2017.12.04
あたまのよくなるカンガルー 深いいいお話
12月2日夕方から、発達障がいの講演会を
聞きに出かけました。
テーマは小児期のADHDと、成人のADHD
子どものADHDの診療の様子を
兵庫医大小児科の下村先生がお話されます。
一人の子どもに見られるその時々の発達上の症状を
困っている症状を解釈し、手助けする立場から
あの行動はADHDの特徴から、
この行動はASDの特徴からと診たて
説明していると話されます。
本人にもていねいに関われているご様子がうかがわれ、
好感が持てました。
成人期のADSDは浜松の病院の高橋先生です。
ADHDが原因で、生活の場面でうまくいかないことを
経験すると、自分を責める気持ちになり、
気持ちが固くなるために、適応行動をとることが難しく
さらにADHD症状が悪化してしまうという
負のスパイラルに陥らないようにするために、
これまで繰り返してきた工夫を尊重し
あらたな自分になり変わっていく手助けをするのが
治療者の役割りですと話されます。
小児科と成人とのコラボの学習会は珍しく、
いい週末のトレーニングになりました。
2017年12月4日
いたやどクリニック 木村彰宏