カンガルーの小部屋

2012.07.17

クリニックだより さようなら原発⑤

木陰の道を、車椅子に乗って登場されるのは、瀬戸内寂聴さん。

90歳のご高齢を押しての、参加です。

「こんなにたくさんの人に会えてうれしいです。5月で90歳になりました。100年前、自由を奪われた時代がありました。過去の人たちが苦労して、自由を守ったから今日があるのだと思います。いま原発をとめる、政府の方向をかえることになるか、わかりません。

それでも集まらなければならない。たとえ相手が聞かなくても言い続けましょう。」

言い続けること、伝え続けること。

寂聴さんの気持ちは、衰えることはありません。

2012年7月17日

いたやどクリニック小児科 木村 彰宏