2013.08.15
カンガルーの本棚 口に出して読んでみて
塚田薫さんの「日本国憲法を口語訳してみたら」(幻冬舎)を、読みました。
憲法を、若者言葉に翻訳した話題作です。
難しい言葉が、「なるほど、そういう意味だったのか」と、どんどん頭に入ります。
憲法がさらにもっとよくわかるコラムも、秀逸です。
「立憲主義」とは、「国の権力が好き勝手にできないように、憲法をつくることによって、
国の権力を縛って、みんなの人権を守るよ」(p94)
憲法は、国民のためにあるんだと言う事が分かります。
世界の憲法の歴史や、日本国憲法が制定されたいきさつ。
戦争放棄や生活保護について、
若者らしい言葉で、とても共感できます。
今日は、8月15日の終戦記念日。
亡くなられた方は、いま何を思って、この国を見ておられるでしょうか。
2013年8月15日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏