2011.12.03
カンガルーの本棚 カンガルーでもわかるTPP
中野剛志さんの、「TPP亡国論」(集英社新書)を、読みました。
国論を二分しているTPP。
カンガルーにも分かる言葉で、わかりやすく解説されています。
内需を拡大する事で、デフレからの脱却を図るべき時期に、農業従事者を失業に追いやり、内需を冷え込ます愚かさ。
食料品は、一国の戦略物質であるのに、その生命線を他国に明け渡す愚かさ。
様々な経済的視点から、痛快にTPP反対論を述べられています。
254pの新書本ですが、あまりのおもしろさに、一日で読み終えました。
TPPを考える上で、必読の一冊です。
2011年12月3日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏