カンガルーの小部屋

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  • 2023.09.24

    聴診器のむこうに かまないでね

    6才の男の子の胸には、大きく口を開けたサメの図柄

    診察の合間に、指を口に近づけて

    「かまないで、かまないで」と叫ぶと、

    男の子は「うふふ」と、笑顔で反応してくれます。

    そうです。頭から否定しないで、柔軟な対応をするのが関西人。

    でも、道で変なおじさんに出会ったときは、気をつけましょうね

    2023年9月24日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2023.09.22

    聴診器のむこうに アリエルみたいに

    6才の女の子の、呼吸機能は100点満点

    「なにか、スポーツしているの」と尋ねると、

    「水泳」との答えがかえります:

    「すごくいい呼吸機能してるから、

    がんばって アリエルみたいになろうね」と励ましても、

    女の子は「???」

    短い時間に、思いを届けるのは、難しいですね

    2023年9月22日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2023.09.19

    聴診器のむこうに 何を食べるのかな

    8才の男の子に、尋ねます。

    「ピカチュウって、何を食べるのか知ってる。

    先生はね、何をあげたらいいのかわからないから、教えてね」

    男の子は、「卵やきでしょ、それから・・」

    それを聞いていたおかあさん

    「それって、あんたのあさごはんでしょ」と、つっこみを入れます。

    そうなんだ、だれかピカチュウのご飯を教えてくださいね。

    2023年9月19日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2023.09.18

    聴診器のむこうに ゲーセンから連れてきて

    6才の女の子は、ふにゃふにゃ人形がお供です。

    青いからだと、青い顔。口には鋭い牙がのぞいています。

    名前は、「ハギーワギー」

    ゲーセンから連れてきたそう。

    おかあさんは、「なんでこのお人形なんでしょうね」とハテナマーク

    外野の意見に惑わされないで、女の子はお人形をしっかりと抱きしめます。

    2023年9月18日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2023.09.12

    聴診器のむこうに なんて読むのかな

    11才の男の子の背中には、古風な文字が

    「籠球」って書いてあるけど、なって読むのかな。

    男の子の部活は、バスケットなので、もしかしてそれと関係が

    「なんて読むのかな、なんて読むのかな」と繰り返しながら、

    外来が進みます。

    2023年9月12日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2023.09.10

    聴診器のむこうに パパはビールで

    9才と6才の男の子のおうちは、甲子園球場から徒歩5分

    試合の日には、大歓声が聞こえるそうです。

    家族そろっての野球観戦の日、

    「パパは、ビール飲むかな」と家庭の事情を探ってみると、

    「うん、飲むよ」と、6才の男の子。

    おそろいの服を着て、ビールを飲んで、最高のご家族です。

    阪神のアレまで、M7

    わたしも、今日からタイガースファン

    次の診察の時には、お祝いしましょうね。

    2023年9月10日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2023.09.09

    聴診器のむこうに デカ靴

    17才の男の子は、すらりとした長身

    「何センチあるの」と尋ねると「もう少しで180センチ」

    足元を見ると巨大な靴が

    さっそく私の足を並べて、お写真します。

    「29インチあるかな」と、おかあさん。

    靴を選ぶときが、大変ですね。

    2023年9月9日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2023.09.05

    聴診器のむこうに あなたはだあれ

    8才の男の子は、お気に入りのぬいぐるみを抱いて座ります。

    きいろくて、かわいくて

    ワンちゃんのようで、トラくんのようで、それともライオンさんかな

    0才からのお気に入りのぬいぐるみは、お鼻も、たてがみも

    男の子が食べてしまったとか。

    これからも大切にして、成人式にも連れて行ってあげてくださいね。

    2023年9月5日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2023.09.04

    聴診器のむこうに 反則プレイ

    14才の男の子の夏休みは、一日野球の練習です。

    「大変だね、バットも持てなくなるぐらい、あつくなるでしょ」と心配すると、

    「日陰に置いとくから、大丈夫です」

    そこで名案が思い浮かび、提案します

    「だったら、相手チームの金属バットを、こっそり日なたに出しとけば、

    熱くてしっかり握れないうちに、ストライク」

    「そりゃ、ダメでしょ」と、速攻否定されます。

    先生は、いい案だ(安打)と思ったんだけどな。

    帰ってから、もう一度検検討してくださいね。

    2023年9月4日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2023.08.31

    聴診器のむこうに 麦わらカメラマン

     

    2才の男の子のシャツは、大きなカメラがぶら下がっています。

    背中を見ると、麦わら帽子。

    今年の夏、カメラと一緒に旅を楽しんできましたよ。

    そんな声が、男の子のシャツから聞こえてきました。

    2023年8月31日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2023.08.25

    聴診器のむこうに おめめパッチリ

    2才の女の子は、大きなぬいぐるみと登場します。

    おめめパッチリのこの子は、「かわうそさん」の一族です。

    魅惑的な瞳のとりこになり、診察がすすみません。

    診察を終えた後も、胸のドキドキ感はおさまりません。

    お茶でも飲んで、集中力を取り戻しましょう

    2023年8月25日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

    夏2023.07.20  (23)

  • 2023.08.22

    聴診器のむこうに ならのシカ

    8才の男の子は、夏休みに奈良のおばあちゃんちに行きました。

    奈良といえば、シカさん

    真夏の奈良公園を思い浮かべながら、

    「シカさんに、会ったの」

    「シカさん、ハンディー扇風機 持ってなかったかな」

    「シカさん、氷 なめてなかった」と、矢継ぎ早に質問します。

    男の子はひとこと、「わからへん」

    やはり、自分の足で奈良公園に行き、確かめるほかありませんね

    2023年8月22日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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  • 2023.08.19

    聴診器のむこうに センスがいいね

    4才の男の子は、診察室の椅子に座るなり、

    センスを取り出して広げます。

    両足をそろえて、背を伸ばし、

    お上品に、座ります。

    「よお、だんな、いいセンスですね」

    さてと、それでは診察なりと、始めましょうか

    2023年8月19日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

    夏2023.07.12  (4)

  • 2023.08.17

    聴診器のむこうに 普通ってなあに

    13才の女の子の今日の課題は「チーズの負荷試験」

    これまで牛乳で負荷をしていたので、

    一区切りの意味を込めて、チーズに挑戦です。

    食べ終わって、「どうだった」と尋ねると、

    まんざらでもない顔をしながら「普通です」

    それではと、「10点満点にすると、何点かな」と、追い質問をすると、

    「8点です」

    これは、普通よりも、おいしい寄りの評価なんだけど。

    質問の難しさに、改めて気づかされます。

    2023年8月17日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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  • 2023.08.11

    聴診器のむこうに シャンプーとタオルを忘れずに

    17才の水泳部の男の子は、真っ黒に日焼けています。

    「水の中だと、野球部だとか、ほかの部活の子がうらやましがるでしょ」というと、

    「結構、お湯みたいです」と答えます。

    「だったら、タオルと、シャンプーもわすれないでね」と注意をうながします。

    夏のプールでのんびりと、校庭を駆け回る同級生を眺めるのもいいかもしれませんね

    2023年8月11日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

    R13

  • 2023.08.06

    聴診器のむこうに 5年早いんだって

    6才の男の子のお願い事は「虫博士」になること

    1万円もする虫取り網をかってもらいました。

    「虫だけじゃなくて、女の子もつかまえてね」とお願いすると、

    「5年 早いわ」とおかあさん

    いやいや、5年くらいじゃないでしょ。

    しばらくは、いろんな虫さんを追いかけてくださいね。

    2023年8月6日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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  • 2023.08.05

    聴診器のむこうに なんのおまじない

    14才の女の子の腕には、なにやら怪しげな絵が

    「これ、友だちが書いた、聖徳太子」

    答えを聞いても、なぜ聖徳太子なの

    もしかして、金運を呼ぶおまじないなのかな

    今どきの中学生の発想は、わたしの理解の1km以上先にありました。

    2023年8月5日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

    夏2023.07.07  (119)

  • 2023.07.29

    クリニックだより 高校生からの質問に

    7月29日 クリニックの会議室でアレルギーの会を開きました。

    主催は、「神戸らいちょうの会」

    参加された高校生から、食物アレルギーで困ったときや、

    うれしかったときは、などの質問がだされます。

    参加者一同、自分や子どもの体験を交えて考えます。

    参加された方は少なかったのですが、中身の濃い会になりました。

    2023年7月29日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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  • 2023.07.28

    聴診器のむこうに 金と銀

    10才の男の子の胸には、大きく「金と銀」

    「将棋を習ってるの」と質問しても、

    「習ってません」の答えが返るだけ。

    だったら何故に「金と銀」

    謎解きができないままに、診察を続けます。

    2023年7月28日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

    夏2023.07.24  (11) 夏2023.07.24  (10)

  • 2023.07.25

    聴診器のむこうに かき氷器を手に持って

    7才の男の子は、サッカーに夢中です。

    心配なのが、熱中症

    「夏限定で、ボールの代わりに、氷の塊を蹴りあったら」と提案するのですが、

    男の子は、否定的

    そこで、「ゴールキーパーは、かき氷器を手に持って、

    とんできた氷をかき氷にして、みんなで食べるとか」と

    熱中症対策を続けるのですが、

    男の子は、否定的

    やっぱり、サッカーのルールは、守りましょうか

    2023年7月25日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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