カンガルーの小部屋

2011.06.26

聴診器のむこうに 岡山からのお客さま

15才の男の子は、岡山からのお客さま。

神戸から岡山に引っ越された後も、診察に来られます。

今春からは、高校生。

学生寮から、通われているそうです。

診察が終わり、おかあさんから、小冊子をいただきました。

1987年に刊行された、甘蔗珠恵子さんの「まだ、まにあうのなら」という小冊子。

チェルノブイリ原発事故の、一年後に書かれた手紙です。

原子力発電所に反対する署名用紙を持ってこられていましたので、喜んで署名をさせていただきました。

お返しに、医療生協で集めている「原子力に頼らない社会をめざす」署名用紙をとりだし、お願いしました。

原子力に頼らない考え方が、少しずつ広がっていることを、うれしく思いました。

2011年6月26日

いたやどクリニック小児科 木村 彰宏