2014.02.06
カンガルーの本棚 みんなの可能性
斎藤喜博先生の「君の可能性:なぜ学校に行くのか」(ちくま文庫)を、読みました。
1970年に出版され、版を重ねてきた名著です。
かんがるうっ子の、学校の読書感想文の宿題に選ばれた本です。
読み終えて机の上に置いてあった本を拝借。
読みだすと、40年の歴史を超えて私の心を揺さぶります。
学校の集団の中で高め合うこと
クラスメイトは競争者としてだけではなく、高め合う仲間であること。
私が抱いていた学校観を大きく変えてくれます。
「努力する事で、一人ひとりの可能性が花開く」
斎藤先生の信念が伝わってきます。
佐藤学さんが書かれた文庫本の解説も、読み応えがあります。
一人ひとりの努力が認められ、
普通の暮らしが成り立つ世の中でありたいと思います。
2014年2月6日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏