カンガルーの小部屋

2018.12.06

カンガルーの本棚 それぞれの独り立ち

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原田マハさんの「独立記念日」(PHP文芸文庫)を、読みました。

生活につかれ、生活に行き詰まりを感じる主人公たちが

新しい一歩を踏み出す24のものがたり。

前のお話の登場人物が、次のお話の主人公になっていくおもしろさ、

「自由になる」ってことは、「いかに独立するか」ってことなんです。

ややこしい、いろんな悩みや苦しみから・・

作中に登場するこの言葉が、「独立記念日」という本の題名を表しています。

短くて、濃い口で、いつか再読したい一冊です。

      2018年12月6日

      いたやどクリニック 木村彰宏