カンガルーの小部屋

 カテゴリー 一覧

  • 2010.05.10

    かんがるうっ子 水戸黄門さま

    自然学校に出かけている子どもから、葉書がきました。

    近況報告に続いて、「それから、みとこう門を録画しておいてください」

    あなたのことを心配しているおとうさん、おかあさんも、黄門さまの印籠のご威光には恐れ入るばかりです。

                           2010年5月10日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.05.09

    かんがるうっ子 みつからないように

    母の日は、子どもは自然学校の真っ最中。

    子どもが「どうしようか。」と相談しますので、カードを買って渡すことにしました。

    お買い物に出かけた時に、子どもがおかあさんの注意をそらします。

    その隙に、おとうさんがカードを精算。

    でも、市販のカードだけでは楽しくありません。

    少し手を加えようと思いましたが、問題は作業のタイミング。

    目ざといおかあさんに見つからないように、作業をするのは至難の業です。

    お洗濯のときや、お散歩のときを見計らって手を動かします。

    子どもとの連係プレーで、見つからずにカードを改変できました。

    自然学校へ出発する朝に、子どもがカードを手渡します。

    前倒しの母の日のプレゼント。

    予想外のメッセージに、おかあさんは大喜びです。

    日本中のおかあさんにも、素敵な一日でありますように。

                           2010年5月9日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.05.07

    かんがるうっ子 ぬいぐるみの名前

    「ヨーデルの森」に出かけたおみやげに、ぬいぐるみを買いました。

    おかあさん似の「カピバラさん」と、子ども似の「アルパカさん」です。

    名前をつける段になって意見が分かれました、

    アルパカさんのぬいぐるみは白いので、シュガー、ミルクが候補。

    「ヨーデルの森」にいたアルパカさんの名前通りに「シュガー」になりました。

    残るカピバラさんに協議を移します。

    シュガーとくれば、ソルト(塩)かペッパー。

    茶色い色から考えれば、カフェかティー。

    5月末まで決定を先送りするわけにもいかず、「ペッパー」に決定。

    何事にも、「決断力」は必要です。

    これで住んでいる十数匹のぬいぐるみさんには、全て名前が付くことになりました。

    でも、ベッドへの持ち込みは、3匹までとさせていただきます。

    選にもれたぬいぐるみさんの移転先も、寝室内にするのか寝室外にするのか、早い目に決めて下さいね。

                           2010年5月7日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.05.06

    かんがるうっ子 子どものひみつ

    子どもは、動物の「アルパカ」に似ています。

    「ヨーデルの森」には3匹のアルパカさんが住んでいます。

    しろいのが「シュガー」ちゃん。

    性格は、いたずら好き。

    誕生日は、何と子どもと同じ日で大爆笑。

    双子の姉妹と再会して、ツーショット。

    世の中には自分と似ている人が3人いるといいますが、不思議なことがあるものです。

                           2010年5月6日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.05.06

    かんがるうっ子 ハチにはナナ

    自然学校までカウントダウン。

    天気予報を見ながら、持っていく服装を何度も総入れ替えです。

    危機管理の面では、ヒグマから逃げる練習は、60点。

    でもヒグマ以外の強敵が現れました。

    お散歩に行くと、ハチぶんぶん。これは大変。

    ハチ対策をあれこれと考えました。

    そうそう、ハチが嫌いなものを一つ見つけました。

    名前は「ナナ」

    ナナと目が合うと、ハッチの尻尾が下がります。

    山道では白い服を着て、ハチに出会うと、「ナナ・ナナ・ナナ」と3回唱えましょうね。

                           2010年5月6日

                          いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.05.05

    かんがるうっ子 アマゴづかみ

    神崎農村公園「ヨーデルの森」に行きました。

    子どもの目的は、アマゴづかみ。

    自然学校に備えての練習です。

    小川をせき止めて作った小さなプールの中に、買い取った分だけのアマゴを放します。

    はじめは子どもひとりでの挑戦。

    3匹のアマゴに、いいように翻弄されます。

    いくら時間がたっても、お昼のおかずはつかまりません。

    そこで真打ち、おとうさんの登場です。

    ビーチサンダルに履き替えて流れに入りますが、あまりの冷たさにしばし電信柱状態。

    気を取り直して、子どもとふたりでアマゴを追いかけますが、無理のひとこと。

    ここであきらめないのが、サルとは違うところ。

    小石で50cm四方の追い込み場を作り、ふたりで追い立てます。

    入り込んだらこちらのもの。

    少しずつ逃げ場を狭くしてゲットです。

    つかんだアマゴはさっそく塩焼きに。

    子どもは大胆に串を入れます。

    残した頭と骨は、ナナとハッちゃんのおみやげに。

    最後まで、アマゴさんに感謝です。

                           2010年5月5日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.05.05

    かんがるうっ子 バコミントン

    大きなバトミントンのセットを買いました。

    30cm×37cm、テニスのデカラケよりも大きなサイズです。

    当然、シャトルもビッグサイズ。

    「風に強い」といううたい文句が書かれていましたが、なるほど少しの風には流されません。

    手だけでなく、全身の筋肉を使って打ち返します。

    スパッいう音の代わりに、バコっという重い響き。

    反動で手には衝撃波が走ります。

    子どもは「バコミントン」と名付けて、お気に入り。

    でも、ナナには苦手なものがまた一つ増えただけのようです。

                           2010年5月5日 

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏 

  • 2010.05.05

    かんがるうっ子 1あと 2おし 3にげろ

    子どもは自然学校の準備に、余念がありません。

    レクリエーション係になり、本を買ってはどの遊びにするのか検討中。

    バッグに持ち物も詰め始めました。

    でも、ヒグマ対策も大切です。

    「森のくまさん」などを歌うものなら、あとからトコトコついてきて困ります。

    要点は、「1あと、2おし、3にげろ」

    1で、男の子の後ろにまわり、2で男の子を前に押し出し、3で逃げます。

    今夜も家族で練習です。

    夜道をお散歩しながら、おかあさんが急にヒグマに変身します。

    おとうさんは男の子役。

    「1あと、2おし、3にげろ」

    早いテンポでの行動が、生死の分かれ目です。

    「ガオー」おかあさんは、いつヒグマに変身するかは分かりません。

    自然学校までには、もう少しリズムよく行動できるようになりましょうね。

                         2010年5月5日

                         いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.04.30

    かんがるうっ子 伸びる春

    起きると子どもの頭は、大爆発。

    春休みにカットしたところですが、自然学校までにもう一度カットに行かなくてはなりません。

    自然学校で着るジャージを買うときにも、どのサイズにすればよいのか迷います。

    背丈も髪の毛もどんどん伸びる年頃になりました。

    「なんでも伸びるんやね、ところで、成績は?」と聞きますと、「それは別や」との答え。

    ひと雨ごとに、木々の緑が伸びていく春。

    子どもも、人生の春にさしかかったようです。

                           2010年4月30日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.04.27

    かんがるうっ子 カウントダウン

    連休が開けると、5年生はすぐに自然学校。

    わたしが、登校仲間の子ども達に「もうすぐだね」と言いますと、しっかり屋さんのお友だちが「土曜日に、もう荷物つめてしもてん。」と答えます。

    こ、こ、これは、準備万端。すごすぎる~。

    もうひとりの女の子も驚いて、「えっ、自然学校いつからやった?」と聞きますと、うちの子どもが「あと11日」と素早く反応。

    その話をおかあさんにしますと、毎朝起きるなり「あと何日」とカウントダウンしていると教えてくれました。

    子どもの頭は、完全に自然学校モード。

    楽しみにするのはいいけれど、しっかり屋さんのお友だちのように、準備は自分でもしてくださいね。

                           2010年4月27日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.04.26

    かんがるうっ子 日ざしが強いので

    連休を前に、日ざしがずいぶん強くなりました。

    登校する子どもの背中に、おかあさんが「バドワイザーした。」と投げかけます。

    子どもは、何のことかとあたりを見回します。

    「それって、サンバイザーのこと?」と、おとうさん。

    いち早く気がついたので、酔っぱらわさずにすみました。

    バドワイザーは、帰ってからにしましょうね。

                           2010年4月26日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.04.23

    かんがるうっ子 予防注射

    子どもに水ぼうそうの予防注射をしました。

    「痛かった?」と聞きますと、「輸出より痛かった。あれっ・・」と言います。

    それも言うなら、採血でしょ。

    でも、身体に入るのが輸入血なら、出ていくのは輸出血。

    輸血、採血という専門用語には、統一性が無いことに、いま気が付きました。

                           2010年4月23日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.04.20

    かんがるうっ子 ヘビージョーダン

    子どもがサバイバルの本を読んでいます。

    無人島でのサバイバルは、ネズミやカエル、ミミズ、バッタ、セミの幼虫などを食べると書かれています。

    それを聞いていたおかあさんが「セミ?あんなバリバリしたもん、食べられへんで。」と言います。

    わたしが「セミとちがうやろ、セミのようちゅうやろ。ようちゅういして聞かな。」と訂正しますと、「そんな冗談は、むし(無視と虫)!」と逆襲されました。

    ヘビー(重苦しいと蛇)なジョーダンは、これでおしまいです。

    ナナだけが、寒そうにふるえていました。

                           2010年4月20日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.04.18

    かんがるうっ子 ハンバーガーが3つ

    子どもと、駅前のハンバーガーショップに入りました。

    セットを2つお願いすると、1250円。

    お金を払う段になり、「親子割引キャンペーン」に気づき、チェ~ンジ。

    セット1つと単品1つにすると950円。

    やったね。

    待っていると、ポテトが2つに、ジュースが2つ。そして、ハンバーガーが3つ。

    こっ、こっ、これは、無理でしょ。食べられません。

    ナナとハッちゃんのおみやげにするにも、子どもは塾に、おとうさんは今から会議です。

    しかたなく、その場でどうにかすることにしました。

    結論は、ふたりで1個半づつ分け合うことになりました。

    「親子割引キャンペーン」とは、親子ふたりしてメタボになるキャンペーンのようです。

    (理解できずに、注文しすぎただけでしょ、の陰の声)

                           2010年4月18日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.04.17

    かんがるうっ子 はしを作るのは

    自然学校のスケジュールが話題になりました。

    「はじめに、はしをつくるねん。」と、子どもが言います。

    「へえ、ぎょうきみたいやねえ」と、おかあさん。

    「それって、姿勢のいい人のこと?」と、おとうさん。

    「ひとをころすどうぐ?」と、また子ども。

    こうして、家族の会話は、混線し、深みに入ります。

    子どもが作るのは、「お箸」

    おかあさんがたとえたのは、「行基上人」

    おとうさんのは、「行儀」

    そして子どもに戻り、「凶器」

    でも、橋を造った行基上人は、行儀のいい人だったでしょうし、ひとを殺す凶器を槌やノミに持ちかる事を勧めた人だったのでしょう。

    自然学校ものは、まだまだ続きます。

                           2010年4月17日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏 

  • 2010.04.16

    かんがるうっ子 以心伝心

    朝食の時に、ナナの話をしますと、玄関からタイミング良く「くうん」という声が聞こえます。

    「おとうさんとナナは、以心伝心やねん。」と言いますと、子どもが「横からおかあさんがにらんでいるのを感じるのは、それも以心伝心?」と聞きます。

    それは、「さっさと食べなさい!」という殺気でしょ。

    「以心伝心はね、線でつながってなくても、お互いの気持ちがわかること。まあ言えば、携帯がお互いの頭の中にあるようなもんやね。」と解説します。

    「それって、テレパシーみたいなもん?」と言いますので、「そうそう。テレパシーです。それでは今から練習です。おとうさんがテレパシーである言葉を送ります。何と言っているのか当ててください。」と、子どもの顔を見つめます。

    しばらくして、「わからんわ、忙しいし。」と冷たく回線を切られてしまいます。

    それでは以心伝心でなくって、異心断心でしょ。

                           2010年4月16日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏 

  • 2010.04.15

    かんがるうっ子 ヒグマがでたら

    「ゴールデンウィークが終わったら、自然学校やねん」と子どもがつぶやきます。

    「ヒグマがでたときの練習をしときよ。」と言いますと、「えっ、ひぐま。」

    ここまでは外来の男の子の会話と同じ流れです。

    子どもはその後、「どうしたらいいか、わからんわ。」と言います。

    「だって、逃げると興奮させるし、死んだまねすると食べられるし。」

    「答えは、友だちの後ろに回って、友だちを前に押しやることです。」と、定番のお笑いで攻めますと、「自分が食べられるのは嫌やし、友だちが食べられるのもかわいそうやし。」と、本当に困った表情。

    あなたは、やさしい子どもです。

    ヒグマが出たら、携帯電話でおとうさんに連絡をしてください。

    車に乗れば、3時間たらずで助けにいけると思います。

                           2010年4月15日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.04.13

    かんがるうっ子 漢字を使って

    子どもが、「今度なにの係りになったと思う?」と聞きます。

    「いきもの係かなっ?」と適当にみつくろいますと、「ちゃう。けいじ係」と言う答え。

    「えっ、そしたら、誰が泥棒係なの?」と聞きますと、「だから、紙を貼ったりの掲示係」と答えます。

    日本語は、本当に難しいものです。

    5年生なんだから、これからは漢字を使ってお話をしてくださいね。

                           2010年4月13日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.04.11

    かんがるうっ子 ピヨピヨ

    子どもが自動改札口を通りますと、「ピヨピヨ」という機械音が流れます。

    「あれっ、いま鳴いた?」と尋ねますと、「自動販売機の音やから」と言います。

    大人用の切符と子ども用の切符の違いを知らせるための警告音なのですが、自動販売機の音ではありません。

    電車に乗るたびにジュースや、アイスクリームが改札口から出てきたら、太ってしまいます。

    児童販売機だったら、反対に食費がかさんで仕方ありません。

    改札を通るときには、どんな機械なのかよく注意しましょうね。

                           2010年4月11日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.04.10

    かんがるうっ子 無神経な子

    お散歩の後、ハッちゃんのカラダをふいて、家の中に入ろうとしますと、玄関の鍵がかかっています。

    呼び鈴をならしますと、ナナが吠えます。

    少しして出てきた子どもが「ゴメン、また閉めてしもうた。」

    そして「無神経やねん。」と言います。

    「無神経??。それって無意識ということ?」と尋ねますと、「そうそう、無意識、無意識。」と答えます。

    無神経よりも、無意識のほうが許せそうですが、おとうさんを外に閉め出さないように気をつけてくださいね。

                           2010年4月10日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

19/21