カンガルーの小部屋

2012.02.23

7+8= 親子げんか

おさんぽのあと、リードをはずしてもらうとき、おとうさんのてを、ガブリしました。

きゅうに、ボクのくびのしたに、てをいれてくる、おとうさんが、わるいんだと、おもいます。

「ハッちゃん、ウー、ワン」

おとうさんは、おこって、ボクを「いかく」します。

「ウー、ワン」

ボクも、まけないで、いいかえします。

おどろいた、おかあさんが、ふたりのあいだに、はいってきます。

「ハッちゃん、もう、あんたとは、おやでも、こでも、ないからね」

おとうさんの「グチ」が、つづきます。

でも、ボクは、しってますよ。

ひとばんねたら、すっかりわすれて、「ハッちゃん、ハッちゃん」と、おかしをくれて、「なかなおり」するつもりなんでしょ。

おとうさん。

2012年2月23日

いたやどクリニック小児科 木村 彰宏