カンガルーの小部屋

2010.02.16

組合員さんのお宅を訪問して ダックス三昧

2月16日、地域の組合員さんのお宅を訪問させていただきました。

いたやどクリニックは医療生協の診療所ですので、組合員さんからのご要望を大切にしたいと考えています。

クリニックの中にご意見箱「虹の意見箱」を置いているのですが、なかなかご意見が集まりません。

そこで、月に一度、職員がペアを組んで、近くの組合員さんのお宅を訪問させていただくことにしています。

今回の相方さんは、栄養士さんの新田さん。美女と野獣コンビです。

受け持ち地図の中に、前々から気になっていましたお店がありました。

英国ダックスフンド専門店のお店です。

呼び鈴を押しますと、男の方が出てこられました。

訪問の目的の一つは、後期高齢者医療制度を廃止する請願書に署名をお願いすることです。

しかし、わたしとの会話は、署名用紙そっちのけで、いぬ物一色になってしましました。

40年前に、当時は高級犬であった英国ダックス専門店を開き、遠くからお客さんが来られたこと。震災の影響と、ホームセンターのペットショップがオープンしてから、商売がさっぱりになったこと。この春いよいよ店を閉めようと考えていること。などなど、話はつきません。

趣味の写真もプロ級だそうで、写真展で知事賞を2回受賞したと、五百羅漢の写真を見せていただきました。

「いまは、デジカメを勉強していて、そうや、新しいプリンターを買って、今その台を組み立てているところなんや」と、話の途中でドアを閉め、中に入ってしまわれました。

あっけない、さよならになってしまいましたが、いつも前を通るたびに気になっていたお店の歴史を、少しでもおうかがいできて、とても有意義な午後となりました。

                       2010年2月16日

                       いたやどクリニック小児科 木村彰宏