知野みさきさんの「雪華燃ゆ」(光文社文庫)を、読みました。
シリーズ3作目は、かなわぬ恋の物語。
着物の下描きを何度も書き直す中で明らかになる 依頼者の悲しい過去
わが身の恋の行く末と重ねあううちに 揺らぐ思い
ページをめくるごとに、江戸の街並みに生きる人々の
確かな息遣いが聞こえてきます。
2017年12月14日
いたやどクリニック 木村彰宏