カンガルーの小部屋

2011.07.04

7+8= ボクもわすれない

おとうさんが、「とうほくちほう」から、かえってきました。

さんにんかの、ワンちゃんに、であったそうです。

ひとりめは、あしのながい、しばちゃん。

ふたりめは、くろしば「くろ」ちゃん。

さんにんめは、ロープにつながれた、ワンちゃんです。

かいがんちかくの、だあれもすんでいない、こわれたおうち。

おとうさんたちが、ちかづくと、ワンワンワンワンと、おいかけてきたそうです。

ごはんのときだけ、かいぬしさんが、「かせつじゅうたく」から、やってくるのかな。

おとうさんは、そう、おしえてくれました。

ボクは、かなしく、なりました。

ゆうがたのおさんぽのとき、ボクは、ぜったいに、ボールさんをみつけようと、おもいました。

ちいさなおんなのこが、おすなばで、あそんでいます。

おとうさんが、おんなのこに、きをとられているスキに、みつけました。

「えっ、ハッちゃん、いつのまに、みつけたの!」

おとうさんの、おどろいたかおを、みなさんに、おみせしたかったぐらいです。

「404こめ」です。

ボクは、これからも、「とうほくちほう」のことを、ずーっとおうえんしようと、おもいます。

おとうさんも、ボクとおなじきもちで、いてくださいね。

2011年7月4日

いたやどクリニック小児科 木村 彰宏