2012.09.17
カンガルギー情報 スーツ姿の大阪
9月15日、16日の両日、大阪で開かれた「49回日本小児アレルギー学会」に参加しました。
15日の朝、一般演題の発表があったので、慣れないスーツ姿で参加しました。
昨年、みなさんにお願いした「アレルギー食材への認識調査」のまとめを、新田栄養士と分担して2題発表。
誤食事故をすこしでも防ぐ事ができればと思います。
○会長講演「アレルギー教室で学んだこと」
とても分かりやすく共感できるお話でした。
○安藤忠雄さんの講演は「日本に未来はあるか」
今の子どもは、目の輝きをうしなっているという、刺激的なお話です。
○伊藤節子先生の「食べる事をめざす食物アレルギーの診断と治療」
立ち見が出るほどの超満員、伊藤先生のこれまでのご研究の集大成です。
○中畑龍俊先生の「小児疾患におけるiPS細胞の応用」
世の中には、本当にかしこい方がおられるのだなと、ただただ感心。
○神戸直智先生のテーマは「最初の出会いが幸せなものでありますように」
どの病気でも、患者さんとお医者さんとの最初の出会いの大切さを教えられました。
○木暮太一さんの講演は「わかりやすく説明する力」
木暮さんがだされている本を読んでみようと思います。
○最後はシンポジウム「急速経口免疫療法は、食物アレルギーの標準治療となりえるのか」
これからクリニックで、どのような研究をしていけばよいのか、いろいろな事を考えさせられる時間でした。
たっぷり、どっぷりの2日間。
いろいろな先生とお話し、いろいろなイメージをいただき、満タンのカンガルーです。
2012年9月17日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏