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2023.09.30
聴診器のむこうに 似合っていますよ
診察室の椅子に座った、4才の女の子
診察を始めると、指のマニュキュアに気づきます。
女の子をお膝に乗せているおかあさんの指にも、おなじ色のマニュキュアが
おそろいの色で、とっても似あっています。
小さいころから おしゃれセンスを磨くのは、
お姉さんになっても 大きな楽しみにつながりますよね。
2023年9月30日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2023.09.29
聴診器のむこうに わたしの大好きな
5才の男の子は、私の大好きな色変タイプのザウルスシャツ
「触らせてね」と許可を取り、色変に挑戦します
はじめは「みどり」で、色変後は「茶色」に変身
大満足の診察になりました。
あれれ、今日は本当は、おにいちゃんの方の診察日だったのかな
2023年9月29日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2023.09.28
聴診器のむこうに 晩御飯のおかずを取るまでは
12才の男の子は、真っ黒な日焼け姿で登場します。
川遊びをして焼けたというので、
「晩御飯のお魚を取るまでは、帰ってきたらダメっていわれたの?」
と、尋ねると、
「いいえ、泳いでいただけです」と答えます。
楽しい夏休みを過ごせて、よかったですね。
2023年9月28日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2023.09.27
聴診器のむこうに 長崎から船に乗って
6才の男の子の夏休みの思い出は、長崎のおばあちゃんちに行ったこと
「神戸から、船に乗って長崎に行ったの」と質問すると、
キョトンとした顔をして、ノーコメント
実際は、新幹線を乗り継いでの旅だったとか
帰りは台風に巻き込まれて、おまけの1泊
いろいろあって、楽しい思い出になりましたね
2023年9月26日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2023.09.26
散歩のたのしみ ボクも見ているよ
風に乗って運ばれたユリが、玄関先で咲きました。
白い姿は、お姫さま
通りがかりの女性から、「きれいですね」と声をかけられます。
カメに乗ったワンちゃんも、後ろからうっとりと見ています。
朝夕が、ようやく涼しくなりました。
2023年9月26日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2023.09.25
7+8= ナナちゃんどうしてるかな
勉強会に出かけたときに立ち寄った、御朱印のお寺さん
お堂の前から、ワンちゃんが、こちらをみています。
すらりとした顔がかわいくて、大丈夫だからねと、すり寄ります。
思い出すのは、ナナちゃんの姿
雲の上で、楽しく過ごしているといいなあ
2023年9月25日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2023.09.24
聴診器のむこうに かまないでね
6才の男の子の胸には、大きく口を開けたサメの図柄
診察の合間に、指を口に近づけて
「かまないで、かまないで」と叫ぶと、
男の子は「うふふ」と、笑顔で反応してくれます。
そうです。頭から否定しないで、柔軟な対応をするのが関西人。
でも、道で変なおじさんに出会ったときは、気をつけましょうね
2023年9月24日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2023.09.23
カンガルーの本棚 おとなの恋の物語
町田そのこさんの「コンビニ兄弟3」(新潮文庫)を、読みました。
シリーズ3作目も、妖艶な店長が人々を引き付ける門司港のコンビニが舞台です。
3つの物語の最後に登場するのは、
バッチリ決まった女性に振り回されるコンビニ店員のとまどいと、
隠された真実。
軽妙な語り口のうちに、外見からはうかがうことができない
それぞれの生い立ちと、悲しみが浮かび上がります。
第4作はいつ頃かなと、また首が長くなってしまいました。
2023年9月23日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2023.09.22
聴診器のむこうに アリエルみたいに
6才の女の子の、呼吸機能は100点満点
「なにか、スポーツしているの」と尋ねると、
「水泳」との答えがかえります:
「すごくいい呼吸機能してるから、
がんばって アリエルみたいになろうね」と励ましても、
女の子は「???」
短い時間に、思いを届けるのは、難しいですね
2023年9月22日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2023.09.21
クリニックだより 何を大切に
9月21日 「おかあさんの勉強会」を開きました。
今日は、小学6年生と、高校2年生の子どもさんのおかあさんが参加されます。
おふたりとも、秋の修学旅行の相談です。
修学旅行の目標は
学校からは、集団生活を学ぶ、平和学習をする などなど
でも、子どもさんは何を願っているのかな
いつもと違う生活を楽しむ、違うものを見聞きする、
友だちと一緒に過ごす、楽しいことを経験する
その土地のおいしいものを食べる などなど
食物アレルギーがおいしいものを食べたり、
友だちと同じものを食べる体験の妨げになるときに、
それでも、みんなと一緒に旅行に出かける楽しみを失わないでほしい
みんなと一緒に出かける勇気を失わないでほしい
そう強く願いながら、献立表を拝見しました。
次回は、10月5日、19日 いずれも9時30分からの開始です。
お時間があれば、ぜひご参加ください。
2023年9月21日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2023.09.20
カンガルーの本棚 本を読んだだけでは難しい
安藤俊介さんの「アンガーマネジメントを始めよう」(だいわ文庫)を読みました。
自分やまわり人、世間に「怒りの感情」を持つことは、自然なことです。
しかし、その「怒りの感情」が人を傷つけ、
まわりまわって、自分の立場を損なうことは、まれではありません。
安藤先生は、怒りのマネジメントを
人間関係、仕事、自分の生き方、暮らし方などにわけ、
そのコントロール方法を伝授されます。
なるほどと、納得がいく方法と、
それはあんまりだわと思うところが混在し、
整理がつかないままに、最後の1ページに目を通しました。
本を読んだだけでは難しい。
では、どうすればよいんだろう。
2023年9月20日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2023.09.19
聴診器のむこうに 何を食べるのかな
8才の男の子に、尋ねます。
「ピカチュウって、何を食べるのか知ってる。
先生はね、何をあげたらいいのかわからないから、教えてね」
男の子は、「卵やきでしょ、それから・・」
それを聞いていたおかあさん
「それって、あんたのあさごはんでしょ」と、つっこみを入れます。
そうなんだ、だれかピカチュウのご飯を教えてくださいね。
2023年9月19日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2023.09.18
聴診器のむこうに ゲーセンから連れてきて
6才の女の子は、ふにゃふにゃ人形がお供です。
青いからだと、青い顔。口には鋭い牙がのぞいています。
名前は、「ハギーワギー」
ゲーセンから連れてきたそう。
おかあさんは、「なんでこのお人形なんでしょうね」とハテナマーク
外野の意見に惑わされないで、女の子はお人形をしっかりと抱きしめます。
2023年9月18日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2023.09.17
カンガルーの輪舞曲 いろいろアレルギー
9月16日、アトピッ子地球の子さんのWEB講演会に参加しました。
今回のテーマは、少しマイナーなアレルギー
さかなを食べて症状がでたときに、アレルギー以外にヒスタミン中毒や
アニサキス症を考えます。
また、ナッツアレルギーが急増している原因とはなど
60分の後は、質疑応答は90分続きました。
もっとお話ししたかったのですが、
午後から始まる医療生協の理事会に間に合うように大急ぎで家を出ます。
ご参加されたみなさまとまた、お会いできる日を楽しみにしています。
2023年9月17日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2023.09.16
カンガルギー情報 監視して行動して
9月14日、兵庫小児アレルギー研究会を開きました。
315回目のテーマは、「大気汚染と健康被害」
講師の先生は、東神戸病院小児科の森岡芳雄先生です。
2酸化窒素、PM2.5、黄砂、アスベスト
大気汚染の健康への影響を、ていねいに説明されます。
最後に参加者の黒坂先生からの
「監視の目と行動が必要」との言葉に、一同大いに納得しました。
2023年9月16日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2023.09.15
かんがるうっ子 アレの日
9月14日は、「アレの日」
研究会がおわり、帰路の電車の中で「アレ」のニュースを知ります。
帰宅すると、食卓の上には、ビールの空き缶の山
母娘で盛り上がっていた様子です。
明けて15日の外来は、「アレの話題」に
南甲子園から来られた家族さんは、夜遅くまで歓声が聞こえていたと報告されます。
「アレ」に始まり「アレ」に終わるここ数日。
関東方面は、どうなっているんでしょうね。
2023年9月15日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2023.09.14
かんがるうっ子 秋のおくりもの
朝夕が涼しくなり、虫の音がひときわ大きく聞こえるこの頃
秋の贈り物が届きました。
岡山県のふるさと納税からは、お野菜の詰め合わせ
祖母宅からは、大きな「ういろう」一本
そそて、お世話になった給食センターの先輩からは
近くの農園でとれた、ブドウの詰め合わせ。
どれも大好きなかんがるうっ子は、ピョンピョン跳ねて大喜び
しばらくは、体重計に乗らないことにしましょうね
2023年9月14日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2023.09.13
クリニックだより カンガルーのお引越し
いつもカンガルーの小部屋を読んでくださりありがとうございます。
いたやどクリニックのホームページをリニューアルしましたので
カンガルーの小部屋もお引越ししました。
下記のリンクからご覧くださいね。
カンガルーの小部屋 https://itayado-cl.jp/blog/
いたやどクリニック https://itayado-cl.jp/
よろしくお願いいたします。
2023年9月13日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2023.09.12
聴診器のむこうに なんて読むのかな
11才の男の子の背中には、古風な文字が
「籠球」って書いてあるけど、なって読むのかな。
男の子の部活は、バスケットなので、もしかしてそれと関係が
「なんて読むのかな、なんて読むのかな」と繰り返しながら、
外来が進みます。
2023年9月12日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2023.09.11
カンガルーの本棚 寒村からフランスへ
三國清三さんの「三流シェフ」(幻冬舎)を読みました。
北海道の寒村に生まれた三國さんは、体一つで札幌の一流ホテルの厨房に飛び込み
料理の道を歩み始めます。
その道は、東京帝国ホテル、ジュネーブ大使館へと続き
やがてフランス各地の超一流レストランでの修業が待っていました。
がむしゃらに料理と格闘していた先に、
待っていた言葉はシェフからの「洗練されていない」のひとこと
講演会を主催していただいた小学校の養護の先生からいただいた、
三國シェフの壮絶な自叙伝です。
2023年9月11日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏