カンガルーの小部屋

 カテゴリー 一覧

  • 2010.05.20

    かんがるうっ子 かみなりさまに

    子どもの登校班メンバーは、学校の早朝係りがあるので、いつもより10分早く集合です。

    「今日は、かみなりが鳴るかもしれないよ。」と言いますと、「キャー、わたし苦手」と、頭をかかえるしぐさをします。

    1年生の女の子に「おへそ取られないように気をつけよね。」と言いますと、おねえさんが「それは、いいつたえやから」と、怖がらさないようにフォローします。

    1年生さんは「あんなっ、いいこと考えた。パジャマの上をこうして、ズボンの中にかくして・・」と実演して見せます。

    「とられるときも、スーっといたくないようにしてもらうし・・」と、おしゃべりは盛り上がります。

    これでは、せっかく10分早く集まった意味がありません。

    遅れにように、急いでいってらっしゃい。

                           2010年5月20日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.05.19

    かんがるうっ子 よく見つけたね

    お花畑で遊んだ夕刻、「飛行機雲!」と、子どもが教えてくれます。

    暮れかかる西の空に、四筋の線が描かれます。

    帰りに立ち寄ったスパゲッティ屋さんの前で、今度は「あれ、なあに」と空を見上げます。

    生まれたばかりの1日月の上に、お星様。

    どこかの国の旗のような風景です。

    翌日の新聞を見ますと、金星と月との天体ショーとのことでした。

    よく見つけましたね。

    あなたはポケモンも大好きだけど、美しいものを見つける力も育っているのですね。

                           2010年5月19日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.05.18

    かんがるうっ子 心配だったことは

    子どもが自然学校から帰ってきて、1週間がたちました。

    登校する時に「自然学校、楽しかったなあ。」と、つぶやきます。

    「おとうさんは、みんなと仲良くできたか、心配してたんよ。」と言いますと、「わたしも、心配やってん。」と答えます。

    「なにがっ?」と気になって尋ねますと、「食べ過ぎることと・・、寝ぐせと・・、寝ぞうと・・」

    それから長い解説に入ります。

    「寝ぐせは、起きたらパイナップル頭やったけど、なおして・・」

    「寝ぞうは、隣の子を蹴飛ばしそうになったけど、お布団とお布団の間にすき間があったから、畳みを蹴飛ばして・・」

    「食べ過ぎは、ちらし寿司がでたけど、おかわりをして、それからハンバーグとお・・」と、献立名が長々と続きます。

    おとうさんは、ひぐまと、ハチと、お友だちとの関係を心配していましたが、子どもの心配事は他のところにあったようです。

    今日は夕方から、自然学校に出かける5人の食物アレルギーの子どもさんと、学校との合同説明会を開く予定です。

    アレルギーだけでなく、子どもがつぶやいた心配事も、しっかりとお伝えしようと思います。

                           2010年5月18日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.05.18

    かんがるうっ子 今朝は、まつぼっくり頭

    起きると子どもの頭は、大爆発。

    今朝は、まつぼっくり頭になっています。

    自然学校に出かける前の日にカットしましたから、1週間しかたっていません。

    もう、原型を留めないほどに伸びています。

    髪質はおとうさんに似て、太ごわタイプ。

    これから髪の悩みは、続きそうです。

                           2010年5月18日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.05.17

    かんがるうっ子 草笛をふきながら

    「お花畑で遊ぼう」の日、会場近くの駐車場前には、虹の旗を振る怪しげな人物が立っています。

    今年入職した新人君です。

    車で来られる方を誘導しようと、わたしもピンクの上着を着てご一緒しますと、通りがかるバスやトラック、自家用車の窓からは、一応に不審げな顔がのぞきます。

    これはかなわないと、早々にお花畑に移ります。

    待っている間に、草笛を教えていただきました。

    足元の「スズメノテッポウ」を引き抜いて、穂だけを抜き取り、残った葉と茎とを二つ折りにします。

    空気が漏れないように口をすぼめて、息加減をうまく調節して、草笛を鳴らします。

    失敗を重ねながら、ようやくか弱く「ピー」という音が鳴るとうれしくて、何度も挑戦します。

    子どももすっかり草笛にはまってしまい、あとから来たお友だちに教えては得意そう。

    「草笛が、いちばん楽しかった」と、寝るまで繰り返していました。

    おとうさんも、あまり器用でないあなたが草笛に成功するなんて、2010年のベストテンに入る快挙だと思います。

    次の企画も、一緒に出かけましょうね。

                           2010年5月17日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.05.12

    かんがるうっ子 おかえり かんがるうっ子④

    「泣かなかった?」って聞きますと、「少し泣きそうになった」

    「どうしたの?」と聞きますと、「友だち同士がケンカして・・」

    スタンツの練習中に、男の子と女の子が言い争いになって、女の子が泣いてしまったそうです。

    ひとりの子は、女の子をなぐさめて、もうひとりの子は、先生を呼びにいって・・

    そして子どもは、「考える人みたいに、頭を抱え込んで、どうしたらいいか考えたけど、泣きそうになって・・」

    悩みなさい。

    答えは、その先にあるものですよ。

                        2010年5月12日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.05.12

    かんがるうっ子 おかえり かんがるうっ子③

    自然学校での子ども係りは、レクリエーション係。

    行き帰りのバスの中でのレクリエーションが担当です。

    準備していたビンゴゲーム。

    行きのバスは、動物の名前。

    帰りのバスは、寿司ネタの名前。

    9つのますに、自由に単語を書き込みます。

    寿司ネタの名前には、ハンバーグに、ミートボールも登場。

    それって、回転寿司やさんのお子さまメニューでしょ。

    みんな、楽しんで大成功。

    ホッとした様子で報告してくれました。

                        2010年5月12日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.05.11

    かんがるうっ子 おかえり かんがるうっ子②

    自然学校に備えての、トレーニングの成果が気になります。

    「ヒグマは、でた?」と聞きますと、「ううん」

    「ハチは?」と尋ねますと、「ううん」

    「だったら、魚づかみは?」とつづけますと、「ニジマスを3匹つかんでん。」

    「ひとり一匹づつやけど、友だちふたりいっぺんに助っ人を頼まれて、3匹つかまえてん。」

    「あの、ヌルヌル感がたまらんわ。」と、話は止まりません。

    ヒグマにハチに魚づかみ。

    事前準備は、1勝2敗におわりました。

    でも、得意そうに魚づかみの様子を話す子どもを見ていますと、連休中の準備もムダではなかったと、少しうれしくなりました。

                        2010年5月11日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.05.11

    かんがるうっ子 おかえり かんがるうっ子①

    子どもが自然学校から帰ってきました。

    おかあさんが学校まで迎えに行くことになりました。

    「子どもの第一声はなんだろう」がクイズに。

    「たのしかった」「つかれた」「おなかがすいた」「のどがかわいた」「ナナ、ハッチ元気?」・・

    わたしは「おなかすいた」に一票。

    おかあさんは「水戸黄門、とってくれた?」を予想にあげました。

    体育館での引き渡し式の後、おかあさんと対面すると「葉書見た?水戸黄門撮ってくれた?」が、子どもの第一声。

    さすがおかあさん、子どもの気持ちはお見通しです。

    次に、「おなかすいた」

    帰っておにぎりを4つ作ってもらい、水戸黄門を見ながらいただきました。

                        2010年5月11日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.05.10

    かんがるうっ子 水戸黄門さま

    自然学校に出かけている子どもから、葉書がきました。

    近況報告に続いて、「それから、みとこう門を録画しておいてください」

    あなたのことを心配しているおとうさん、おかあさんも、黄門さまの印籠のご威光には恐れ入るばかりです。

                           2010年5月10日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.05.09

    かんがるうっ子 みつからないように

    母の日は、子どもは自然学校の真っ最中。

    子どもが「どうしようか。」と相談しますので、カードを買って渡すことにしました。

    お買い物に出かけた時に、子どもがおかあさんの注意をそらします。

    その隙に、おとうさんがカードを精算。

    でも、市販のカードだけでは楽しくありません。

    少し手を加えようと思いましたが、問題は作業のタイミング。

    目ざといおかあさんに見つからないように、作業をするのは至難の業です。

    お洗濯のときや、お散歩のときを見計らって手を動かします。

    子どもとの連係プレーで、見つからずにカードを改変できました。

    自然学校へ出発する朝に、子どもがカードを手渡します。

    前倒しの母の日のプレゼント。

    予想外のメッセージに、おかあさんは大喜びです。

    日本中のおかあさんにも、素敵な一日でありますように。

                           2010年5月9日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.05.07

    かんがるうっ子 ぬいぐるみの名前

    「ヨーデルの森」に出かけたおみやげに、ぬいぐるみを買いました。

    おかあさん似の「カピバラさん」と、子ども似の「アルパカさん」です。

    名前をつける段になって意見が分かれました、

    アルパカさんのぬいぐるみは白いので、シュガー、ミルクが候補。

    「ヨーデルの森」にいたアルパカさんの名前通りに「シュガー」になりました。

    残るカピバラさんに協議を移します。

    シュガーとくれば、ソルト(塩)かペッパー。

    茶色い色から考えれば、カフェかティー。

    5月末まで決定を先送りするわけにもいかず、「ペッパー」に決定。

    何事にも、「決断力」は必要です。

    これで住んでいる十数匹のぬいぐるみさんには、全て名前が付くことになりました。

    でも、ベッドへの持ち込みは、3匹までとさせていただきます。

    選にもれたぬいぐるみさんの移転先も、寝室内にするのか寝室外にするのか、早い目に決めて下さいね。

                           2010年5月7日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.05.06

    かんがるうっ子 子どものひみつ

    子どもは、動物の「アルパカ」に似ています。

    「ヨーデルの森」には3匹のアルパカさんが住んでいます。

    しろいのが「シュガー」ちゃん。

    性格は、いたずら好き。

    誕生日は、何と子どもと同じ日で大爆笑。

    双子の姉妹と再会して、ツーショット。

    世の中には自分と似ている人が3人いるといいますが、不思議なことがあるものです。

                           2010年5月6日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.05.06

    かんがるうっ子 ハチにはナナ

    自然学校までカウントダウン。

    天気予報を見ながら、持っていく服装を何度も総入れ替えです。

    危機管理の面では、ヒグマから逃げる練習は、60点。

    でもヒグマ以外の強敵が現れました。

    お散歩に行くと、ハチぶんぶん。これは大変。

    ハチ対策をあれこれと考えました。

    そうそう、ハチが嫌いなものを一つ見つけました。

    名前は「ナナ」

    ナナと目が合うと、ハッチの尻尾が下がります。

    山道では白い服を着て、ハチに出会うと、「ナナ・ナナ・ナナ」と3回唱えましょうね。

                           2010年5月6日

                          いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.05.05

    かんがるうっ子 アマゴづかみ

    神崎農村公園「ヨーデルの森」に行きました。

    子どもの目的は、アマゴづかみ。

    自然学校に備えての練習です。

    小川をせき止めて作った小さなプールの中に、買い取った分だけのアマゴを放します。

    はじめは子どもひとりでの挑戦。

    3匹のアマゴに、いいように翻弄されます。

    いくら時間がたっても、お昼のおかずはつかまりません。

    そこで真打ち、おとうさんの登場です。

    ビーチサンダルに履き替えて流れに入りますが、あまりの冷たさにしばし電信柱状態。

    気を取り直して、子どもとふたりでアマゴを追いかけますが、無理のひとこと。

    ここであきらめないのが、サルとは違うところ。

    小石で50cm四方の追い込み場を作り、ふたりで追い立てます。

    入り込んだらこちらのもの。

    少しずつ逃げ場を狭くしてゲットです。

    つかんだアマゴはさっそく塩焼きに。

    子どもは大胆に串を入れます。

    残した頭と骨は、ナナとハッちゃんのおみやげに。

    最後まで、アマゴさんに感謝です。

                           2010年5月5日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.05.05

    かんがるうっ子 バコミントン

    大きなバトミントンのセットを買いました。

    30cm×37cm、テニスのデカラケよりも大きなサイズです。

    当然、シャトルもビッグサイズ。

    「風に強い」といううたい文句が書かれていましたが、なるほど少しの風には流されません。

    手だけでなく、全身の筋肉を使って打ち返します。

    スパッいう音の代わりに、バコっという重い響き。

    反動で手には衝撃波が走ります。

    子どもは「バコミントン」と名付けて、お気に入り。

    でも、ナナには苦手なものがまた一つ増えただけのようです。

                           2010年5月5日 

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏 

  • 2010.05.05

    かんがるうっ子 1あと 2おし 3にげろ

    子どもは自然学校の準備に、余念がありません。

    レクリエーション係になり、本を買ってはどの遊びにするのか検討中。

    バッグに持ち物も詰め始めました。

    でも、ヒグマ対策も大切です。

    「森のくまさん」などを歌うものなら、あとからトコトコついてきて困ります。

    要点は、「1あと、2おし、3にげろ」

    1で、男の子の後ろにまわり、2で男の子を前に押し出し、3で逃げます。

    今夜も家族で練習です。

    夜道をお散歩しながら、おかあさんが急にヒグマに変身します。

    おとうさんは男の子役。

    「1あと、2おし、3にげろ」

    早いテンポでの行動が、生死の分かれ目です。

    「ガオー」おかあさんは、いつヒグマに変身するかは分かりません。

    自然学校までには、もう少しリズムよく行動できるようになりましょうね。

                         2010年5月5日

                         いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.04.30

    かんがるうっ子 伸びる春

    起きると子どもの頭は、大爆発。

    春休みにカットしたところですが、自然学校までにもう一度カットに行かなくてはなりません。

    自然学校で着るジャージを買うときにも、どのサイズにすればよいのか迷います。

    背丈も髪の毛もどんどん伸びる年頃になりました。

    「なんでも伸びるんやね、ところで、成績は?」と聞きますと、「それは別や」との答え。

    ひと雨ごとに、木々の緑が伸びていく春。

    子どもも、人生の春にさしかかったようです。

                           2010年4月30日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.04.27

    かんがるうっ子 カウントダウン

    連休が開けると、5年生はすぐに自然学校。

    わたしが、登校仲間の子ども達に「もうすぐだね」と言いますと、しっかり屋さんのお友だちが「土曜日に、もう荷物つめてしもてん。」と答えます。

    こ、こ、これは、準備万端。すごすぎる~。

    もうひとりの女の子も驚いて、「えっ、自然学校いつからやった?」と聞きますと、うちの子どもが「あと11日」と素早く反応。

    その話をおかあさんにしますと、毎朝起きるなり「あと何日」とカウントダウンしていると教えてくれました。

    子どもの頭は、完全に自然学校モード。

    楽しみにするのはいいけれど、しっかり屋さんのお友だちのように、準備は自分でもしてくださいね。

                           2010年4月27日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.04.26

    かんがるうっ子 日ざしが強いので

    連休を前に、日ざしがずいぶん強くなりました。

    登校する子どもの背中に、おかあさんが「バドワイザーした。」と投げかけます。

    子どもは、何のことかとあたりを見回します。

    「それって、サンバイザーのこと?」と、おとうさん。

    いち早く気がついたので、酔っぱらわさずにすみました。

    バドワイザーは、帰ってからにしましょうね。

                           2010年4月26日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

19/22