2014.04.25
カンガルーの本棚 わたし達の方法で
ヘンリー・S・ストークス氏の 「連合国戦勝史観の虚妄」(祥伝社新書)を、読みました。
読む事がないジャンルの本ですが、
飲み会の席で 友だちに勧められ、読みはじめました。
第二次世界大戦、東京裁判、従軍慰安婦問題、そして三島由紀夫。
著者はイギリス人ですが、日本に在住するうちに歴史認識が180度変わったと言います。
その変化の過程が今一つ伝わりません。
流行りの、「歴史認識の見直しを」という結論だけが、先行して見えます。
日本に住みながら、著者は日本の何を見てこられたのか、
そして、日本の誰との交友関係を大切にされたのか
隣国との関係が難しく感じられる今こそ、
歴史の流れを後戻りさせるのではなく、
わたし達の方法で、平和な未来を切り開いていきたいと思います。
2014年4月25日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏