カンガルーの小部屋

2013.01.28

聴診器のむこうに 大当たり

「お正月は、なにかいい事、あったの?」

6才の男の子に、尋ねます。

後ろから、おかあさんが代わって答えられます。

「北海道旅行が、当たったんです」

おとなふたりで、2泊3日の旅。

大当たり、金色の玉です。

それを聞いた看護師さんは、幸運にあやかろうと、

男の子に握手を求めます。

おかあさんは、「この子、一生、結婚できないかも」と、言われます。

ここで、一生分の運を使い果たしたのではないかと、心配されます。

いえいえ、そんな心配はありません。

握手組のわたし的には、幸運が続く一生に間違いなしだと思います。

でも、幸運のおすそわけは、忘れないでくださいね。

2013年1月28日

いたやどクリニック小児科 木村 彰宏