カンガルーの小部屋

2010.04.25

クリニックだより 鶴の真実

診療所交流会が終わり、兵庫県立コウノトリの郷公園をまわって帰りました。

ゲージの中に、コウノトリが歩いています。

ここで説明を受けたばかりの豆知識を伝授いたします。

花札の20点札、「松に鶴」をご存じかと思います。

でも、松に巣を作るのはコウノトリ。コウノトリは助走なしで飛び立てるので、木の上に巣を作ることができるそうです。

昔のひとは、鶴とコウノトリとを、トリ違えたようです。

そんな説明を聞きながら、大空を見上げますと、放鳥されたコウノトリが十数羽、群れ飛んでいます。

一緒に参加された事務長さんが、「日本にも、たくさんコウノトリがいるんですね」と言われます。

それはそうでしょ。

いくら少子化とはいえ、日本中の赤ちゃんを運ぶためには、かなりの数のコウノトリが必要になる計算ですから。 

                       2010年4月25日

                       いたやどクリニック小児科 木村彰宏