2010.11.25
カンガルギー情報 第60回日本アレルギー学会①
11月25日から、第60回日本アレルギー学会秋季学術会議がはじまりました。
会場は、東京国際フォーラム。
新橋の宿舎から、会場まで、朝の散歩を楽しみました。
初日の朝の講義は「免疫理論に基づいた免疫療法をめざして」
会場には30分前に入り、一番乗りでした。
免疫療法は、原因抗原を与える(皮内に注射したり、口に含ませたり)することで、調節Tリンパ球を増やし、アレルギーを治療する方法です。
喘息に対して、ダニ抗原を、ハチアレルギーに対して、ハチ毒抗原を、花粉症に対して、スギ抗原の舌下免疫療法を。
さまざまな試みがなされています。
アレルギー症状を引き起こす抗原を投与することで治療するわけですから、当然アナフィラキシーが起きる危険性があります。
食物アレルギーでの「少し食べ治療」を行う時にも、同じ事が言えます。
効果と安全性が両立する治療法が、早く一般化されるといいですね。
2010年11月25日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏