2026.02.24
カンガルーの本棚 隣の人の気持ちを
瀬尾まいこさんの「掬えば手には」(講談社文庫)を読みました。
主人公は、多彩な才能を持つ家族の中で、
ひとりだけ、何をしても平均点しか取れない大学生
そんな彼のよりどころは、人の気持ちを読む能力があるかもしれないということ
中学の時に、クラスのリーダーを助け
不登校の女の子を助け
大学生になった今、働き始めた外食店で出会う人々と
相手の心の声が聞こえなくても、
困っているその人を、どうにか明るいほうに歩いて行ってほしいという願いが
その人の背中を前へと押していきます。
特別な才能がなくてもいい、
主人公のまわりの人の幸せを願う生き方に、共感です。
2026年2月24日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
