カンガルーの小部屋

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  • 2010.07.05

    聴診器のむこうに 5のつく日

    来年一年生になるこどもは、MRワクチンのⅡ期の接種が必要です。

    今日来られた男の子は、「いやだ、いやだ」と逃げ回ります。

    「ボクはラッキーだね。今日は、『5のつく日』だから、痛くない方のワクチンがあるからね。本当に良かったね。」と説得します。

    ほんの少し、頑張ってMRワクチンを受けましょう。

    明日は、7月6日だから、「6のつく日」の痛くないワクチンを用意してありますから。

                           2010年7月5日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.07.05

    聴診器のむこうに 愛されて2年

    2才の男の子は、診察室にはいるなり「アンパンマン」

    壁に貼ってある絵を指さします。

    手には、「ばいきんまん」らしきものを持っています。

    でも、少しへん。

    紫色がずいぶんと薄くなっています。

    「大好きで、ず~っと持っているんです」

    「ツノも何度も取れて、夜の間にボンドでひっつけて・・。治してるときは、治療中と言ってあるんです」とおかあさん。

    それだけ可愛がってもらえる「ばいきんまん」

    あなたは、世界一幸せものです。

                           2010年7月5日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.07.04

    聴診器のむこうに クマさんのアップリケ

    3才の女の子の半ズボンに、かわいいアップリケ。

    「保育園で、みんなおんなじズボンなんで、すぐに分かるように目印を付けることになっているんです。子どもが、これにしてというんで・・」

    それで、クマさんのアップリケ。

    かわいくって、ついクマさんの耳を引っ張ってしまいました。

                           2010年7月4日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.07.03

    聴診器のむこうに これは便利・すぐれもの

    男の子が手にマグカップを持っています。

    紙パックのジュースを、パックごと入れ込むタイプです。

    紙パックのジュースや牛乳は、子どもには持ちにくい物です。

    力を入れると、さしたストローから中身が飛び出して、まわりを汚します。

    学校給食でも、このタイプの牛乳パックは、牛乳アレルギーの子どもには天敵です。

    これは便利・すぐれもの。

    二つ持ち手があるので持ちやすく、力も入れても飛び出しません。

    さっそく、みなさんにご紹介です。

                           2010年7月3日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.07.03

    聴診器のむこうに セレブなベビーカー

    日よけ付きの高級ベビーカーの登場です。

    日ざしが強いときには、もう一枚サンシェードが降りてくるそうです。

    ただし、動力は人力です。

    これって、究極のエコカーかも知れません。

    セレブなベビーカーに見とれてしまい、つい診察を忘れそうになりました。

                           2010年7月3日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.07.02

    聴診器のむこうに フェルトで応援

    3才の男の子は、ブルーのジャージ姿。

    背中には、名前が入っています。

    「フェルトを切って、縫いつけたんです」と、おかあさん。

    「これを着せて、サッカーの応援をしました」

    なるほど、なるほど。

    あなたが、SAMURAI日本を決勝トーナメントまで進めた、影の監督さんだったんですね。

                           2010年7月2日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.07.01

    聴診器のむこうに なんこうの樹の林

    おかあさんへの説明を終えると、あれれれれ。

    机の上になんこうの林が、並んでいます。

    普段はちいさな入れ物に、無造作につっこんであるだけなのですが・・。

    机の横から、ちいさな手が伸びてきます。

    微妙なバランスをとりながら、じょうずに並べましたね。

                           2010年7月1月

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.06.30

    聴診器のむこうに 良くはしる靴

    ぐずって泣いている男の子の足元をみると、カーズの靴。

    「COOPさんで売っていました。靴下もパンダで、耳がついてるでしょ。」と、おかあさんが解説をされます。

    「ブログ写真、ゲットしますね」と、わたし。

    早く走れるようになると、いいね。

                           2010年6月30日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.06.23

    聴診器のむこうに おしゃれなお嬢さん

    イヤリングに、ネックレスに、ブレスレットに。

    おしゃれな6才のお嬢さんが来られました。

    雑誌や、お菓子の付録が大好きと言います。

    素敵な笑顔に、「はいチーズ」

    ファッション雑誌の表紙に載るといいのですが、ブログだけで許してくださいねっ。

                           2010年6月23日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.06.19

    聴診器のむこうに ピンクのルービックキューブ

    4年生の男の子は、ゲームを止めて昔遊び。

    ベーゴマ、メンコに、ルービックキューブ。

    ルービックキューブは、1面なら1分以内でそろえられるとのこと。

    「先生、どの色か言ってみて」と言います。

    ルービックキューブは、赤と、オレンジ、緑、青、白、黄色の6面です。

    うけをねらって「ピンク」とリクエストしますと、「えっつ、赤ですか」と勝手に修正してそろえはじめます。

    手さばきも、口さばきも絶妙な男の子でした。

                           2010年6月19日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.06.18

    聴診器のむこうに からあげ仮面

    3才の女の子が、メモ帳の絵を見せてくれました。

    まあるいお鼻と、小さな目。

    「名前はなんというの」と尋ねますと、「からあげ仮面」

    なぜ、「からあげなのっ」と思いましたが、おかあさんにも謎のようです。

    芸術は奥深いものですね。

                           2010年6月18日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏  

  • 2010.06.15

    聴診器のむこうに あしあとの先は

    診察を終えた男の子の背中に、くっきりと足跡がついています。

    眠っている間に、誰かに踏まれたのでしょうか。

    右足、左足、右足、あれれ、次の左足はどこ?

    診察の結果、怪我はなさそうでしたので、ご安心くださいね。

                           2010年6月15日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.06.08

    聴診器のむこうに 鉄人ドロップ

    「先生、このドロップ食べてもいいでしょうか」

    強いアレルギーをお持ちの男の子のおかあさんが、こう尋ねられます。

    見ると「鉄人ドロップ」

    「どうしたの」とお尋ねしますと、「おとうさんと列に30分並んでもらったらしいんです」

    「食べてもいいけど、びゅーんと飛んでいかないかな」といいながら、写真を撮りました。

                           2010年6月8日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.06.06

    聴診器のむこうに おじいちゃんみたい

    11才の男の子は慎重派。

    おかあさんは「競争心がないんです。」と言われます。

    それでも道を歩いていて看板が倒れていると直したり、お店屋さんのパンフレットの山が乱れているとそろえたりと、やさしいところがあります。

    「おじいちゃんみたいでしょ」とおかあさんはからかわれますが、いえいえ近頃のおじいちゃんは、そんなお世話好きな方ばかりではありません。

    男の子は「ふつうのおじいちゃん」ではありません。

    「世話焼きのいいおじいちゃん」と呼んであげてくださいね。

                           2010年6月6日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.06.05

    聴診器のむこうに おかあさんのように

    あれれ、10本の指が、赤く踊ります。

    2才半の女の子は、眠る前にお化粧タイムに入るとか。

    「子ども用のマニュキュアですか?」とお尋ねしますと、「いいえ、わたしのです。」とおかあさん。

    何度も何度も練習をして、おかあさんのように、素敵な男性をゲットしてくださいね。

                           2010年6月5日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.06.03

    聴診器のむこうに ワンワンのリュック

    2才8か月の男の子の背中にかわいいリュック。

    NHK番組「おかあさんといっしょ」に出ているワンワンのリュックです。

    「なにが入ってるの?」と尋ねますと、「この子のおむつです。」

    そこで少し意地悪く、「子どもさんは知ってるの」と聞きますと、「知ってますよ~」

    「ねえねえ、おむつどこ?」と、男の子に言いますと、うれしそうにリュックを指さします。

    得意そうな顔に、自立心の芽生えを感じました。

                           2010年6月3日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.05.31

    聴診器のむこうに ぼくのデビュー曲

    3才前の男の子が、診察室に入るなり、マイクにまっしぐら。

    手に持つと、不思議な歌詞で歌い始めます。

    作詞、作曲、うた男の子。

    きっと、あなたのデビュー曲なのですね。

                           2010年5月31日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.05.31

    聴診器のむこうに ドラゴン・バトル

    おなじみさんの、絵が大好き男の子が、最新作を持ってきてくれました。

    画題は「ドラゴン・バトル」です。

    左側の蒼いドラゴンが「ヒュードラ」

    右側の赤いドラゴンが「レイドラ」

    金・銀を使い、迫力満点です。

    作品はしっかりとゲット。

    診察室の壁に展示することにしました。

                           2010年5月31日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏 

  • 2010.05.31

    聴診器のむこうに これって食堂みたい

    食物負荷試験がすみ、診察室から出て行かれる男の子の背中に、「また、食べに来てね」と声をかけます。

    おかあさんは、「はあい、また食べに来ます」と言われたあと、「これって食堂みたいやねっ」と苦笑されます。

    店長は、今日もみなさんの「食のご相談」をお待ちしています。

                           2010年5月31日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.05.31

    聴診器のむこうに 手をみせてね

    10才の男の子が診察椅子に座ると、手は真っ黒。

    「どうしたの?」と尋ねますと、「お習字で」

    「何という字を書いたの?」と聞きますと、「友だちの友」と答えます。

    「手で書いたの?」とつっこみますと、「ううん」

    「友」の字は、手や体操服とも、すぐにお友だちになるのでしょうね。

                           2010年5月31日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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