カンガルーの小部屋

2014.05.30

聴診器のむこうに クマの診療所は大忙し

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5月になり45日の自然学校に行かれる5年生が相談に来られます。

山の中で、食物アナフィラキシーや喘息発作がおきると大変です。

いろいろな準備を伝えて、最後は喘息の吸入薬を

しっかりと使うようにダメだしします。

「もし、自然学校で喘息の発作がでたら、

お医者さんは近くには いないからね」

「クマの診療所ならあるけど、

治療の後の診察料は、なんだと思う?」

「もちろん、お代は、お魚一匹。

なければ おしりガブリだからね」

男の子は、わたしの話を真剣な顔で聞き取り、うなづきます。

「だから、吸入のお薬、しっかりとしておこうね」

これでもう大丈夫、

男の子を怖がらせないで、今日も指導を終了します。

         2014年5月30日

         いたやどクリニック小児科 木村 彰宏