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2011.07.22
かんがるうっ子 いってらっしゃい
小学校は、夏休みに。
お休みに入る前の、会話です、
ランドセルの背中姿も、1年を切りました。
それでも、登校時の心配は続きます。
「車に気をつけてね」
「わかった」
「ネコがいても、追いかけたら、あかんよ」
「なんでやねん」
「電信柱に、おしっこしたら、あかんよ」
「・・・」
「わたしは、ハッちゃんじゃないからね」という、つぶやきが、聞こえそうです。
2011年7月22日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2011.06.19
かんがるうっ子 父の日に
父の日に、子どもから、カードをもらいました。
ワンちゃんの形をした、カードです。
中に、メッセージが書いてあります。
「いっしょに、片づけ、がんばろうね!」
一番苦手なところをつかれたので、うれしいような、困ったような、不思議な気持ちになりました。
2011年6月19日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2011.06.12
かんがるうっ子 今までで一番の恥ずかしさ
子どもの学校での授業が決まってから、準備がはじまります。
ラミネートの機械を買いに行き、パソコンで調べた資料を整理します。
カードを、首からぶら下げる組みひもを探し、シールも購入。
ここまでは、家族の協力体制も万全です。
ある日、おとうさんが、病院から、アフロヘアを借りてきました。
とたんに、子どもの表情が、けわしくなります。
お休みの日に、百均のお店で、大きなネクタイと、変装メガネを購入します。
子どもの表情が、伏し目がちになります。
いよいよ授業の当日。
クラスのみんなに分からないように、完全変装姿で、多目的室で待機します。
「あっ、外人がいる。」
子ども達の反応は、上々です。
遅れて入ってきた子どもの顔は、見る見る真っ赤に。
近寄ってくると、わたしの背中に、きつい張り手をします。
「今までで、一番恥ずかしかったわ」
そういいながらも、帰り道に、手をつないでくれたので、安心です。
今日は、みんな疲れました。
はやく眠ることにしましょうね。
2011年6月12日
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2011.06.08
かんがるうっ子 マスクをして
子どもは、風邪気味。
今日も、マスクをして、登校です。
「一日中、ちゃんと、マスクしときよ」と、おかあさんからの指示。
「ピアニカを吹くときは、はずしてもええんやろ?」と、子どもの疑問。
「給食のときも、はずしてもええよ」と、わたしの追加。
子どもが困らないように、細部まで指示をし、きめ細やかな、送り出しをします。
2011年6月8日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2011.05.31
かんがるうっ子 ぞうさんに
「おとうさん、みてみて」
車の中で、子どもが、声をかけます。
見ると、「ぞうさん」に変身。
タオルで長いお鼻を作り、頭を上下に振り動かします。
なかなかの作なので、繰り返し写真を撮ります。
一発芸の血筋は、おとうさんゆずりなのですね。
2011年5月31日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2011.05.30
かんがるうっ子 台風いっか
台風一過、神戸に発令されていた「大雨警報」も解除されました。
子どもは、急いで登校の準備。
「台風一過って、知ってる?」と、おかあさんが尋ねます。
「それって、台風のおとうさんと、おかあさんと、おねえさんと、いもうとが、手をつないで、やってくることやろ?」と、子ども。
なるほど、台風一家ですよね。
さしずめ、我が家は、「じょうだん一家」です。
遅れないように、学校に、いってらっしゃい。
2011年5月30日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2011.05.21
かんがるうっ子 よこしまな服
通販のカタログを見ながら、子どもが、おかあさんの服を選びます。
指さす服は、どれも、ボーダー柄。
おかあさんが、「ボーダー柄の服は、肥って見えるんですけども」と、言います。
子どもは「だって、おかあさんは、『よこしまな』イメージがするから」と、答えます。
よこしまな、おかあさん。
「邪まな(よこしまな)」という言葉を、辞書で調べるようという指示が、おかあさんから出されたことは、言うまでもありません。
2011年5月21日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2011.05.20
かんがるうっ子 校舎恐怖症
今日は、子どもの合同遠足。
一年生とペアになり、動物園に出かけます。
お弁当を作ってもらって、出かける前に、いくつかの注意をしました。
「一年生の子が、怪我をしないように、注意してあげてね」
「ライオンさんに、『お手』って、したら、ダメよ」
「ゾウさんのお鼻に、ぶら下がったら、ダメよ」
「キリンさんの首に、登ったら、ダメよ」
あきれ顔で聞いていた子どもが、ここまできて反論しました。
「大丈夫、わたし、『こうしゃきょうふしょう』だから。」
エッ、それも言うなら、高所恐怖症でしょう。
校舎恐怖症なら、学校へ、行けなくなりますよ
2011年5月20日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2011.05.10
かんがるうっ子 くらべっこ
「朝ごはんをドライフーズにしたら?」という話題のあと、子どもが尋ねます。
「おとうさん。病院と、家と、どっちがきついと思う?」
なんという、微妙な質問なのでしょう。
そこで、正直に答えました。
「中華料理と、お好み焼きと、どちらが食べたい?。あなたと、ナナちゃんと、どちらがかわいいと思う?」
そこへ、おかあさんが助け舟。
「ナナちゃんは、『起きなさい』って言えば、すぐに起きるし。『お散歩よ』って言えば、すぐにお散歩に行く準備をするし。」
おかあさんの助言は、ふたつから、ひとつを選ぶときに、いいヒントになります。
たとえ話のひきあいにだされた子どもは、「自爆したわっ」と、早々に登校の準備をします。
人生では、いろいろな場面で、「究極の選択」を迫られることがあるでしょう。
家庭での、小さな会話が、案外良い勉強になるのかも知れませんね。
2011年5月10日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2011.05.08
かんがるうっ子 巨大化の予感
定食屋さんに出かけ、子どもが頼んだメニューは、巨大化の予感。
とんかつ、玉子焼き、サーモンのお刺身、揚げだし豆腐、納豆に、白ごはん。
見る見る間に、おなかに収まります。
だんだん、おとうさんのおなかの形に、似てきましたよ。
2011年5月8日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2011.04.14
かんがるうっ子 おかあさんは50円
おかあさんの頭の中は、韓流ブーム。
「ファンジニ」に「チュモン」
韓国の歴史本も買ってきて、照らし合わしながらの観賞です。
「おかあさんのことを、ブログにのせると、いくらかな?」と言いますと、子どもはすぐに「50円」
おかあさんにじろりとにらまれて、間違いに気付いたようです。
「あっ、違う違う、500円。いや、1000円」と訂正したところで、あとの祭り。
我が家のブログポイントは、以下のように、決定しました、
ハッちゃんが、ボールを見つけたら、500円。
ハッちゃんが、ほかのワンちゃんとごあいさつしたら、100円。
ナナちゃんの写真が、ブログにのったら、500円。
子どものことが、ブログにのったら、100円。
おかあさんのことが、ブログにのったら、50円。
わたしのことが、ブログにのっても、タダ。
以上の金額は、「東日本大震災復興募金」に、全額寄付されます。
これで、よろしいでしょうか、事務長さん。
2011年4月14日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2011.04.13
かんがるうっ子 冷鳥類
理科の学習の合間に、子どもに、「あなたは、霊長類でしょ」と、尋ねます。
子どもは、「いや、違うよ。哺乳類だよ」と、答えます。
それはそれで、間違いではないのですが、「霊長類」と「哺乳類」との関係について、詳しく説明します。
「そうなん、『れいちょうるい』って、冷たいところにいる鳥のことじゃないの?」
「寒いところに住んでる、えーっと、北極に住むペンギンのことかと、思った。」
ペンギンは、北極には住んでいません。
言えば言うほど、ますます、傷口をひろげます。
ナナやハッちゃんの方が、よほど霊長類に近いかもしれませんよね。
2011年4月13日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2011.04.08
かんがるうっ子 雨の入学式
4月8日 今日は、神戸市中の小学校の入学式。
子どもは、春休みの間に買いそろえた「おニューの服」を着込んで、緊張気味。
一年生のエスコート役をするそうです。
天気は、予報通り、風から雨に。
一年生の小さな体が、雨にぬれないかと、心配です。
わたしが小さいとき、世界中で核実験が盛んに行われていました。
雨にぬれると、「頭がはげるよ」と、脅かされたものです。
50年がすぎ、福島の原子力発電所の事故。
放射能汚染が心配です。
目先の利益だけを考えるのではなく、子どもの未来や健康を大切にする社会を目指したいと思いました。
2011年4月8日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2011.04.07
かんがるうっ子 何年生になるの?
今日から、神戸の小学生は、新学期。
「今日から、学校だね」と、朝一番に、子どもに言います。
「そう、何年生になるか、決まるねん」と、子ども。
「えっ、だったら、何年生になるの?」と、尋ねます。
「間違えた。何組になるかが、決まるねん」
おとうさんは、それを聞いて、安心しました。
もし、一年生になると決まったら、「友達百人つくる」ところからの、再出発ですものね。
2011年4月7日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2011.04.07
かんがるうっ子 わたしは100円
子どもと、お散歩の途中、クリニックの募金活動の話をします。
ハッちゃんが、ボールを見つけたら、ワンコイン。
ナナのことを、ブログにのせたら、ワンコイン。
子どもは、興味深げに聞いています。
アジサイの春芽が、かわいかったものですから、ナナと一緒に写真に撮ろうとします。
突然、子どもが画面に乱入します。
「じゃ、こうしよう。あなたのことを、ブログにのせると、100円」と提案します。
子どもは、「フムフムフム」と、考えています。
「整理するよ。ナナは500円で、あなたは100円。ということで、いいかなっ」
子どもは、少し考えた後、「じゃ、ナナのほうが、かわいいってこと?」
愛情は、お金の額でないことは、知っているでしょ。
でも、親子の間に、少しだけ微妙な空気が流れました。
2011年4月7日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2011.03.08
かんがるうっ子 うれしくないほめ言葉
おかあさんが、「かわいいね、ナナちゃんより、かわいいよ」と、子どもを抱きしめます。
でも、かんがるうっ子は、うれしくありません。
ナナちゃんと同列にならべられて、ほめられるのが、不満なのでしょうか。
そのくせ、「ナナちゃん、かわいいね」と、ナナちゃんをかわいがると、口をとんがらせます。
子ども心は、不思議です。
おとうさんなら、ナナちゃんに勝てるだけで、尻尾を振りたくなるほど、うれしいですよ。
2011年3月8日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2011.02.28
かんがるうっ子 答えは「カ」
子どものテスト問題は、「解答をアからオまでの中から選びなさい」
「ウ」が正解のところを、子どもが選んだ答えは、「カ」。
よほど、「ウ」「カ」っと、していたのでしょう。
次は「ル」と書くと、3つそろって「ウ」「カ」「ル」で安心です。
その前に、カタカナのおさらいをしておきましょうか。
2011年2月28日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2011.02.22
かんがるうっ子 デザートには
ひさびさに出かけた居酒屋さん。
しめのデザートは、各人各様。
わたしは、白玉あずきパフェ。
おかあさんは、マンゴソフトパフェ。
そして子どもは、山芋のしょうゆ焼き。
店員さんが、どの人の前に置こうかと、迷います。
デザートの定義をWikipediaで調べますと、「デザートは、主に朝食・昼食・夕食などの主要な食事の際に、追加的に提供される菓子や果物である。日常的な食事では果物などのビタミン類など主要な食事では不足すると考えられる栄養の補助的な意味合いもあるが、特に満足感を求める食事では、甘く風味の良い菓子類で食後の満足感をより強めるものとする位置付けも見られる。」
なるほど、山芋のしょうゆ焼きは、デザートの定義からは違反なのですね。
子どもには、もう一度勉強しなおすように、伝えましょう。
2011年2月22日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2011.02.14
かんがるうっ子 雪の創作展
残り雪を集めて、お題をつけて、遊びます。
自分の鼻につけて、「スノーマン」
大きな球の周りを、小さな球を動かして、「月と地球」
まあるい球の上に、細長い棒をのせて、「びっくりマーク」
お散歩がなかなか前に進まなく、ナナもハッちゃんも、あきれ顔です。
2011年2月14日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2011.02.13
かんがるうっ子 自分で炊いた豆
おとうさんが悪い冗談を言って、おかあさんに叱られました。
聞いていた子どもが「自分で炊いた豆やね」と、言います。
それも言うなら、「自分で播いた種」でしょ。
国語力アップは、日常会話が大切ですぞ。
2011年2月13日
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