カンガルーの小部屋

2011.12.13

カンガルーの本棚 ベテルギウスのゆらめき

野本陽代さんの、「ベテルギウスの超新星爆発」(幻冬舎新書)を、読みました。

冬空にきらめくオリオン座。

その右肩に赤く輝く星が、ベテルギウスです。

ベテルギウスが、いま、揺らいでいます。

明るさも、大きさもゆらめき、星の一生の最期、超新星爆発の前触れではないかと考えられています。

わたし達の身体を構成する元素は、酸素が65%、炭素18%、水素10%、窒素3%、カルシウム1.5%、リン1%と言われています。

大部分の星の主成分は、水素とヘリウム。

他の元素は、星が超新星爆発する時に、核融合して作られると書かれています。

ベテルギウスの最期は、新しい生命の誕生につながると言う事なのでしょう。

皆既月食と、オリオン座のベテルギウス。

空を見上げながら歩くことが多くなりました。

「おとうさん、わたしを見てね」と、ナナやハッちゃんにしかられそうです。

2011年12月13日

いたやどクリニック小児科 木村 彰宏