カンガルーの小部屋

2011.04.19

7+8= イージーボール

きのう、こうえんで「やきゅうあそび」をしていた、おにいちゃんたちは、ホームランをなんぼんも、うちました。

こうえんのすみで、みていたボクは、「ボクのほうに、ころがってこないかな」って、おもいましたが、ダメでした。

けさ、もういちど「こうえん」に、おさんぽにいきますと、しばふのうえに、きいろいボールが、ころがっています。

パンクして、いらなくなって、すてられたのか、さみしそうに、ころがっています。

あまりの「イージーボール」に、ボクの「とうし」が、わきおこりません。

すこしまえの、ボクだったら、プライドがじゃまをして、とおりすぎたかもしれません。いまのボクは、ちがいます。

「とうほくちほう」のことをかんがえて、くわえます。

「383こめ」です。

かえりみちで、ふたりのワンちゃんに、であいました。

ふたりとも、「えらいね」って、ほめてくれました。

ボクは、「イヌとして、あたりまえのことを、しているだけです。」と、こたえました。

おとうさん、ボクも、おとなになったでしょ。

                      2011年4月19日

                      いたやどクリニック小児科 木村 彰宏