2010.04.27
クリニックだより 小学校訪問 4月27日
4月27日、須磨区の小学校を訪問しました。
クリニックからは、研修医の先生にも同行していただきました。
小学校には、卵白と牛乳、小麦、大豆、エビに強いアレルギーがある子どもさんが通われています。
先生方にお集まりいただき、食物アレルギーの学校での対策について、お話しをさせていただきました。
強い牛乳アレルギーの子どもさんがおられると、まわりの子ども達が飲む牛乳パックの取り扱いが大きな課題となります。
この小学校でも、はじめは大きな袋にそのまま牛乳パックをほおり込む「サンタクロース方式」をとられていました。
大きなバケツに残った牛乳を流し込む、「バケツ方式」も考えられました。
どちらの方法も、牛乳が飛び散ることを防げません。
そこで美術の先生が、牛乳を持ち運ぶ箱を牛乳パックが倒れないように工夫されました。
子ども達は、飲み終わったパックを「倒れない箱」にそっと置くだけです。
あとで、高学年のおにいさん、おねえさんがパックを洗って開きます。
さっそく「倒れない方式」を写真に撮らせていただきました。
いろいろな先生方が、食物アレルギーの子どもを支えようと、自分の持ち場でできることを工夫されている姿に、感動を覚えました。
たのしく、実りのある学校訪問をさせていただき、本当にありがたく思いました。
2010年4月27日