2010.05.31
カンガルーの本棚 夏を拾いに
森浩美さんの「夏を拾いに」を読みました。
「スタンドバイミー」という有名な映画があります。
小説「夏を拾いに」は、同じ少年期のテーマを、不発弾を探す冒険に置き換えて、描かれています。
小学校最後の数年は、子ども期でありながら、少しずつおとなの世界が分かりはじめる時です。
何に夢中になり、何を追いかけていたのかは、ひとり一人違うでしょう。
でも、明るさと不安の中に、誰もが毎日、昨日とは違う自分と出会う季節です。
夏の日ざしの中で、のんびりとご一読されることをおすすめします。
2010年5月31日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏