カンガルーの小部屋

 カテゴリー 一覧

  • 2010.03.17

    聴診器のむこうに いぬスウィッチ

    10才の男の子が、友だちの家に行くと喘息が苦しくなると言います。

    男の子には強いいぬアレルギー(アレルギー検査で100近く)があります。

    友だちの家の中には、いぬがいます。

    「ぼくの身体には、いぬスウィッチがあります。友だちの家のいぬが、そのスウィッチを押すと、息が苦しくなります。」と説明しますと、「そのスウィッチ、どこにあるの?」と真剣に探します。

    「やる気スウィッチ」を押す塾のコマーシャルがありますので、そんなスウィッチのイメージをしたのでしょうか。

    適当に身体を押さえながら、「ここにスウィッチがあるからね。しっかり吸入をしていると、ワンちゃんがスウィッチを押しにきても大丈夫になるからね。」と、伝えました。

    どなたか、いぬスウィッチを売っているお店をご存じの方はおられませんか。

    今度男の子が外来に来たときに、見せてあげたいと思います。

                           2010年3月17日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.03.16

    聴診器のむこうに プニプニ

    9才の男の子が来られました。

    小学校に入ってから、いろいろな食べ物に挑戦されています。

    前回の診察では、ゆで卵の負荷をしましたので、今日はその感想をお聞きました。

    「たまごはどんな感じ?どんな味がする?」と尋ねますと、「プニプニ」と答えます。

    「それから・・」と、先を促しますと、「それと・・それと・・」と、首をかしげます。

    少し時間が経っても、答えは結局「プニプニ」でした。

    それでも少しずつたまごを食べることができて、加工食品などの食生活の幅が広がりました。

    今日は、おうどんに挑戦です。

    負荷試験を始めるときに、遅すぎるということはありません。

    「思い立ったら翌日、ではなく、思い立ったが吉日。」です。

    お気軽にご相談いただければと思います。

                           2010年3月16日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.03.16

    聴診器のむこうに 掃除機を詰め込んで

    春休みにはじめて飛行機に乗るというおかあさんから、ご相談をお受けしました。

    法事のために、遠くの九州の実家に里帰りをされるとのことです。

    子どもさんには、強いダニアレルギーがあります。

    日常の喘息の治療がうまくいっていると、飛行機の気圧の変化は心配ないと思います。

    しかし、実家に連泊されるとなると、お布団のダニが心配になります。

    おかあさんが「掃除機を持っていきますから。」と言われますので、「エッ、掃除機!」とびっくりしました。

    よく聞くと、お布団専用の掃除機ノズルだけを持参されるとのこと。

    子どもさんがその話を聞いていて、「おかあさん、お布団に掃除機あててるん?」と言いますので、おかあさんは「何いってるン。毎日あててるでしょ。」と反論されました。

    おかあさんの地道な努力は、子どもさんには見えないようです。

    でも、そのありがたさよりも、掃除機をトランクに詰め込もうと悪戦苦闘されている姿を想像した自分がおかしくて、ひとりで笑ってしまいました。

                           2010年3月16日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.03.16

    聴診器のむこうに パラダイスピンクの真実

    4月に入学する女の子が、ポシェットを見せてくれました。

    以前にブログに取り上げさせていただいたパラダイスピンクいろのポシェットです。

    ランドセルを買うと、おまけについてきたそうです。

    パラダイスピンクという言葉からは、ハワイで美しいお姉さんたちがフラダンスを踊っている映像があたまの中で再生されるのですが、さて何色かというと、ひとつの色にしぼれません。

    女の子が持ってきれくれたランドセルのミニチュア版は、鮮やかなピンクいろでした。

    これでパラダイスピンクの真実にたどり着くことができました。

    記念に写真を撮らせていただきましたが、女の子は終始うれしそう。

    あと一月もしないうちに一年生。

    みどりの木々と青い空の間を、ピンクのいろが楽しげに歩いていくことでしょう。

                           2010年3月16日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.03.14

    診察室のむこうに 義理チョコ2つ

    今日はホワイトデイです。

    先日、すらりとしたジャニーズ系の中学生が来られました。

    顔を近づけながら小さな声で「チョコ、いくつ?」と尋ねますと、「2つ」とピースマークを指で示しながら、うなづきます。

    「本命チョコ?」と尋ねますと、小さな声で「義理!」

    去年は6個で、今年は2個になったと言うので、その原因を追及しますと、「知りませ~ん」とあっさりかわされました。

    「もうすぐホワイトデイだから、準備してるかな?」と聞きますと、「エ、エッ」としどろもどろの答え。

    おかあさんが、「おこずかい、残しているのでしょうねっ」と追い打ちをかけられます。

    毎年のていねいなお返しこそが、義理チョコの獲得実績を押し上げる秘訣ですよ。

    これは人生の先輩からの忠告です。

    大切に覚えておいてくださいね。

                           2010年3月14日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.03.14

    聴診器のむこうに たとえが悪いわ

    喘息は、運動をしたり冷たい空気にであうと、発作が出やすくなります。

    普段は息苦しくなくても、日常の治療が不十分だと、寒い日に激しいスポーツをしますと発作につながります。

    それが苦しいものですから、激しい運動を敬遠するようになり、いつの間にかスポーツ嫌いになってしまうことも少なくありません。

    4年生の男の子に日常の治療(この子はステロイド吸入療法を続けています)の大切さを説明しました。

    「あのね、きちんと吸入していたら、あなたも冬のオリンピックに出られるかもしれないからね。」と言いますと、「先生、無理。たとえが悪いわ。」と、診察室がアイスリンクように冷たい空気になりました。

    「何のスポーツをしているの」とさぐりを入れますと、「サッカー」と答えます。

    それではと気を取り直して、「あのね、きちんと吸入していたら、ワールドカップに出られるかもしれないよ。」と言いますと、「それもないわ。」とサッカー選手だからか、一蹴されました。

    どんなたとえがヒットするのか、これからもいばらの修行の日々が続きます。

                           2010年3月14日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.03.14

    聴診器のむこうに あかちゃん登場

    半年ぶりに、ご兄弟が診察に来られました。

    後ろには新しいベビーカー。

    「あかちゃんが来たのっ。おとこのこ?おんなのこ?」と、4才のお兄さんに聞きますと、「しらない」と、素っ気ない答え。

    「よかったねっ。おとこのこかな、おんなのこかな」と、今度は6才のおねえさんに聞きますと、「おとこのこ!」と、元気よく答えてくれます。

    兄弟間に微妙な空気が流れます。

    あかちゃんの登場は、家族の中にさまざまな波紋を広げます。

    特に真ん中の子どもさんにとっては、上と下とにはさまれて、サンドウィッチ状態。

    チーズやハムになってしまって、身動きがとれません。

    うまくおにいさん役が演じられなくて、しかられる機会が増えることもあるでしょう。

    そんなこんなも、はたから見ればほほえましいのですが、当事者にとっては大変な出来事。

    急がず、ゆっくりと、おにいさん役の勉強をしていってくださいね。

                           2010年3月14日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.03.11

    聴診器のむこうに あっぱれ、マリオかあさん

    最後の子どもさんの診察をしていますと、中待合い室からおかあさんの声が聞こえてきます。「ここでコインをとって、洞窟に入って・・」

    どうも、ゲームソフトの攻略の話のようです。

    何故おかあさんがゲームの話をされているんだろうと不思議に思っていました。

    おかあさんと一緒に話をしている男の子は、今日は厚揚げの負荷試験中です。

    大豆アレルギーは、煮豆が食べられても、豆腐や豆乳、厚揚げや薄揚げは食べられないと言う、少し変わったアレルギーですので、今日は厚揚げに挑戦です。

    1cm角を3つ、次の5つ食べていただきましたが、喉が痛い、気分が悪いと不安定な訴えをします。

    じんましんが出たり、咳をしますと、食べたものが悪いとすぐに分かるのですが、痛みや不快感は本人にしか分かりません。

    そこで、おかあさんは子どもさんの気持ちをそらそうとして、一番好きなマリオの話をされていたわけです。

    あっぱれ、マリオかあさん。

    あなたは、子どものこころがおわかりの負荷試験の三つ星マイスターです。

    これからも、いろんな食べ物に挑戦していきましょうね。

                           2010年3月11日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.03.08

    聴診器のむこうに 何回跳べるの

    2年生のおねえさんが縄跳びの話をします。

    「わたし、2重跳びが9回跳べるの」とうれしそう。

    それをきいて、「先生は何回跳べると思う?」と質問しますと、「何回かなあ、わたしより多いかなあ。10回以上かなあ」と言います。

    「無理!正解は0回です」と伝えます。

    それを聞いていたもうすぐ一年生のいもうとさんが、「わたしは、前まわり1回」と言います。

    再び「先生は何回跳べると思う?」と質問しますと、「10回!」と、おねえさんと同じように答えます。

    「正解は0回です。先生は手を回すと、足では跳べません。足で跳ぶと、手は回りません。」と言いますと、不思議なものを見るような目でみつめます。

    「でも、大人になったら、こうしてお話ししながら、カルテも書けるようになったでしょ。」と人間発達の神髄をお話ししますと、「それだけなん~」と見事に否定されてしまいました。

    そうです。

    二重跳びや前まわりができるあなた達の方が、よほどに立派ですよ。

    でも、おとなの中にはクリニックの事務長さんのように、同時に10個の違う種類の仕事をこなせる大人の達人もいますので、わたしを大人の代表と思わないでくださいね。

                           2010年3月8日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.03.04

    聴診器のむこうに お大師さん

    毎月20と21の日には、須磨寺はお大師さん(弘法大師御影供)で賑わいます。

    境内に続く参道には、いろいろなお店が並びます。

    そのひとつに、「じゅうしん須磨寺作業所」のお店があります。

    お大師さんが近づくと、作業所では、みんなでじゃがいもやにんじんの買い出しに出かけます。20才になる車椅子の青年もそのひとりです。

    お大師さんの当日には、ボランティアの方に力をお借りしながら、カレーライスやぜんざいが販売されます。

    年末には丹波の黒豆が好評で、ボーナスが出たと喜んでおられました。

    「なにに使われたのですか」とお聞きしますと、「この子が自分で服を選ぶんです。」と言われます。

    「おかあさんも行かれるんですか」とお尋ねしますと、「この子は、母が来ると嫌がるんです。」と言われます。

    「めがねに、マスクに、帽子に、しっかりと変装して怪しい格好で出かけられたら。」と助言をしました。

    お大師さんに行かれるときには、青年のお店にも是非お立ち寄りください。

    そして、変装姿のおかあさんも、見つけてくださいね。

                           2010年3月4日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.03.04

    聴診器のむこうに 素敵な笑顔

    20才の青年が来られました。

    駐車場から、電動車椅子を操縦しての登場です。

    おかあさんに、数枚の写真を見せていただきました。

    振り袖姿のおじょうさん方に囲まれた、素敵な笑顔の写真です。

    小学校6年生のときの、同級生の女の子が「二十才になったときに、会いましょうね。」という約束をしてくれました。

    その約束を覚えていてくれて、成人式の会場で再開が実現したわけです。

    青年は言葉を理解することができるのですが、自らは発語できません。

    それでも写真に写った姿は、いつもの前屈みではなく、背筋をしっかりと伸ばして、満面に笑みを浮かべたカメラ目線です。

    こんな素敵な笑顔の青年を、これまでの診察では見たことがありません。

    よかったね。本当によかったですね。

    おじょうさん方の優しさにも、感謝、感謝です。

    おひなさまの日にふさわしい、素敵な写真を見せていただき、わたしも幸せな気持ちになりました。

                           2010年3月4日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.03.02

    聴診器のむこうに 動物くん勢ぞろい

    「まあ、たくさん並べてしまって・・すみません。」子どもさんの診察がおわり、おかあさんへ説明をしているわずかの間に、診察ベッドの上は動物くんの行列です。

    「いいよ、いいよ、かたづけても次の子がまた並べてくれるから。」とおかあさんにお伝えします。

    診察のあいだ、おもちゃ箱から机の上、机の上からおもちゃ箱へと、動物くんは何度忙しく往復することでしょう。

    今回は、特に見事に整列していましたので、記念写真を一枚撮らせてもらいました。

    「動物や怪獣が好きですので・・」と、おかあさんが謝られますので、「怪獣が好きなのっ、ぼく。先生のうちにも怪獣がいるよ。奥さんと言いますが・・」と返答しました。

    おかあさんにはおおうけでしたが、子どもさんはきょとんとした顔。

    おそろしいものは、怪獣など想像上の生き物などではありません。

    本当におそろしいものは、わたしの表も裏も知りつくしている、実際に目の前にいる生き物なのだという真理に気づくためには、子ども君、もう少し修行が必要なのでしょうね。

                           2010年3月2日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.03.02

    聴診器のむこうに 200kg

    肺機能を測定するために、まずは基礎データとして身長と体重とを計ります。

    「わあ、200キロ」というこえが聞こえます。

    確かめに行きますと、デジタル体重計の表示は「20.0kg」

    双子の男の子が、「200キロ、200キロ」とうれしそうに叫びます。

    顔つきも体格も、そして声までもがそっくりですので、200キロという声が、ステレオ音声となって届きます。

    「なにを食べたら200キロになるの」と尋ねますと、「ポテトチップスに、おせんべい4枚に・・」と、続きます。

    学校に行ったら、まずは体重の読みとり方を勉強してくださいね。

    それとステレオ音声のわざは、まわりの人の混乱させてしまうことがありますので、用量用法には十分に注意してくださいね。

                           2010年3月2日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.03.01

    聴診器のむこうに ギラティナやて

    診察が終わり、ドアを開けて出ていこうとする男の子の背中に、「じゃあね、また。ギラティナくん。」と声をかけます。

    ドアの外で「ギラティナやて、おかあさん、ギラティナやて」という男の子のうれしそうな声が聞こえます。

    ギラティナは、ご存じのようにポケモンのスターのひとり。

    かわいくはありませんが、強さで子ども達には人気です。

    ポケモンのTシャツは、ユニクロなどで販売されることがありますが、残念ながら140cmまでのサイズしかありません。

    大人用のものがあれば、診察室で着ることができるのにと探すのですが、見つかりません。

    そう言うわけで、「ギラティナくん」と声をかけたのは、うらやましかったからですよ。

    ギラティナくん。

                           2010年3月1日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.02.28

    聴診器のむこうに こくぼ二世くん

    7才の男の子の鼻の下に、ちいさな傷を見つけました。

    花粉症のシーズンですので、鼻をかみすぎたのかと思い尋ねますと、「ころんだんです。」と、おかあさん。どんな状況での出来事なのかの説明会になりました。

    「雨の日で、右手には手提げバッグ、左手にはカサ。ランドセルは重くて、顔面からころんだんです。」

    「しかも学校のローカで、コンクリートのうえで・・」ひぇー痛そー。

    「上着もローカも血まみれになって、すぐ呼び出されました。」わーっ、とっても大変。

    バンクーバー・オリンピックでは、何かとお騒がせのこくぼ選手。

    顔面を強打し、腫れあがった写真と、男の子の姿とがダブリました。

    「でも、泣かなかったんです。先生がほめてくださって・・」

    おかあさんの最後の言葉をお聞きし、安堵しました。

    こくぼ選手ではないですが、「怪我ですか、それがあっての小学生なんで・・」とでも言いそうな、将来が楽しみな男の子の顔でした。

                           2010年2月28日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.02.26

    聴診器のむこうに 店長 パート2

    診察を終え、女子フィギュアのフリー演技を見ようとテレビがある待合室にむかいますと、「店長!」というお声がかかります。

    少し、間をおいて、「ハ、ハイ」

    あたまの中を、急いでフィギュアモードからブログに戻します。

    いつもブログを見ていただきましてありがとうございます。

    でも、出前のご注文は、フリー演技が終わってからにしてくださいね。

                           2010年2月26日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏  

  • 2010.02.26

    聴診器のむこうに こんなにかわいいのに

    今日は1才半の男の子の登場です。

    このところ、予防注射や採血で、痛い思いをしていますので、診察室に入ってくるなり泣き続けます。

    卵を初めて食べる日ですが、涙はとまりません。

    しかたなくたまごは、待合室で食べていただくことにしました。

    診察室から出られるときに、「15年たったら、男の子はおっさんになるから。」と励ましの言葉をかけますと、おかあさんは、「それがこわいんです。こんなにかわいいのに。」と答えられました。

    おいおい、なぐさめるつもりで落ちこませて、どうするんですか、カンガルー店長。

                           2010年2月26日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.02.25

    聴診器のむこうに おひなさま

    もうすぐひな祭りです。

    あと数日で3歳になる女の子が、おひなさまをビニール袋に入れ、大切に持って登場です。

    保育所で作った帰りなのでしょうか。かたときも袋から手を離しません。

    お願いをして、袋から取り出し、カメラでパチリ。

    かわいい写真が撮れました。

    春は食物アレルギー指示書や、障害者年金、自立支援法などのいろいろな書類書きで忙しくなります。

    また春は、学校や施設の現状をお聞きする機会も多くなり、憤りから気持ちのバランスを保つことが難しいときがあります。

    今日も学校の食物アレルギー対応のことで、少しイライラしていましたが、おひなさまを見せてもらうと、うそのように落ち着くことができました。

    女の子とおひなさまに感謝、感謝です。

                           2010年2月25日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.02.24

    聴診器のむこうに 予防注射

    2月のはじめに、歯科の事務長さんに、インフルエンザワクチンを接種しました。

    いつもダンディーな方ですが、その日は一段と物静かで言葉も控え目です。

    接種が終わって、急に顔色もよくなられ、おしゃべりも増えました。

    それって、ただ注射が怖かったっていうことですか?

    子どものみなさんへ。みなさんの方が注射のときに頑張っていますよ。

    注射を怖がっているおとなを見かけたら、「だいじょうぶだから」と、励ましてあげてくださいね。

                           2010年2月24日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.02.22

    聴診器のむこうに ランドセルの色

    新入学を前に、「ランドセル買った?。何色かなっ?」と、声をかけることが多くなりました。

    一年生になる子どもさんにとって、ランドセルは新しい生活の象徴です。

    ランドセルという言葉を聞くと、どの子どもさんもうれしそうな顔をします。

    今日、来られた女の子さんは、「パラダイスピンク」とうれしそうに答えてくれました。

    「パラダイスピンク?パラダイスピンクって、どんな色なのかな」と想像して、ドキドキしました。

    先日のおかあさんは、「バーゲンで半額だったので、2つ買いました。」と答えられました。2つのランドセルを、どのように使いわけられるのかと、これまた興味津々。

    ピカピカのランドセルに少しづつ小さな傷がふえ、汚れが目立つようになっても、どの子どもさんも学校が大好きで、元気な笑顔で通われることを願っています。

                           2010年2月22日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

70/71