カンガルーの小部屋

2011.05.03

聴診器のむこうに うれしいお客さま

「先生、お客さまです。」

診察の合間に、看護師さんが微笑みながら、こう伝えます。

誰かなと思いながら、診察室の入り口をみていますと、なつかしい顔が・・

小さい時から、アレルギーで通っていただいていた青年です。

今の仕事先は、佐渡。

年に一度の帰省に合わせて、訪ねてきてくださいました。

なつかしさと、うれしさで、涙目になります。

熱い握手を交わしながら、再会を喜びました。

下積みの仕事の先に、自分がほんとうにやりたい仕事が待っているはず。

あなたは、わたしの、自慢の患者さんです。

                      2011年5月3日

                      いたやどクリニック小児科 木村 彰宏