には、ベビーカー。
4人目は、待望の女の子です。
のぞき込んであやしたり、ベビーカーをゆすったり。
なかなかの、おにいさんぶりです。
2010年10月4日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.10.04
聴診器のむこうに ダンス・ダンス
4才の女の子は、診察室でダンス・ダンス。
腰に手をあて、ステップをくりかえします。
最後は、踵をあげて、ピシッとポーズ。
リクエストに答えて、何度も何度も、踊ります。
運動会の準備は、完璧です。
2010年10月4日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.10.03
聴診器のむこうに くるま大好き
2才の男の子の服には、トラックがいっぱい止まっています。
高速道路の、PA(パーキングエリア)のようです。
「自分でも、好きな服がわかるのですか?」と、お聞きしますと、「コレコレって、指をさします。」とのこと。
「好きこそものの上手なれ」
いろんな車の色や、形を、覚えていってくださいね。
2010年10月3日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.10.02
聴診器のむこうに おとうさん、おかあさん
4才と2才の姉妹は、クリニックの水槽に顔をひっつけて、話し合い。
「おさかなさん、石たべるかなあ」
いいえ、おさかなは、石は好きではありません。
「あれっ、おとうさん」と、黒いおさかなを指さします。
「おかあさんは?」って尋ねると、虹色のおさかなを指さします。
うしろでは、おかあさんがニッコリ。
今晩のおかずが、楽しみですね。
2010年10月2日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.10.02
聴診器のむこうに あしもと雪靴
3才の男の子の足元を見ると、ふかふかの雪靴。
まだ、涼しくなったばかりなので、不思議に思いました。
「お正月に、家族で境港のゲゲゲロードに行くんです。その時は雪だから、おじいちゃんが雪靴を買ってくれたんです。それがうれしくて、ず~っと、この靴を履いているんです。」
なるほど、そんな深い訳があったのですね。
お正月と言えば、まだ3か月も先。
今から雪靴をはいて、楽しみにしているなんて、いい買い物をされましたね、おじいさん。
2010年10月2日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.10.01
聴診器のむこうに ポケモン・ブラック
8才の男の子と、ポケGEARでご挨拶。
受付の岸本さんに、やり方を教えていただきました。
「小児科の先生だから、子どもさんとのコミュニケーションをとるのには、いいですよね」と、看護師さんが、フォローしてくれます。
いえいえ、そんな大それた事は考えていません。
わたしが、子どもとポケモンの話をするのは、全くの趣味の世界です。
その分、本が読めなくて困ります。
2010年10月1日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.10.01
聴診器のむこうに えーっと
一年生の男の子は、土曜日が小学校はじめての運動会。
「どんな演技をするの?ダンスとか・・」と尋ねます。
「えーっと、エーッと」
何時までたっても、演技の名前が出てきません。
題名を知らなくても、歌は歌えるし、ダンスの名前を知らなくても、踊れます。
まだ、時間は十分あるので、心配しないでおきましょう。
2010年10月1日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.10.01
聴診器のむこうに ビールよりワインを
3年生の男の子は、一度コーラを飲んでみたいと言います。
さっそく、自販機で炭酸ジュースを買ってきてもらい、50ccを試飲してもらいます。
半分ほど飲んだところで、「口が痛いです」
おかあさんには、「しばらく炭酸は止めておきましょうね。大人になったら、ビールよりもワインにしましょう」と、助言しました。
2010年10月1日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.10.01
聴診器のむこうに お宝手帳
7才の男の子のお宝は、母子手帳。
イチローさんが、練習で球場に来たときに、サインをもらいました。
何に書いてもらおうかと考えて、とっさに差しだされたのが母子手帳。
それからは、数枚の写真を入れた、お宝手帳に名前が変わりました。
母子手帳には、こんな使い方もあるのですね。
2010年10月1日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.09.28
聴診器のむこうに エクストリーム
もうすぐ4才になる男の子に尋ねました。
「お誕生日のプレゼントには、何をもらうの?」
「エクストリーム!」と即、答えが返ってきました。
ムムッ。これはわたしの辞書にはない言葉です。
そこは、長年この仕事をしている者のカン。
戦隊ものか、ライダーものかのグッズと、予測しました。
「で、エクストリームを使って、何になるの?」と尋ねますと、「W」の一声。
これで、頭の中の検索は、ライダーものに絞り込めます。
「4才になったら、大変だね。変身すると、早く助けてくださいって依頼が殺到して、忙しくなるね」と、助言も忘れずに伝えました。
2010年9月28日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.09.26
聴診器のむこうに ダッフィーちゃん
10才の女の子は、大きなクマのぬいぐるみを、ぶら下げて登場。
携帯のストラップだったら、大変だと思いながら、「それ、なあに」と、尋ねます。
「これは、ダッフィー。ディズニーシー限定のキャラクターです」と教えてもらいます。
夏休みに、ディズニーシーに行かれたとか。
クマのキャラクターと言えば、プーさん。
最近では、ケアベアや、ブーフ、リラックマ、ティディーベアと、続々登場。
とても名前は、覚えられません。
ダッフィーの特徴は、顔と、足の裏の肉球の形が、ミッキィーの顔になっているそうです。
ナナと、ハッちゃんの肉球も、噛まれないように気をつけながら、観察することにします。
2010年9月26日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.09.25
聴診器のむこうに 社会常識
1才7か月の男の子を、おとうさんが連れてこられました。
「母親が、仕事なんで・・」と言われます。
「えらいですね、おとうさんが代わりにこられて」と言いますと、
「社会常識ですからね。」と答えられます。
まだ小さい子どもさんとも、じょうずに遊ばれています。
なんの、なんの、おとうさん。
おとうさんは、カンガルー社会でも、表彰ものですよ。
2010年9月25日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.09.23
聴診器のむこうに お首も参加
男の子は、卵スープの負荷試験。
待っている間に、「あやとり」をはじめます。
10本の指では足りなくて、お首も参加です。
「すごいね、写真を撮るから、もう一度してね」と言うと、恥ずかしそうにしながら、リクエストに答えてくれました。
待ち時間を、どのように有効に使うのかが、後での大きな差につながります。
しっかりお首を使うと、遠くが見通せるようになりますよ。
2010年9月23日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.09.23
聴診器のむこうに 快挙です
コアラのマーチの男の子は、運動会の組み体操で、五段タワーの一番上に選ばれました。
これは、快挙です。
「小柄で、身軽で、敏捷性のある子ども」が、トップの条件。
「先生に指名されたの?」って、尋ねますと、自分から立候補したとのこと。
外来では恥ずかしがり屋さんの表情しか見せなかったので、驚きです。
続いて登場の中学二年生の男の子も、組み体操タワーのトップを勤めます。
「でも、この間、落ちてん。下の子がぐらついたから」
そう、トップはみんなの協力がなければ勤まりません。
「今日クリニックあるは、職員のみなさまのお力添えのたまものです」と、ひとり納得。
感謝!感謝!です。
でも、このはなし、「コアラのマーチ」君には、聞かさない方がいいかも知れませんね。
怖くなって落ちると大変ですから。
2010年9月23日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.09.22
聴診器のむこうに クウーン
3年生の男の子は、おかあさんに甘えて、「背中を掻いて」と頼見ます。
「そんなんで、いいんでしょうか」と、おかあさんから相談されました。
「大丈夫です、おかあさん。うちのハッちゃんも、いつもおかあさんに背中を掻いてとねだりますよ。でも、じょうずに、クウーン、クウーンと甘えますけどね」と、お答えしました。
そこで外来で男の子と「クウーン、クウーン」の実習です。
じょうずにおねだりすること、これが基本ですからね。
2010年9月22日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.09.21
聴診器のむこうに コアラのマーチ
6年生の男の子は、食物の解除が少しずつすすみました。
「コアラのマーチを食べたよ」と、うれしそうに報告してくれます。
「えっ、コアラのマーチ食べたの。大丈夫かなあ」
「なんで?」
「だって、寝ている間にどこかに行進してしまって、起きたら、全然別のところかもしれないよ」
それを聞いていた看護師さんが、「木に登ってるかも知れないよ」と、フォローしてくれます。
この連携プレーが、仕事を続ける原動力です。
2010年9月21日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.09.20
聴診器のむこうに わたしはブラック
9月18日は、ポケモン新作DSソフトの発売日。
4年ぶりの完全新作のタイトルは、「ブラック」と「ホワイト」です。
2つのソフトは、微妙に展開に違いがあるそうです。
どちらを予約しようかと、考えあぐねているうちに、予約期間が過ぎてしまいました。
18日当日、外来をしていると、20才の男の子から電話がかかって来ました。
「先生、今、オモチャ屋で並んでいるんだけど、先生もソフトいる?」
ありがたい申し出です。
でも、お断りしました。
小児科外来の受付の方が、「予約券が余っていますよ」と言われていたのです。
おまけに18日の外来が終わった頃を見計らって、新作ソフトを届けてくださるというありがたい契約が成立したばかりでした。
わたしがお願いしたのは、「ブラック」のほう。
はくようポケモンの「レシラム」が登場します。
わたしのポケモン好きが、こんなに知れわたってしまうとは、少し恥ずかしいですね。
睡眠不足にならないように、ゆっくりと楽しむことにします。
2010年9月20日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.09.17
聴診器のむこうに アンキンマン
2才の女の子のTシャツがらは、アンパンマン。
でも、ちょっと待ってくださいね。
アンパンマンの顔は、バイキンマン。
バイキンマンの顔は、アンパンマン。
これでは、「アンキンマン」と「バイパンマン」になってしまいます。
人間が持つ、外面と、内面の二面性。
哲学的な深みを描いたTシャツですね。
2010年9月17日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.09.16
聴診器のむこうに 自由研究は
夏休みも終わり、「自由研究はなにしたの」って、3年生の女の子に尋ねました。
「・・・」
どう答えようかと考えている様子なので、助け船を出すことにしました。
「おかあさんが、何回『はやくしなさいっ』て言ったか、カウントするとか・・」
後ろからおかあさんが、「それやったら、朝だけで10回以上になるわ」とフォロー。
どこのおうちでも、同じ現象が見られるようです。
2010年9月16日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.09.14
聴診器のむこうに オチャラ系
7才と、5才の男の子と、ポケモン談義。
診察室に飾っているポケモンポスターの、名前のあてっこをします。
おにいさんに「あなたは、何系ポケモン?」と聞きますと、「ほのお系」
「すぐ、おこるから、モウカザルかな」っと、名付けます。
ポケモンは、タイプにより、「ほのお系」「みず系」「くさ系」などに分かれます。
「ところで、先生は、なに系ポケモンか知ってる?」と聞きますと、「・・・?」
「正解は、おちゃら系です。」
男の子は2度目の「・・・?」
西日が当たる診察室に、寒い空気が流れました。
2010年9月14日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏