2011.05.10
かんがるうっ子 くらべっこ
「朝ごはんをドライフーズにしたら?」という話題のあと、子どもが尋ねます。
「おとうさん。病院と、家と、どっちがきついと思う?」
なんという、微妙な質問なのでしょう。
そこで、正直に答えました。
「中華料理と、お好み焼きと、どちらが食べたい?。あなたと、ナナちゃんと、どちらがかわいいと思う?」
そこへ、おかあさんが助け舟。
「ナナちゃんは、『起きなさい』って言えば、すぐに起きるし。『お散歩よ』って言えば、すぐにお散歩に行く準備をするし。」
おかあさんの助言は、ふたつから、ひとつを選ぶときに、いいヒントになります。
たとえ話のひきあいにだされた子どもは、「自爆したわっ」と、早々に登校の準備をします。
人生では、いろいろな場面で、「究極の選択」を迫られることがあるでしょう。
家庭での、小さな会話が、案外良い勉強になるのかも知れませんね。
2011年5月10日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏