カンガルーの小部屋

2010.02.23

かんがるうっ子 ぼくのぶん、少なくない?

会議の後、閉まろうとしていた駅前のCOOPさんで、おみやげを買いました。

いつもは、ナナとハッちゃんのおみやげだけを買って帰り、「どうせ、わたしなんかより、ナナとハッチの方がだいじなんやろ。」と言われますので、子どもにはエクレアとシュークリームを、ナナとハッちゃんには、半額セールのわかさぎを買いました。

意気揚々として帰りますと、子どもは洋風の甘いものが苦手なことを忘れていました。

「またか」という顔をされ、おかあさんが買ってくれていたみたらし団子を口にいれます。

4回転ジャンプは見事着地失敗です。

翌朝、おかあさんが、わかさぎを素揚げにしました。

ナナは、お散歩前に割り当て分を完食。

ハッちゃんは、お散歩のあとのデザートです。

子どもに持ってきてもらいますと、わかさぎの素揚げをほおばっています。

塩味もなにの味付けのしていないわかさぎを、パクパク、もぐもぐ。

「ぼくの、ぼくの!」と、ハッちゃんの声が聞こえてきます。

「おねえちゃん、お座りはしましたか、お手はしましたか。ぼく、ちゃんとお座りをして待っていましたよ。でも、ぼくのぶん、ちょっと少なくない?」

                       2010年2月23日

                       いたやどクリニック小児科 木村彰宏