カンガルーの小部屋

2014.04.26

カンガルーの本棚 父への挑戦状

岡田尊司先生の「父という病気」(ポプラ新書)を、読みました。

以前ご紹介した「母という病気」の続編です。

子どもにとって、母は、生物学的な安心感を与える存在。

父は、外の空気を子どもに持ち込む社会的な存在。

かっての家父長的な存在が否定された今、

父の存在は、希薄化してしまいました。

子どもが思春期をむかえるころ、

父の役割が高まると岡田先生は書かれているのですが・・

ラスト数ページに込められたメッセージに 心打たれます。

子育てに関わられている全ての男性に、お勧めの一冊です。

2014年4月26日

いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

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