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2010.07.01
聴診器のむこうに なんこうの樹の林
おかあさんへの説明を終えると、あれれれれ。
机の上になんこうの林が、並んでいます。
普段はちいさな入れ物に、無造作につっこんであるだけなのですが・・。
机の横から、ちいさな手が伸びてきます。
微妙なバランスをとりながら、じょうずに並べましたね。
2010年7月1月
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.06.30
聴診器のむこうに 良くはしる靴
ぐずって泣いている男の子の足元をみると、カーズの靴。
「COOPさんで売っていました。靴下もパンダで、耳がついてるでしょ。」と、おかあさんが解説をされます。
「ブログ写真、ゲットしますね」と、わたし。
早く走れるようになると、いいね。
2010年6月30日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.06.23
聴診器のむこうに おしゃれなお嬢さん
イヤリングに、ネックレスに、ブレスレットに。
おしゃれな6才のお嬢さんが来られました。
雑誌や、お菓子の付録が大好きと言います。
素敵な笑顔に、「はいチーズ」
ファッション雑誌の表紙に載るといいのですが、ブログだけで許してくださいねっ。
2010年6月23日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.06.19
聴診器のむこうに ピンクのルービックキューブ
4年生の男の子は、ゲームを止めて昔遊び。
ベーゴマ、メンコに、ルービックキューブ。
ルービックキューブは、1面なら1分以内でそろえられるとのこと。
「先生、どの色か言ってみて」と言います。
ルービックキューブは、赤と、オレンジ、緑、青、白、黄色の6面です。
うけをねらって「ピンク」とリクエストしますと、「えっつ、赤ですか」と勝手に修正してそろえはじめます。
手さばきも、口さばきも絶妙な男の子でした。
2010年6月19日
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2010.06.18
聴診器のむこうに からあげ仮面
3才の女の子が、メモ帳の絵を見せてくれました。
まあるいお鼻と、小さな目。
「名前はなんというの」と尋ねますと、「からあげ仮面」
なぜ、「からあげなのっ」と思いましたが、おかあさんにも謎のようです。
芸術は奥深いものですね。
2010年6月18日
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2010.06.15
聴診器のむこうに あしあとの先は
診察を終えた男の子の背中に、くっきりと足跡がついています。
眠っている間に、誰かに踏まれたのでしょうか。
右足、左足、右足、あれれ、次の左足はどこ?
診察の結果、怪我はなさそうでしたので、ご安心くださいね。
2010年6月15日
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2010.06.08
聴診器のむこうに 鉄人ドロップ
「先生、このドロップ食べてもいいでしょうか」
強いアレルギーをお持ちの男の子のおかあさんが、こう尋ねられます。
見ると「鉄人ドロップ」
「どうしたの」とお尋ねしますと、「おとうさんと列に30分並んでもらったらしいんです」
「食べてもいいけど、びゅーんと飛んでいかないかな」といいながら、写真を撮りました。
2010年6月8日
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2010.06.06
聴診器のむこうに おじいちゃんみたい
11才の男の子は慎重派。
おかあさんは「競争心がないんです。」と言われます。
それでも道を歩いていて看板が倒れていると直したり、お店屋さんのパンフレットの山が乱れているとそろえたりと、やさしいところがあります。
「おじいちゃんみたいでしょ」とおかあさんはからかわれますが、いえいえ近頃のおじいちゃんは、そんなお世話好きな方ばかりではありません。
男の子は「ふつうのおじいちゃん」ではありません。
「世話焼きのいいおじいちゃん」と呼んであげてくださいね。
2010年6月6日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.06.05
聴診器のむこうに おかあさんのように
あれれ、10本の指が、赤く踊ります。
2才半の女の子は、眠る前にお化粧タイムに入るとか。
「子ども用のマニュキュアですか?」とお尋ねしますと、「いいえ、わたしのです。」とおかあさん。
何度も何度も練習をして、おかあさんのように、素敵な男性をゲットしてくださいね。
2010年6月5日
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2010.06.03
聴診器のむこうに ワンワンのリュック
2才8か月の男の子の背中にかわいいリュック。
NHK番組「おかあさんといっしょ」に出ているワンワンのリュックです。
「なにが入ってるの?」と尋ねますと、「この子のおむつです。」
そこで少し意地悪く、「子どもさんは知ってるの」と聞きますと、「知ってますよ~」
「ねえねえ、おむつどこ?」と、男の子に言いますと、うれしそうにリュックを指さします。
得意そうな顔に、自立心の芽生えを感じました。
2010年6月3日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.05.31
聴診器のむこうに ぼくのデビュー曲
3才前の男の子が、診察室に入るなり、マイクにまっしぐら。
手に持つと、不思議な歌詞で歌い始めます。
作詞、作曲、うた男の子。
きっと、あなたのデビュー曲なのですね。
2010年5月31日
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2010.05.31
聴診器のむこうに ドラゴン・バトル
おなじみさんの、絵が大好き男の子が、最新作を持ってきてくれました。
画題は「ドラゴン・バトル」です。
左側の蒼いドラゴンが「ヒュードラ」
右側の赤いドラゴンが「レイドラ」
金・銀を使い、迫力満点です。
作品はしっかりとゲット。
診察室の壁に展示することにしました。
2010年5月31日
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2010.05.31
聴診器のむこうに これって食堂みたい
食物負荷試験がすみ、診察室から出て行かれる男の子の背中に、「また、食べに来てね」と声をかけます。
おかあさんは、「はあい、また食べに来ます」と言われたあと、「これって食堂みたいやねっ」と苦笑されます。
店長は、今日もみなさんの「食のご相談」をお待ちしています。
2010年5月31日
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2010.05.31
聴診器のむこうに 手をみせてね
10才の男の子が診察椅子に座ると、手は真っ黒。
「どうしたの?」と尋ねますと、「お習字で」
「何という字を書いたの?」と聞きますと、「友だちの友」と答えます。
「手で書いたの?」とつっこみますと、「ううん」
「友」の字は、手や体操服とも、すぐにお友だちになるのでしょうね。
2010年5月31日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.05.30
聴診器のむこうに スーパーカー
あれれ、赤ちゃんが新型ベビーカーで登場です。
おかあさんが「ロックをはずして、折りたたんで、こうして背中にしょって、優れものでしょ。」と実演されます。
「どちら向きにも座らせられるんです。欠点は車輪のロックがないことかなっ」
愛車の名前は、「KATOJI」号。
量販店で、お手ごろ価格で売っているとか。
ベビーカーの世界でも、新車開発は日々進んでいるようですね。
2010年5月30日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.05.29
聴診器のむこうに 飛んでいかないように
3才前の女の子の頭には、お顔の3分の1くらいの大きなリボンがついています。
「妹にもらったんです。」と、おかあさん。
ああ、おばさんからですか。
とってもお似合いのリボンですよ。
でも羽のように羽ばたいて、どこかに飛んでいかないよう、手を離さないでくださいね。
2010年5月29日
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2010.05.29
聴診器のむこうに コッホ先生
学校で使う油粘土にかぶれないか、男の子に試してみることにしました。
持ってこられた粘土で「好きな物を作っていいよ。あとで見せてね」と診察室から送り出します。
20分後にできあがった作品の鑑賞会。
左から、「三色団子」、「虫」、そして右側には「肺炎球菌」
待合室の肺炎球菌ワクチンのポスターに描かれていたイラストを、粘土化したそうです。
粘土遊びで、細菌を再現したのは、コッホ大先生以来ですよ。
手も荒れなかったし、次は「インフルエンザ桿菌」を作ってくださいね。
2010年5月29日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.05.28
聴診器のむこうに 下積み生活
中学一年生の男の子が、野球部に入ったと報告します。
「まだ、下積み生活やねっ」と尋ねますと、「下積み生活ってなに?」と聞き返します。
「ボール拾いや、後かたづけのこと」と言いますと、「それやったら、今してる。」
「しんどいでしょ」と重ねますと、「ううん、楽しいで」
下積みのしんどさと大切さを教えようとしたもくろみは、空振りに終わりました。
未来のゴジラやイチロー君。
「石の上にも3年」という教訓めいた言葉は、あなたには言う必要もなさそうですね。
2010年5月28日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.05.27
聴診器のむこうに ぞうさんが好き
1才8か月の男の子が来られました。
連休中に、動物園に行かれたそうです。
「動物は、分かるかな?」と言いますと、おかあさんが「ぞうが好きで、見ると絶叫します。ウンチを見つけると、『おっきい、ウンチ!』と叫びます。」言われます。
ぞうさんと大きなウンチと、それを指さして叫ぶ男の子。
感動の嵐がわたしにも伝わってきます。
よかったね、ぞうさん。
あなたの小さなファンが、またひとり増えたようです。
おっきなウンチも、心配しないでできますね。
2010年5月27日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.05.26
聴診器のむこうに シロクマ、くろくま
6才の女の子が、クマのぬいぐるみを連れてやって来ました。
ピンクのひらひらとした服を着せてもらい、おしゃれです。
名前は、ミーアちゃんと言います。
可愛がられているクマのぬいぐるみは、少しずつ「くろくま」になってしまうという法則があります。
「ひとつ聞いてもいい。この子はシロクマ、くろくま?」と聞きますと、「シロクマ」と答えてくれます。
ミーアちゃん。
お風呂に入ると、しわしわの「おばあさんグマ」になってしまいますので、やさしく拭いてもらうだけにしましょうね。
2010年5月26日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏