カンガルーの小部屋

2011.01.17

クリニックだより カウンセリング実習

午前のミニ講義のあとは、「子どもの心・カウンセリング実習」です。

患児役、おかあさん役、医師役でひとチーム。

情報をいただいて、打ち合わせをして、みんなの前で演じます。

わたしの役は、起立性調節障害の中学一年生の男の子。

少ない情報を元に、おかあさん役の先生と、祖父母の年齢や、同居の有無、両親の年齢、結婚した年齢、仕事、年収、住まい、兄弟などを勝手に設定していきます。

医師役の先生が、短い時間で情報を聞き出していきます。

先生役の質問が、子どもにはどのように届くのか、その時、子どもはどのような表情や身振りをするのかを考えながら、演じました。

子ども役を演じて、子どもの不安な気持ち、揺れ動く心を、感じることができました。

ロールプレイングは、なかなか深いものですね。

                       2011年1月17日

                       いたやどクリニック小児科 木村彰宏