カンガルーの小部屋

2012.10.21

7+8= 赤の勝ち

あさ、おとうさんが、ボクのおへやに、くるじかんが、

だんだん、おそくなっています。

おさんぽに、でかけても、ちかくのこうえんで、「てぬき」です。

おつかれなのだと、おもいます。

それでも、ボクは、さがします。

ようちえんのよこで、ボールが、ひとつ。

うしろをみると、もうひとつ。

「531こ、532こ、533こ、534こ、535こ、536こ」

ぜんぶで、6こです。

「ハッちゃん、それって、『たまいれのボール』じゃない」

おとうさんが、こうふんして、いいます。

「あとで、ようちえんのせんせいに、かえしに、いこうね」

ボクは、すこし、ざんねんだけど、それがいいと、おもいます。

たまいれで、しろいボールがすくないと、

いつも、あかぐみが、かつからです。

いいことすると、とくいです。

2012年10月21日

いたやどクリニック小児科 木村 彰宏