カンガルーの小部屋

2011.04.07

かんがるうっ子 わたしは100円

子どもと、お散歩の途中、クリニックの募金活動の話をします。

ハッちゃんが、ボールを見つけたら、ワンコイン。

ナナのことを、ブログにのせたら、ワンコイン。

子どもは、興味深げに聞いています。

アジサイの春芽が、かわいかったものですから、ナナと一緒に写真に撮ろうとします。

突然、子どもが画面に乱入します。

「じゃ、こうしよう。あなたのことを、ブログにのせると、100円」と提案します。

子どもは、「フムフムフム」と、考えています。

「整理するよ。ナナは500円で、あなたは100円。ということで、いいかなっ」

子どもは、少し考えた後、「じゃ、ナナのほうが、かわいいってこと?」

愛情は、お金の額でないことは、知っているでしょ。

でも、親子の間に、少しだけ微妙な空気が流れました。

                      2011年4月7日

                      いたやどクリニック小児科 木村 彰宏