カンガルーの小部屋

2010.07.24

聴診器のむこうに 修行はあとで

おとうさんがお薬を取りに来られました。

男の子は中学生になって、忙しくなったので、おとうさんが代理での受診です。

おとうさんは、関西でも有名なお寺のご住職さんです。

前から気になっていたことを質問しました。

「子どもさんには、座禅を教えておられるのですか?長い廊下の雑巾がけも、させられるのですか?」

答えは「いいえ。」

早くから教えると、子どもがイヤになることがあるそうです。

「わたしも、大学を卒業してから、いろいろと覚えました」と言われます。

どの業界も、後継者問題には、気を遣いますね。

おとうさん。

                       2010年7月24日

                       いたやどクリニック小児科 木村彰宏