カンガルーの小部屋

2025年 5月

  • 2025.05.29

    聴診器のむこうに 洗濯ばさみ少年

    5才の男の子は、恐竜のお人形に

    洗濯ばさみをいっぱいつけて、持ってきてくれます。

    なにかのおまじないなのかなと、考えていると、

    「この子、洗濯ばさみが大好きなんです」と、おかあさん

    なるほど、趣味の沼なのですね。

    おとなになったら自分のお金で洗濯ばさみを100万個買って、

    世界中を、洗濯ばさみしましょうね。

    2025年5月29日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.05.28

    聴診器のむこうに これって持ち込みありなの

    18才の女の子が、膝の上にぬいぐるみを置いて診察を待っています。

    「なに持ってるの」と尋ねると

    「筆箱です」

    念のために、背中のチャックを開けて中をチェックすると、筆記用具のセットが

    「試験の時に、持ち込み有りなの」と尋ねると、

    「ありです。今流行ってるんです」との答え。

    試験会場の先生の、驚く顔を見てみたいですね。

    2025年5月28日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.05.27

    聴診器のむこうに 仕掛けもんは大好きです

    7才の男の子の胸には、なにやら仕掛けもんの消防署

    真ん中をめくると、3台目が登場します。

    黙って診察している場合じゃありません。

    3台目の消防車くん、緊急出動ですよ

    2025年5月27日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.05.26

    カンガルーの本棚 勉強の仕方

    石田勝紀さんの「同じ勉強をしていて、なぜ差がつくのか?」(携書)を読みました。

    著者は学習塾の先生です。

    これまでに生徒を指導する中で、気づいた?とは

    同じ勉強をしていても、そこに疑問を持ち、それを解決しようと思い立ち

    楽しみ、考える

    受け身ではなく、積極的に問題や課題に取り組む姿勢が

    大きな差を生むのではないかと力説されます。

    なるほど、なるほどと、共感しながら読了しました。

    2025年5月26日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.05.25

    カンガルーの輪舞曲 エピペン中心で

    5月24日の午後、西宮の保育士さんの研修会に出かけました。

    持ち時間は60分、エピペンを使うタイミングとの使い方だけにテーマを絞り、

    早口で説明します。

    それでも予定時間を超えてしまい、

    閉館時間に間に合うように、後かたづけに追われます。

    うまくお伝え出来たか、少し心配です。

    2025年5月25日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.05.24

    散歩のたのしみ 角だせやりだせ

    雨の日の朝、新聞を取りに玄関を出ると、

    ゆっくりと歩く かたつむりさん

    手に取って眺めても、角や頭を隠しません

    あんまり堂々としているので、こちらが恐縮してしまいます。

    草むらに帰してあげるから、ゆっくりと雨を楽しんでくださいね

    2025年5月24日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.05.23

    聴診器のむこうに アサリの味噌汁

    10才の男の子に、アサリの負荷試験を行います。

    持ってきていただいた、インスタントのアサリの味噌汁に湯を注ぎ

    男の子の前にさし出します。

    「味はこってりしていないからね。あっさり味だからね」と情報提供すると、

    おかあさんだけが、反応されます。

    負荷の結果は、「舌が、ピリピリする」とのことで、食べるのは無理なようでした。

    2025年5月23日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.05.22

    聴診器のむこうに 西松屋としまむらと

    6才の男の子が、ポケモン絵柄のシャツで登場します。

    出どころを尋ねると、西松屋

    思ったよりも安く手に入るそう

    わたしの服は、しまむら屋

    こちらも安く手に入ります

    どちらのコスパがよいか、一度くらべっこしょうね

    2025年5月22日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.05.21

    聴診器のむこうに 泳いで学校に

    7才の男の子は、水泳を習い始めました。

    「上手になって、学校まで泳いで行けたらいいよね」と提案すると、

    「水がないから、無理」と言われます。

    そこで、「おかあさんに頼んで、学校までホースで水をかけると泳いで行けるかもね」

    と提案します。

    男の子の顔は「???」

    さあ、診察を始めましょう

    2025年5月21日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.05.20

    カンガルーの本棚 親子からのメッセージ

    森永卓郎さん、森永康平さんの「この国でそれでも生きていく人たちへ」(講談社α新書)を読みました。

    この国の経済について、金融行政について

    富裕層への正当な課税と、最低賃金の大幅な引き上げなど、

    親子での意見の違いがありますが、わたし的にはお父さんの意見に賛同しました。

    森永卓郎さんからの最後のメッセージとして、心にとどめておきたいと思います。

    2025年5月20日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.05.19

    聴診器のむこうに あんぱんが一番

    2才の女の子は、診察室のドラえもんのお人形に抱きつきます。

    「ドラえもんが好きなの」と尋ねると

    おかあさんが、「実はアンパンマンが好きなんです」と言われます。

    そこで隣の部屋からアンパンマンを持ってくると、

    女の子は飛びついて、「これ、だいすき」とうれしそう。

    後ろから、ピカチュウがガッカリとした顔で見ています。

    2025年5月19日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.05.18

    あたまのよくなるカンガルー よくわからないけど

    5月17日、外来診療の後、小児科学会地方会に出かけました。

    会場の神戸大学医学部は、通いなれた場所なので、

    準備もせずに出かけると、会場のドアが閉まっています。

    スマホを開いて会場を調べても、目当ての建物が見当たりません。

    図書館の方に案内してもらい、ようやくたどり着いて会場内へ

    メインのお話は、「ワクチンにおけるエビデンスと反ワクチン的活動」

    社会的に大きな影響を与えるテーマなのですが、

    学会内のごちゃごちゃとしたお話しにしか聞こえません。

    基本的な知識がないものにとっては、難しすぎるお話しでした。

    2025年5月18日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.05.17

    カンガルーの本棚 その人の目線から

    岩波明先生の「発達障害、不可解な行動には理由がある」(SB新書)を読みました。

    落ち着きがない、目をあわせないなど、不可解な行動を釣ることが多い神経発達症

    彼らには、まわりがどのように見えて、どんな悩みを抱えているのか

    当事者目線から、その行動を解説され、対処法を伝授されます。

    本当に必要なサポートとはなにか、

    神経発達症の人とお付き合いするうえで、必読の1冊です。

    2025年5月17日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.05.16

    あたまのよくなるカンガルー 神奈川からの先生に

    5月15日 アトピー性皮膚炎治療の勉強会に出かけました。

    講師は神奈川県立こども医療センター皮膚科の馬場直子先生です。

    アトピー性皮膚炎に対して全身療法を、どのような子どもさんに提案するのか

    一番知りたい治療の判断をお教えいただきます。

    皮膚科の先生ともお話しでき、有意義なひと時になりました。

    2025年5月16日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.05.15

    散歩のたのしみ お花の街道を

    梅と桜の季節が過ぎ、駅までの道は色とりどりのお花の街道です

    名前はわからないけれど、カメラを向けては写真におさめます。

    後ろから歩いてくる人に先を越され、

    それでも写真を撮り続けて歩きます。

    もう少し雨が降らないで、いいお天気が続きますように

    2025年5月15日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.05.14

    散歩のたのしみ ようやく会えたね

    東京への出張の目的の一つは、富士山のお顔をみること

    富士山が見える側の座席をとることから始まり、天気予報を調べます。

    最近は、行きも帰りも雲の中

    ようやく帰りの新幹線の中から、お顔を眺めます。

    おひさしぶり、おげんきそうですね

    そう挨拶をかわしながら、通り過ぎていきます。

    2025年5月14日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.05.13

    聴診器のむこうに 母の日の正統派

    母の日が過ぎ、外来に来られる女の子に尋ねます

    「母の日は、おかあさんになにかプレゼントしたのかな」

    女の子の一人は、「絵をかいたよ」

    もう一人の女の子は「お花をあげたよ」

    そうです、それこそ正統派

    かんがるうっ子は、居酒屋での感謝祭でしたけれどね

    2025年5月13日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.05.12

    かんがるうっ子 今年の母の日は

    5月11日の母の日に、かんがるうっ子と三宮の居酒屋に出かけます。

    始めて入るおしゃれな店で、鳥の炭火焼きとビールを頼み

    締めは、ベーリーのノンアルコールとイチゴのデザートの赤系統でまとめます。

    かんがるうっ子は、プレゼントを買って渡したかったようですが、

    わたしがお酒でダウンしたので、ゆったりとお店で過ごします。

    今年の母の日は、お酒を飲んでおかあさんに感謝です。

    2025年5月12日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.05.11

    散歩のたのしみ 事務所とカモと牛の神社と

    ヒルが住む山小屋から、アトピッコさんの事務所に向います。

    新聞配達所を改築した事務所は、思ったより明るい所です。

    ここから全国に向けて、アレルギー支援物質が配送されます。

    近くの池には、カモさんが泳ぎ

    少し歩くと牛倉神社が

    のんびりとした午後を過ごします。

    2025年5月11日

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  • 2025.05.10

    散歩のたのしみ ヒルが住む山小屋に

    5月10日 東京で開かれる講演会への移動を利用して

    山梨県上野原市に出かけました。

    東京駅から中央本線に乗り換えて、特快速で1時間半

    新築された山間の駅のホームからは、遠くの川を眺めることができます。

    迎えに来てもらった車に乗り、山間の道を進むと山小屋風のおうちが

    あとぴっこ地球の子の赤城さんのおうちです。

    一息入れたあと、沢の方に斜面を下っていくと

    手と顔になにかがくっついて動いています。

    払いのけて山小屋に戻ると、ズボンにも20匹ぐらいの小さな何かが

    「ヒルです」と教えてもらい

    大急ぎで取り除きます。

    生まれて初めてのヒル体験。

    山梨の旅は、始まったばかりです。

    2025年5月10日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

     

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